野菜作りの天才


「ポキ、パキ」

おばあちゃんと野菜の収穫

真っ赤なトマトをじっと見る

おなかがすいてきた

「食べたい」

でも、私ひとりだけ食べたら何か悪いしな

「いいや、食べよ」

おばあちゃんには悪いけど

とうとう食べてしまった

「カプッ」

果物みたい

本当に野菜なの?

「カプカプッ」

「あっ、いけない、食べすぎ」

さすがおばあちゃん

おなあちゃんの作った野菜は最高だね

     

<解説>

私の娘は、幼い頃から山野を歩かせたせいか、木の実や山野草、山菜に至るまで何でも好みます。
中でも、キイチゴや桑の実、アケビ、山ブドウ等には目がありません。もちろんミズや蕨、タラの芽、茸、等も自分で採取できます。
もしかすると、私の故郷の母の畑など、その延長のような気分でいるのかも知れませんが、普段食している野菜がどのように栽培されているのかなど全く知らなかったり、虫食いや形の悪い野菜など食べ物じゃないと思っている子供が増えた昨今、逆に嬉しく思っています。
この詩の背景は、娘が小学5年生の時、初めて独りだけで長距離電車に乗り、私の故郷へ遊びに行った時の出来事です。

   

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