韓国語の学習は入門・初級に関しては、だいぶ情報が増えてきています。 しかし中級から上級にかけてはまだまだ情報が不足しています。ここでは中級・上級者の学習の参考になる情報を提供しようと思います。そういう僕身もまだまだ発展途上人ですので、勉強中です。これを読んでいる皆さんのなかで、よりよい勉強法をご存知の方はぜひ教えてください。
| 1 | 辞書 |
| 2 | 学習書 11/21 |
| 3 | 東亜日報 |
| 4 | KNTV |
| 5 | NHKハングルニュース(ラジオ) |
| 6 | 翻訳のツール |
| 7 | 小学館朝鮮語辞典をよみがえらせる方法 7/24 |
| 8 | 韓国の新聞を読む法――韓国語の勉強にいそしむ忙しい皆さんへ |
とにかく小学館「朝鮮語辞典」これにつきます。例文が自然な韓国語になっていていいです。類義語の微妙な使い分けなどのコラムが大変有益です。 このコラムをノートに写して勉強すれば中級者にとってはよい勉強になるでしょう。高いし、装丁が弱いのが難ですが、中級学習者は必ず持たないといけない辞書です。
日韓辞典では教学社「現代日韓辞典」がいいです。韓国の出版社のものですので、日本では手に入りません。韓国に旅行に行かれたときに是非手にとって確かめてください。日本でよく使われている民衆書林(三修社)のエッセンスやプライムより引きやすく、語彙も豊富です。1999年の3月出版の最新のものです。2色ずりです。
大修館 「スタンダード 韓国語講座」 2〜5巻
2〜5巻は全巻勉強しました。文法が微に入り細を穿ち解説されていて、文法の面白さを味わわせてくれる本です。特に「作文」、「解釈」の2巻は今でも手放なせません。手元において辞書代わりに使っています。このような本がこれからもっと出版されるといいですね。外国語を学習するということの基本的な姿勢をこの本から教わった気がします。
三修社 権在淑 「これからの朝鮮語」
個人的に韓国語を教えたことがありますが、そのときに使ったテキストがこれです。文法的な積み重ねがしっかりしていることと、使える例文がふんだんに盛り込まれているという2つの条件を見事にクリアーしているすばらし本。巻末の単語集も初学者にはよい材料になります。よく工夫されたいい本です。
インター出版 韓誠 「韓国語表現が楽しく身につく本」
中級から上級に実力を押し上げる時に必要な本。僕はこの本を通訳ガイドの試験のを受ける1年間、ぼろぼろになるまで勉強しました。他にもインター出版からは中級・上級者向けの問題集が出版されています。くわしくは「ハングルネット」へ。ハングルネットのアドレスはリンク集をごらんください。
栢伸出版社 李允子 「ベストフレンド 韓国語会話」 11/21
これは上級者向きと言うよりは初級者向き。なぜ紹介するかといえば,130ページからの「韓国語と日本語の表現の違い」というコーナーで,僕のホームページや「韓国語上級表現ノート」からの引用が大々的に取り上げられているからです。著者から事前に打診もあり,了解しています。この本の工夫があるところはCDです。左の耳から日本語,右から韓国語というふうに分離録音されています。認知的科学的に記憶しやすいのかどうか大変興味のそそられる部分です。
アルク 梅田博之監修 イ・ユニ著 「リスニングマスター」 11/21
これはいいです。リスニングということをしっかり考えたテキストで,中級者には必要な本です。リスニングの勉強の仕方がよく分かります。この本を利用するとリスニングの上達が早くなるのではないでしょうか? ちなみに僕が個人的に韓国語を教えている脱初級の学習者とこの本で勉強しています。
アルク 韓国語ジャーナル 11/21
こういう本が生まれたことをまず祝福したいです。素晴らしい。この本のCDを聞き込めばリスニングの力が付くはず。話題も硬派軟派とりまぜて楽しい話題で構成されていて,聞いていてあきません。こういう教材が増えると日本の韓国語教育もぐっとレベルアップしますね。留学しなくても十分リスニングの力が付くと思います。僕もこのCDは活用しています。「通訳翻訳演習コース」の授業でも何回か使いました。林周禧さんの声にはしびれますね。韓国語の発音の美しさが堪能できます。
日本語クリニック 日本語バンク(韓国の出版物)
これは韓国の本。旅行した時に購入しました。韓国の日本語上級テキストがわれわれ韓国語を勉強する日本人にも有益です。日韓であれ韓日であれ、日本語と韓国語の微妙な表現の差に関して取り上げている本は、役に立ちます。そういう意味では、韓国で出版されている日本語教本にもっと関心を持たないといけないのかも知れませね。これを読んでいる方で、韓国で出版されている日本語上級読み物で面白いものをご存知の方は是非教えてください。
2000年になってから紙面もさらに見やすくなりました。活字が少し大きく鮮明になりました。通訳翻訳をめざすなら、まずは東亜日報を読みこなす力を身につけなければなりません。新聞の購読もできますが、インターネットを通して最新の情報を得ることもできます。僕は社説は毎日読んでいます。東亜日報の音読が最近の僕の勉強の中心です。
日本で外国語として韓国語を身につけた者の最大の弱点が聞き取りになります。聞き取りの練習に最適なのがKNTVです。僕も毎日見たいところですが時間がなくてなかなか見られません。せめてMBCニュースだけでもと思っています。余裕があれば毎日しっかり見たいですね。まだ子供が小さいので、なかなか家の中での時間も自由に使えないのが痛いですね。
KNTV同様、聞き取りの練習。KNTVよりいいのは、毎日10分間だけというところ。僕は毎日留守録をセットしておいて、60分テープの片面ずつ3日間で録音して、毎日の通勤時間にウォークマンで聞いています。これは絶対に力がつきます。通訳というのはテレビニュース程度の内容を聞き取れなくてはいけないのだと思います。日常会話はもちろんですが、日常会話の訓練と並行して、ニュースの聞き取りと通訳の訓練を日々していくべきだと思います。インタースクールの通訳本科でもKNTVとハングルニュースはよく聞き取りの教材として用いられていました。
国語辞典
韓日の翻訳の場合は辞書を引く80%以上は「国語辞典」ですね。とにかく日本語で苦労します。適切な日本語を探して、広辞苑、大辞林はもちろんのこと、数冊の辞書を箱から出して、引ける状態にしています。中でも特に次の2冊にお世話になっています。
角川「類語新辞典」
これは韓日の作業の時は必須です。語彙が豊富で用例まで出ていて大いに助かっています。索引が少々使いにくいですが。この本の韓国語版があれば飛びつくところなのですが、韓国語の類語辞典でいいもの、だれかご存知でしたら教えてください。
学研「現代新国語辞典」
広辞苑や大辞林にはない類義語の使い分けの記述が豊富で役に立ちます。学習用の辞書としては「新明解」がやたらに有名ですが、(「新明解」ももちろんいいのですが、見にくいのが難です)学研のこの辞書は親切で見やすくて、今のところ僕が一番よく引く辞書です。「いじょうなし」と言う時の「いじょう」は「異常」か「異状」でもこの辞書が一番適切な答えを出してくれました。
学研 「Super 日本語大辞典」 CD-ROM 11/20
学研の「国語大辞典」は現代の文芸作品や新聞からの用例が豊富で、まえまえからほしいと思っていました。そのCD-ROMをついに買いました。驚き、感動です。国語辞典としての面白さは言うまでもないことで、特にこの学研の特色である生きた実際の用例は、翻訳の時に役に立ちそうです。
特にうれしいのが「シソーラス」。「シソーラス」は今まで角川の「類語新辞典」を愛用してきましたが、これからはこちらの方をよく使うことになりそうです。ボタンひとつで何十、何百の類語が出てくるのは感動的です。他に「漢和大辞典」「ことわざ辞典」「カタカナ語辞典」も入っていて、検索の時に縦横に関連事項をひっかけてくれます。
パソコンをいじっている時に本の辞書を手にとって引くのは、時として面倒くさいものです。そういう時、ハードディスクに読み込んであるこの「Super日本語大辞典」でパッと検索。これから病みつきになりそうです。「広辞苑」のCD-ROMもハードディスクに入れていますが、それよりずっと検索の内容がバライエティーに富んでいていいですね。
辞書以外にも、「百人一首読み上げ」や「漢詩朗読」など、楽しい機能がいっぱ入っていて、国語教師としても大いに参考になります。
「大韓民国地名便覧」日本加除出版
戸籍の翻訳の依頼を受けたとき、もしこの本を持っていなかったらと思うと、ぞっとします。事前に持っておいてよかったと、胸をなでおろしました。それほどこの本は、戸籍、住民票の翻訳には欠かせないものです。翻訳者としては、索引に漢字が併記されている地図帳も持っておきたいものです。(僕は持っていません。次に韓国に行く時には必ず買うつもりです。)
とにかくすばらしい辞書です。しかし高いです。そしてけしからんことに本のつくりが弱いのです。すぐにさばけてきます。小学館はどうしてもっとまじめにしっかりした本を作らないのか、怒りがこみあげてきます。この辞書は付録も充実していて、よく使います。だからよけいにはしのページからはずれそうになっていきます。表紙と辞書本体が分離しそうになって、引くたびに不安になってきました。そこで思い切ったことをしてみました。もしこの辞書で同じ悩みを持っている人がいたら、即実行すべし!
一言で言うと、辞書本体と、表紙の軟質ビニールを背のところで密着させようということです。研究社の辞書がよくやっている形態です。
手順@ 辞書の表紙ののどの部分をカッターナイフで切ります。注意しないと表紙にきずがつきます。表紙だけです。ハングル早見表のところですよ。裏の朝鮮半島全図の方はそのままです。
手順A 辞書本体の背中に接着剤をしっかりつけます。注意:軟質ビニール用の接着剤でないとだめです。かわいても軟らかいものでないといけませんから、必ず店員さんに確認して買ってください。僕はコニシの<ボンド/ビニール用、透明/軟質ビニール,塩ビレザー用>というボンドで大成功でした。
手順B 辞書本体と表紙をしっかり密着させて、貼り合わせる。上の表紙に2ミリ程度のはみ出しができるが、全然気にならない。3時間ほど、乾かして完成。ボンドのにおいも1,2日すると消えて気にならなくなります。
ぼくはこの方法で辞書をよみがえらせました。しっかりとした手ごたえで、安心して引けます。「2冊目を買おうかなぁ、高いなぁ、どうしよう」と悩まなくてよくなりました。
最近この辞書の何刷目か知らないけれど、表紙の字が金色に変わった。小学館よ、表紙の字の色なんか変えなくてもいい。装丁を丈夫にしなさい。せっかくの中身のいい辞書が泣いている!愛用者が泣いている!
12/1
「小学館の辞書をよみがえらせる法」に関して、今までお二方から、うれしいメールをいただきました。お二人とも成功して喜んでおられます。実は僕、この方法に味をしめ、他の傷んできた辞書をどんどんこの方法でよみがえらせています。
プライム韓日辞典。これもいい辞書ですが、小学館と同様、表紙と本体がばらばら事件。
学研「新国語辞典」。これは僕が教室にいつも持っていく辞書。酷使しています。やっぱり表紙と本体、ばらばら事件。
角川「必携国語辞典」。これも僕の授業の必須ツール。やっぱりばらばら事件。
上の3冊と小学館をあわせて、愛用の4冊がいずれも、同じ現象。それをみな同じ方法、同じコニシのボンドでしっかり本体と表紙を接着。がっちりした手ごたえに生まれ変わって、元気100倍。現役で活躍しています。
それにしても、辞書は弱い。とくにのどの部分(表紙と本体の接着部分)が弱すぎる。分厚い本の宿命とはいえ、もうちょっとなんとかならないのか、という気がします。(その点、「広辞苑」はえらいな。あんたは強い。)辞書は中身が大事だけれど、引いても引いてもへこたれない、タフなたくましい辞書でなくっちゃ、ね。
12/2
今日大変な発見をしてしまいました。僕の第1の辞書は小学館「朝鮮語辞典」です。第2の辞書が学研「現代新国語辞典」です。この2冊とも、さばけてきてコニシボンドで接着したことは上で報告したとおり。この愛用の2冊の奥付けをみてビックリ! 両方とも製本が「牧製本印刷株式会社」になっているではありませんか。よりによってこの2冊が。
牧さん、ねぇ、ちょっと、しっかりしてよ。
2002.12.29
小学館の辞書(12刷、2002.5.10発行)を買いました。迷いに迷って買った2冊目です。この12刷版、装丁が変わっているんです。上で書いて『韓国語上級表現ノート』でも書いた、辞書の修復法ができなくなりました。つまり、最初から辞書本体と表紙が、背表紙のところでピッタリとひっついているのです。
小学館さんが僕の書いたものを見たのかもしれません。時間的なことでいうと、僕が書いて公表した方が早いです。
辞書の装丁が改善されたことはうれしいことです。が、背表紙のところがピッタリひっついたぶん、どことなくヤワな感じになってしまっています。以前の装丁と12刷版とどちらかいいのか、強いのかはまだ分かりません。次は中身の改訂に期待したいですね。
2003.07.24
昨日(7.23)ある信頼できる筋から得た情報です。小学館の人が僕の『韓国語上級表現ノート』の「小学館の辞書をよみがえらせる法」を読んで痛く気にしていたそうで、それが12刷での装丁の改良につながったということです。この辞書の編集にかかわった先生がおっしゃっていた話ですので、信頼できます。うれしいですね。
8、韓国の新聞を読む法――韓国語の勉強にいそしむ忙しい皆さんへ
今のところ僕の勉強のほとんどが韓国の新聞を読むことに当てられています。ただし忙しいので机に向かってじっくり取り組む時間がほとんど持てません。毎日の通勤電車の中が僕の勉強部屋になっています。ここでは韓国の新聞のより効果的な読み方、といっても語学的なことではなく単なる方法の話ですが、自分の体験をお話ししてみることにします。よりよい方法をご存知の方は、是非教えてください。また感想などもお聞かせください。
@ノートにはる
韓国の新聞を適当に面白そうな記事を選んで切り取り、ノートに貼っていきます。たくさん貼る必要もなく、一日分で2〜3本の記事で充分です。全面にべったりのりをつけるとのりがもったいないので、上の一辺だけのりづけします。なぜノートに貼るかというと、電車の中で読みやすいし、 繰り返し読みやすいからです。それに赤ペンで分からない単語をチェックし、あとで辞書で調べるのに便利です。余白に単語を書き出して単語帳の代わりにもなります。ときどき以前のものをぱらぱら見返したりして、チェックを入れた単語を忘れないようにします。
Aインターネットでアクセスし、面白そうな記事をプリントアウトします。僕の場合はその日の気分で東亜、韓国、中央、朝鮮日報を選びます。僕のホームページのリンク集にアドレスがありますので、利用してください。一日だいたいA42〜4枚分です。プリントアウトしたものをかばんに入れて、電車の中などその日一日繰り返し読みます。分からない単語は辞書で調べます。余白に単語を書き出すのはノートの場合と同じです。家に帰って穴をあけファイルにとじます。ひまな時に以前のものをぱらぱらみるのもノートの場合と同じです。
多読、乱読を目的とする場合は新聞をそのままじゃんじゃん読むのもいいと思います。以前僕もそうやったのですが、失敗しました。結局読みがいいかげんになってしまいました。調べることも、後から見直して暗記につなげることも。だから少々めんどくさくても、手をかけて上のような作業をしています。@とAの比率はだいたい3対1ぐらいです。大変順調で、楽しいです。せっかく読むのですから確実に自分の力にしなくっちゃ、ね。
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