『冬のソナタ』は最高の会話・聴き取り教材 040919改訂 051028

 

ペヨンジュン宛のファンレターを韓国語に翻訳してほしいという依頼を受けたことがあります。
一旦お断りしたのですが,その後電話で直接その依頼主とお話しているうちに,自分で飛行機でソウルに持って行く,飛行機はすでに予約してある,直接ペヨンジュンのマネージャーに手渡す,などいろんな事情が分かってきました。またその手紙の内容が,通り一遍のファンレターではなく, 『冬ソナ』が今の日本になぜ必要か ,いかにすばらしいか,またペヨンジュンが日本に来るときの注意点や今後のアドバイスなど,きめ細かな配慮と思いやりに満ちたものでした。その手紙の内容と熱意におされて引き受けしました。そしてその人の情熱が伝染して僕も 『冬ソナ』のDVDを買い込むことになったのでした。

ドラマの感想などは別の機会にするとして,ここでは『冬のソナタ』を使った学習方法を紹介したいと思います。

 


 

『冬のソナタ』はドラマとして傑作であるだけではなく、会話聴き取り教材としても優れています。

『冬のソナタ』がいかに会話聴き取り教材として優れているか思いつくまま列挙してみると、
 

@珠玉のような名セリフ。含蓄のある応用のきくセリフがたくさんちりばめられています。

Aストーリーの展開が早く、セリフの空白部分が少ない。『秋の童話』だと涙涙でセリフのない時間が多すぎます。

B登場人物のセリフがそれぞれ聴き取りやすい。 『美しき日々』は言い争いの場面が多く,聴き取りにくいです。またイビョンホンも,低い声でボソボソしゃべりますので聞き取れません。トータルとしてセリフがバランスよくしっかり聞き取れるのは『冬ソナ』が第一です。

Cシナリオ対訳集が発売されていて、セリフの確認ができる。※

Dシナリオ対訳集の訳がよい。名訳です。

Eト書きも、人のしぐさやの言い表し方として参考になる。

Fセリフのない部分に主に韓国の曲が入っていて飽きない。……
 

 

他にも会話教材としてよいドラマや映画があると思いますが、これだけの好条件がそろっている材料はそうないと思います。また韓国ドラマにありがちな、言い争いやののしりあいなどが少なく、通勤電車で聴いていても疲れませんし、飽きません。
 

 

思い切ってDVDを全部買いましょう。そしてMDに録音します。それをシャドーイング※しながら聴きます。つまり俳優になりきってセリフを言ってみるのです。ただ単に 聞き流すだけでは,語学の勉強として『冬ソナ』を活用したとは言えません。シャドーイングして、自分の口でペヨンジュンやチェジウのセリフを言ってみましょう。

 

 

画面なしの音声だけで聴くと,またいろんな発見があり,味わいも深まります。
 そして俳優がみな聴き取りやすいきれいな発音をしていることにも改めて気づかされます。

 

 

シナリオ集を見ながら聴くだけでも力になりますし、対訳の日本語を見ながら、韓国語を聴くという方法も、<日本語⇔韓国語>の置き換えの勉強になります。耳だけでなく文字として見ておくと記憶の定着につながり、正確になります。
 

 

聴き取りと会話表現両方の練習にもなりますので、大金をはたいても元は取れます。味気ない会話テキストよりよほど効果的な学習ができます。

DVDの録音とシナリオ対訳集のフル活用で聴き取り力と会話力が付きます。

 

 

韓国情緒に浸りながら、聴き取りと会話力が付くのはうれしいことですね。

 

 

 

※<『冬のソナタ』で始める韓国語 〜シナリオ対訳集〜 > 訳者 安岡明子 キネマ旬報社 20031125日 初版発行

 

※「シャドーイング」とは「聞こえてくる音声を,遅れないように,できるだけ即座に声に出してついていくこと」です。

 

★ファンレターの翻訳など,一切引き受けていません。冒頭に書いた事例は例外中の例外。

 

◆DVDの音声をどうやってMDに録音するのか? という質問を何件か受けました。

その時のお答えです。051028

 

「DVDをMDに録音する方法ですが,
 僕は再生しながら,スピーカーの前にマイクをおいて録音しました。
(録音できるMDプレイヤーでないといけません。できれば外部マイクを使った方がきれいに音が拾えます。)

 このような最も原始的な方法ですが,これが簡単で確実です。

 生活音(くしゃみ,電話)など適度に雑音が入った方が
 「あっ,このあとくしゃみの音がする」というふうに,記憶につながりやすいものです。

 案ずるより生むがやすし,完璧を目指すことなく,とにかくDVD1枚,この方法でやってみてください。
 結構きれいに録れます。


 

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