韓国語<通訳・翻訳>小辞典「発音・聞き取り編」080611更新 韓国語の発音で苦労しています。通訳をする上で特に注意しなければならないことを中心にまとめてみました。少しずつ書き加えていきます。新しい項目を上から書き加えていくことにします。NHKハングルニュースは略してNと表示します。 6/9文字化け修正版ですが、文字化けはないでしょうか? タグの設定などできなくなってしまいました。見た目が悪いですが、書式の設定うまくいきません。


개 시군이

これを[오개시구니]と発音していました。다섯개と思っていたのですが,KBSニュースのインタビューの中で[오개]とはっきりいっています。同じニュースの中でアナウンサーは다섯개と言っていました。

창고

「倉庫」のことですが,韓国語発音辞典(地球文化社)でもチャンゴとなっているのに,KBSのアナウンサーの発音は[チャン’コ]とコは濃音でした。前々から気になっていた発音でしたが,繰り返し繰り返し,[チャン’コ]と言っていました。

1호 2호

授業で韓国のニュースを聴き取る場面。
부물 호 인 흥인지문이 〜」(宝物第○号の興仁之門が〜)というのが出てきました。일호1号)だと思って,そう訳しましたし,スクリプトもそうしました。ところが韓国通の人から「国宝1号は南大門のはずでは」という質問が出ました。
「そうですね。そうそう,国宝1号は南大門ですよね」ということになり,「じゃもう一回みんなで聞いて確認しましょう」となりました。

結果,「ああ,2号ですね。訂正してください。」という流れになりました。その場はみなさん納得なさって,授業終了。

家に帰って早速調べてみました。そうすると次のような事実が判明しました。

国宝1号は南大門(崇礼門),宝物1号は東大門(興仁之門)

ということは,일호でよかったんです。国宝と宝物というのは別だということを知らなかったということから来る間違いでした。1号は南大門という知識が耳の障害になったのです。虚心坦懐聞いたときは「일호」と聞こえ,知識があるときは「이호」と聞こえました。私だけではなく,通訳翻訳演習コースの応用班の皆さんが,「이호」と聞いたのです。

確かに「일호」「이호」は聴き取りにくいです。이로이호の違いはほとんど区別できません。

「聞き取りは耳だけでするものではない」という,常々僕が言っていることの「マイナスの影響」でした。

행방불명자 チョン 여덟명」 となると,行方不明が「1008人」か「合わせて8人」か分からない。総8人なんて言い方を日本語ではしないから,自然に「1008人」に引っ張られてしまいます。これはものすごい差です。と聴いてしまうと,どんな場合も1000の差が出てしまうという恐ろしい間違いになります。の聴き取りは正直言って不可能。文脈上でも推測がつきにくいですから,これは大変。
ただ総括して数字を言う場面では,数字の前に(総)がつく可能性があるということを念頭に置いておかないといけないということです。中には총천명(合わせてなんて1000人)なんてかえって分かりやすいのも出てきたりします。

오늘

こんな簡単な単語も聴き間違えてしまいます。何日までというような情報がいくつも出てくる文脈で,오늘까지を5일까지と聴き間違える人が出てきます。簡単な単語にも注意が必要です。

0.14%

영점〜」というやつ。これを4.14%と,「4.〜」と聞き間違えている人がいて,これまた「納得」。「(ヨン)」を日本語の「よん」と聞き間違えているのだから,素直といえば素直。聞き取りの訓練を始めた初期には,いろんな間違いが出てきて,興味深いです。

계속해서

계속해서」を「계속,계속」と聞き取っている人がいて,「なるほどよく似ているや」と思ったしだい。普段から韓国語を聞きなれておかないと,とんでもない間違いが出てくるものです。でも,言われてみるとよく似てるね。

국영TV

국영TV」(国営テレビ)を「구경TV」と聞き間違いしている人がいました。「구경TV」はちょっと変ね。「TV 구경」ならありえますが。
は聞き取りでよく引っかかります。「운영」(運営)と「운용」(運用)などは文脈上も区別がつきにくいですから、聞き分けるのは至難の技。

330여명

というのにいつも泣かされます。どうして韓国人はこんなにが好きなんでしょうか? 数字の後にを入れるのが普通といっていいほどが入ります。ただでさえ数字の聞き取りは難しいのに。
さて具体例は、330여명。これを書き取るとき、331명とした人が複数いました。察するに、삼백삼십の後に何かが入っているのが聞こえたのでしょう。それも i 系列の何かが、具体例としては332とした人はいませんでしたが、いても不思議はありません。
、この連音、組み合わせが難しい。例えば「12여억만원」「21여억만원」「22여억만원」、こういうやつね。
とにかく십여명, 백여명という組み合わせをいつも意識していないと、いけません。の場所に만원억만원が来ることも多いです。

육상 자위대

ニュースのディクテーションで、「육상 자위대」(陸上自衛隊)を「63자유대」(63自由隊)と書き取っている人が複数いました。まず「육상」これを「육삼」と聞き間違えています。これは大いにありうることで、パッチムのㄴㅇㅁの聞き取りは大変難しいところです。しかも、「육상」という単語は日本人学習者はあまり耳にしない単語、육상より육삼빌「63ビル」のほうがよく接しますから、そちらにひっぱられた。そして「자위대」も耳になじみがないから자유대かと思ってしまう。と、いろいろな原因が重なってこのような間違いにいたったのだと推測がつきます。
聞き取りの訓練は、こうしていろいろな間違いを犯して力がついていくものだと思います。大いに間違ってほしいと思います。

(補足書き足し)

接尾辞的に使われるー병(病)は[]、でも疾病というときは[질병]で[ビョン]。疾病というときは接尾辞ではなく一つの単語だからでしょう。「ー」にもこういう例が多くて、瞬間的に判断して発音していかないといけ ません。で慣れてしまうと、チルビョンはなんか違和感があって‥‥。

발병―― [발병] と発音したら「発病」, [발뼝]と発音したら「足の病気」

성적 ―― [성적] と発音したら「成績」, [성쩍]と発音したら「性的」

지적――  [지적] と発音したら「指摘」, [지쩍]と発音したら「知的」

칠곱시

ある韓国語初級者の間違い。時間を言うときは漢数詞か固有韓国語数詞か迷うのはよくあることで、時間を言うときの最難関です。それで見出しのような間違いを聞いて、「なるほど、初級学習者の心理をよく反映した、すばらしい間違い」と、一人で感激した次第です。この間違いはすばらしい。

신랄히,  존엄

これは「発音編」というより「聞き取り編」かな。
僕の「通訳翻訳演習コース応用班」での授業のこと。聞き取りの訓練中。
신랄히」というのが出てきているので、授業の準備の段階から、「これは皆さん引っかかるだろうな、と思っていました。ところが、指名した留学体験のある若い女性の受講生はいとも簡単に신랄히を聞き取ったので、 感心しました。で、「意味は?」と尋ねると、ここで詰まってしまいました。他の若い(20代半ばぐらいとおぼしき)5、6人の受講生にも当てましたが、皆さんだめ。

ここで30代とおぼしき女性お二人に当てると、「辛辣に」と正解が出ました。

なるほどな、と思いました。留学などして耳から韓国語をたくさん入れている人は[실라리]비난했습니다とはよく耳にする形なのでしょう。だから耳がついて行ける。意味もだいたいわかる。けども、その[실라리]が本当は「신랄히」で「辛辣に」だということが正確には知らない。

日本で勉強して文字から「辛辣に」→「신랄히」を学んでいる人には、[실라리]はかなり難度の高いハードルです。ましてや신랄히を見たこともない人がこの単語を聞き取るのは至難のわざ。というか、 無理ですね。

今回の신랄히の聞き取りによって、韓国語の学習歴によって弱点が人それぞれちがうのだな、ということを改めて確認した次第です。

존엄も全く同じ現象でした。인권に関するニュースでした。[조넘]の聞き取りができる人が、正確にその漢字がわかっていない。つまり正確な日本語訳「尊厳」出てこなかったということ。

聞き取りだけではなく、語学学習の上級になると、それぞれ自分の弱点をしっかり把握して、それを補強する勉強をしていかなければなりません。

수게 암게

これなんと発音するんでしょう? インテリネイティブ3人に聞きましたが、3人とも意見が違いました。平音、濃音、激音と3種類の意見が出ました。韓国人でもこれだけ意見が分かれるのか、と改めて驚いた次第です。さらには수, 암の古形にはがあったので激音化するのではないかと僕が聞くと、はっきりと否定なさる方もいらっしゃいました。日本語でも揺れのある発音はあると思いますが、韓国語でのそういう揺れが確認できました。それに特殊なものは個人差が出るのだと思います。
実際は激音だと思うのですが、どうですか? 수케, 암케だと思いますが、これをごらんになっている方どうですか? 

こじんまり

どのページに書けばいいのかわからないけれど、下の「欠席」に似ているのでとりあえず、ここに。韓国から来た生徒の日本語習得の授業で、「こじんまりした〜」というのが出てきて、僕は「아담한〜」と訳したら、아담한 という単語を知らない中学1年生が「거짓말」と思ったというばかばかしい話。すいません。

사법

〜法という意味のはほとんどすべて濃音化して'법と発音されます。ところが最初から一つの単語として構成されている〜法は濃音化しません。司法はサボプです。〜(病)についても同じようなことが言えます。〜病は濃音化しますが、질병はビョンです。

通訳コースのヒアリング課題。「410억달러」というところを「415달러」と間違っている人がいて、なるほど、십억달러십오달러は聞き間違いやすいと気がついた。
これはもう耳だけで聞き分けるのはちょっと無理かも知れない。耳よりも、前後の文脈から、410億ドルか415ドルかの常識で判断しないといけませんね。結局、音を拾うことだけに必死になって意味を考えていないから聴き間違えるということになるのですね。日本語じゃ400億円と400円を間違う人はいないわけですから、耳の問題じゃなく、文脈を理解しながら聞き取っているかどうかということが大事です。

액수

通訳コースでの聞き取りの練習中。「액수가 많은 사람은 〜」という部分を「Xが多い人は」と訳した人がいた。確かに韓国語ではXが日本語よりよく使われる。ペケではなく엑스。マルバツ問題というときも「OX문제오엑스문제とうぐらいだから。だからか액수をXと間違えてしまった。聞き取りではの区別はできない。だから액수엑스の区別ができない。それに文脈も、数字に関することで、いけないこと、となるとXか、という判断が働いたのだと思う。正解は「額の大きい人は」。

僕自身、とんでもない聞き間違いをしたり、簡単な単語が、先入観のために全然耳に入らなかったりという経験をしょっちゅうしているので、受講生の間違いも大変参考になる。
間違いには理由がある。
その理由をピックアップして100例でも挙げることができれば、何か見えてくるかもしれない。
これからも間違いの収集をしていこう。

ㄹ일

ご存知、할 일[할릴] 同様に볼 일[볼릴]。しかし일일(一日)なら [이릴]。では次のような文脈では?
본질적인 일일수도 있다
この場合も[이릴]。ちょっとややこしいね。

ついでに言えば、「いちいち」と言う場合は「일일히」で発音は[일리리]

6/22付け足し

さらに韓国の110番にあたる112は「일일이」で発音は[일릴리]。こりゃややこしい。

接尾辞的に使われるー병(病)は[]、でも疾病というときは[질병]で[ビョン]。疾病というときは接尾辞ではなく一つの単語だからでしょう。「ー」にもこういう例が多くて、瞬間的に判断して発音していかないといけ ません。で慣れてしまうと、チルビョンはなんか違和感があって‥‥。

○○하게

語学教室の自分が担当する「通訳コース」の聞き取り教材を作っていたところ、ニュースの中に次のように聞こえる一節が出てきました。「小沢征爾氏○○하게 지휘를 맡고」。これがどうしてもわからない。カニョナゲとでも聞こえるような、‥‥だとすると、果敢にでもなければ、強烈にでもないし、慣用でというのもおかしいし‥‥とにかく華々しくに相当するような意味だろうとといろいろ考えましたが、結局ギブアップ。ネイティブの助けを借りました。

ああ、不覚。不覚の極み。クラシックファンとして情けない。これは「관현악의」が答え。

なぜこういう簡単なものがわからなかったのか?

理由は2つ。

1、形容動詞の連用形の〜하게だとばかり思っていた。〜하게をとりうる文脈、位置だったために、の可能性に思いが至らなかった。

2、관현악의 という音に不慣れだった。

わかってみるとどういうこともない、あとに지휘를 맡고が続くのだから、推測がつかなかった自分の鈍さがうらめしい。しかし、관현악의という音、繰り返し発音しても、どうも曲者ですね、つかみどころのない、聞き取りにくい発音であることは事実のようです。

 

장고장구

あの太鼓のこと。これを「장고」という人と「장구」という人がいて、いろいろ調べてみました。

辞書では<プ><小>はともに「장고」→「장구」となっていて、「장구」に詳しい説明が載っています。<>には「장구」しかありません。<>には「장구장고から来た言葉」とあります。漢字は「長鼓、杖鼓」の両方があるようです。
<標>には「장고장구の誤用」と明記されています。
つまり、現代の韓国では「장구」がスタンダードなようです。とここまで辞書の上での話。

実際に聞きまわったところ、韓国から来た中学生、高校生は全員「장구」。大人も「장구」が多いけれど、語源意識がある人はかなりまよって、「本来は장고だけれど、普通장구と言う」と説明してくれる。소고など太鼓系列の楽器はみな「()鼓」がついてしかるべきという意識が残っている人は、本来は장고という意識がある様子。

在日は圧倒的に「장고」が多かったです。これは「太鼓」の「鼓」の意識が強く、自然と違和感なく、「チャンゴ」になってしまうのでしょう。「チャング」は太鼓系列の楽器の名前としては違和感があるから自然とそうなっていくのでしょう。

舞踊の先生お二人(在日)に聞いてみました。するとこの二つに言い方を統一しようという動きがあって、「장구」に統一されるようだ、という先生。「장고」に統一されるみたいですよ、という先生。つまり統一したほうがいいという意識があり、実際そういう動きもあるらしいが、どちらに統一しようとしているのか舞踊の先生も混乱している状態。

まとめると、韓国の若い世代は「장구」。(語源意識が少ない。あるいは장구を漢字由来の言葉とは認めず特別扱いしている)
語源意識がある古い世代と、在日は「장고」。彼らは迷いつつも大勢に流されて「장구」ということが多くなっている、というのが現状です。

공공사업

僕の担当する「通訳演習」のヒアリングマラソンの課題で、こんな間違いを発見。
韓国語のニュースのテープ起こしで、韓国語は「공공사업」、これを「0045」と数字に直している人がいて、おもしろいなと思ったり、なるほど似てるやと思ったり、とっても新鮮な間違いでした。
確かに韓国語で「공공」と来れば「00」です。アタッシュケースなんかも「007(공공칠)가방」などと言いますし‥‥。前後が聞き取れなくて文脈がとれないところに、耳慣れた「공공」がきて、その後も「サーオ」と聞こえる 、これは「0045」だ、というわけです。
当の本人さん、こういう印象的な大失敗は大事なことで、もうけっして「公共事業」を聞き誤ることはないでしょう。

패자

同音異義語は漢字を(あまり)併記しない韓国語の現状では、いろいろな問題を引き起こしているだろうと思います。これなんかもよく使うのに、どうやって区別するんだろう。連覇 ー連敗。覇者ー敗者。

맨해튼

これ韓国のニュースで聞きました。わかりませんでした。ニューヨークの同時多発テロ事件関連の内容だったので、推測がつきました。辞書で確認して、一安心。でもこれじゃ聞き取れないな。実際の英語の発音にはこっちのほうが近いのかも知れないけれど。大阪弁でこう聞き返したい。「今マンハッタンって言いはったん?」

공적

これを공쩍と発音して間違いました。공쩍と発音すれば「公的」。공적と発音すれば「功績」。「性的」−「成績」と同じ関係ですね。

잠자리

잠∼짜리「チャームチャリ」と発音すれば寝床。잠자리「チャムジャリ」と発音すれば「トンボ」。

창고

これは前々から発音が気になっていました。皆さんどうですか? これ창꼬? 창고?

KBSのアナウンサーの何人かははっきりと창꼬って発音していました。複数のネイティブがやはり창꼬と発音しているのも、直接聞いています。でも、おかしい気がするな。

実際창꼬という発音が増えてきているのかも知れないけれど、やっぱりこれ、〔창고〕でしょうね。

欠席?

これは韓国から来た中学生から聞いた話。日本語の初歩の初歩だけ勉強した段階。転校してきてすぐのこと。朝会で担任の先生が「○○(生徒の名前)は欠席ですね」というのを聞いて、すごく驚いたと言う。担任の先生が、生徒に対して개새끼と言ったから……。

濃音?

最近KBSニュースを聞いていて、댐を明らかに〔땜〕と発音しているのを確認しました。そういえば、버스서비스게임、가스댄스なども、それぞれ〔뻐스〕〔써비스〕〔께임〕 〔까스땐스と発音しています。どうしてでしょう? 英語のつづりではd,g,bがどうして濃音するのでしょう。しかも、つづりは平音で書いて、発音は濃音でという、われわれ外国語として学ぶものには厄介な種が増えました。

누워서 떡 먹기

生徒に日本語のことわざを教えていて、得意になって、「じゃこれ、韓国語で何て言うか知ってる人」とまぁ、調子に乗って説明していました。で、僕がこれを黒板に書いて読むと、韓国から来た生徒が爆笑したんです。瞬間、なぜ笑われるのかわかりませんでした。2秒ほど、その生徒の顔を見て、はっと察知しました。これをお読みの方は、僕がなぜ笑われたか分かりますか?

発音は누워서 떵 먹기とㄱがㅇに変わります。で、その発音の変化にとらわれていたら、次のハードルでひかかったというわけです。つまり、누워서 똥 먹기 に聞こえたわけです。「寝たままクソを食う」と。これを冗談でわざとやるだけの技量がほしいところですが、어と오の発音はいまだに難しいです。というか今後もずっと悩まされつづけると思います。こりゃ恥ずかしい失敗。でも、印象に残っていいな。

これに이,을,은など助詞がついたらどうなるか? [비시]、[비슬]、[비슨]と発音します。두산새국어사전ではわざわざ[비즌]などと発音の注意書きが出ています。小学館には「口語体では비시,비슬とも発音される」とあります。僕は実際にはㅅで発音される場面ばかりを聞いて、まだㅈで発音されるのは聞いたことがありません。에,으로をつけても同様。[비세][비스로]。

こういうのをネイティブに聞くと、一緒におもしろがって考えてくれる人と、いやな顔をする人に二分されます。いやな顔をする人は、間違いを指摘されているようで、不愉快なんでしょうね。

さて、次の文章は「정책이 혼선을 빚은 탓이다.」<東>「政策が混乱を来たしているせいである。」빚다は「ある事態をもたらす」という時に韓国語では好んで使われる語。訳のしにくい語。こちらの発音は当然[비즌]。

성적

성적を〔성적〕と発音したら「成績」、〔성쩍〕と発音したら「性的」。これまちがえると大変です。成績一覧表が、性的一覧表に化けてしまう。セクハラ教師のそしりを免れない。おそろしや。

온라인

オンラインのことです。〔온나인〕 という発音になります。KNTVなどでは〔온나인〕 〔올라인〕の二通りの発音が行われていることがわかります。

격려

これは〔경녀〕と発音します。僕が個人的に韓国語を教えている人との聞き取りの練習の中で出てきたもの。韓国語の聞き取りの難しさはこういうところにあります。勤勉な日本人は文字で学習しますので、「격려(激励)は文字で見れば理解できるのでしょう。しかし耳で聞くとなると、聞き取れない人が多いのではないでしょうか。中級から上級にかけてのレッスンで訓練の必要なところですね。

수컷에게

さてこれを何と発音するか? @〔수커테게 A〔수커세게〕、皆さんを試すような書き方してスイマセン。僕は最初@だと思っていました。ところがAのような気もし始めて、いろいろ調べてみました。パッチムのあとの母音が意味を持たない助詞ですので、ここではAの発音が正解です。

가재요

僕は留学経験がないため、口語体に弱いところがあります。この「가재요」もあたりまえすぎて書くほどの事はないのかも知れませんが、僕にとっては新発見だったので書きます。女子学生が「집에 가재요」と言ったので、「가재요って何?」 と教えてもらいました。「집에 가자 그래요」がつづまって「가재요」となるんだそうです。なるほど。同様に어쩌라구요어떻게 하라구요です。毎日韓国から来た女子中学生たちにからかわれながら会話の特訓を受けています。

육로(陸路)

육로 북한에 갔다NHKから。この発音〔융노〕。聞いた瞬間わかりました。と同時に、あ、これ面白いと感じました。やっとこういうのが一発で聞き取れるようになってきました。やっぱり、聞き取りは経験ですね。ただのべつ幕なしに聞くのではなく、聞き取ろうと思って聞く、その質と量が必要です。

납량 특집(納涼特集)

ちょっと季節が合いませんが、真夏のホラー映画特集のことです。さて、これを何と発音するか? 〔남냥〕です。感覚的には分かりますが、その理由を説明するのはちょっと難しいですね。鼻音化現象。の前のあるいはに変化する現象。독립동닙협력혐녁など。知っている単語はいいとしても初めて見る単語にはちょっととまどいますね。  

통역

自分が通訳をやっていながら恥ずかしいことですが、これ、何て発音するんですか?〔통역〕か〔통녁〕かということです。理屈からすると〔통녁〕のはずなんですが、どうも僕の周りのネイティブにも〔통역〕派と〔통녁〕派がいて、よくわからないんです。まぁ細かいこと気にしなければ、自然に〔통녁〕という発音になり〔통녁〕と聞こえるようですが。「通訳」という仕事なだけに気になります。正確に発音しようとする場合は〔통역〕としたほうがいいんでしょうか? 法則の必然性という言い方をするなら〔통녁〕だと思いますがね。実際〔통역〕と言いはるネイティブが複数いるんですよ。

11/14書き込み。結局理屈の上では〔통녁〕です。が、言葉の揺れ、個人差があるのでしょう。あまりこだわらなくてもいいところみたいです。こだわらないといけないところも多いのですが、こだわらないといけないところと、こだわらなくてもいいところの区別がまたむずかしい!

수학여행

修学旅行ですが、発音すると〔수항여행〕ですが、聞き取りではほとんど〔수앙녀행〕と聞こえます。この現象どう説明したらいいんでしょう。有声音化? 

東国大学のよしもとさんから教えていただきました。

「修学旅行」の音の件ですが。まずは「挿入法則」と「鼻音化」が働きますね。

수학여행 → 수학녀행 → 수항녀행

それが〔수앙녀행〕と聞こえる現象は、「有声音化」でいいと思います。‘’は有声音と有声音の間では有声音化することがあります。ただし、上の二つが必然的であるのに対し、これは必然的ではありません。

            ありがとうございました。これですっきりしました。やっぱり理論で説明できる力を身につけないとね。

밥해 먹죠

これが聞き取れませんでした。韓国から来た女学生との会話の中の一こま。밥하다でご飯を作ること。「自分でご飯作って食べるんです」ということです。発音編に入れる内容かどうかわかりませんが、聞き取れなかったという体験からここにいれました。

 

밟다               

아버지를 밟다」という演劇があるそうで、是非見に行きたいのですが、あいにく学園祭と重なってしまって行けません。このタイトル、ちょっと気になってこだわってみました。「밟다」と動詞の原形を使っているところが不自然じゃないかと思ったのです。「밟는다」じゃないのかと、ネイティブにききました。ところが、ここでネイティブは「발른다」と発音したのです。つまり「밟다」の読みが違うのです。[밥다]と発音すべきところを[발다]、あるいは子音を二つ連続して[밟다]と発音します。だから발른다となってしまったのです。前にも書きましたが、二重パッチムの発音は本当にいいかげんです。밝다읽다も大人も子供も、国語の先生も間違っています。本国からきた生徒の説明では、辞書上では確かにあなたの言うとおりかも知れないけど、韓国ではそうは言わない。いずれ辞書の表記も変っていくだろうとのこと。実際これほど周知徹底されていないなら、将来辞書の表記も変りかねないと誇張ではなくそう思います。

さて、本題に戻しますと、本や映画のタイトルのようなところでは、動詞の原形をそのまま使うことがあるそうです。「하늘을 날다」というタイトルがあっても不自然じゃないという結論を得ました。ですから「아버지를 밟다」というタイトルこれでいいんですね。ためしに近くのネイティブに「아버지를 밟다」をどう発音するか確かめてみると面白いですよ。ちょっと意地悪かな。

北美       

鼻音化健在。これも慣れの問題でしょう。一度戸惑っておくと、あとはもう大丈夫。북미だから붕미〕。ところで意味は「北米」。

ここから11日の書き足し。「北美」も「北-美」も同じ発音になりますね。-미회담といいます。

、4     (紙をかぞえる時の数え方)

これなんと読みますか? 석장넉장と読んだら、韓国からきた生徒たちに「おじいちゃん、おばあちゃみたいだ」と笑われてしまいました。派遣の先生に聞いてみましたが、辞書的には석장 넉장と読むのが正しいけれど、最近は세장 네장と読むほうが普通だそうです。ホントにそうですか?
追記:7/2の掲示板から。韓国から来た生徒、というのは小学校高学年か中学校に入学してすぐ日本に来たというケースが多く、ネイティブといっても、ちょっと言語的な経験の少ないネイティブです。日本でも、小学校6年生に新聞の社説に出てくる単語を聞いてもちょっとたよりないですね、それと同じ現象です。ネイティブというプライドがあって僕には強い調子で「そういう言い方はない」とか断言してきます(もちろん人によりけりですが)。しかし同時にある意味では韓国語のよりラジカルな姿が反映されているとも言えそうです。

二重パッチムの읽다を〔읽다〕と子音を二つ同時に発音しようとします。正確に〔익다〕と発音する生徒はほとんどいません。韓国の大人の人でも、읽다 をきちんと発音できる人が、思いのほか少ないのかも知れません。

ちょっと横道にそれてしまいましたが、言語習得や言語変化のある一面をついているようで興味深い現象です。

무릎

무릎 がつくと〔무르비〕になるって知っていました? 恥ずかしながら僕は今日初めて知りました。同様にがついてもそれぞれ〔〕となります。

Nから야채류가 풍작으로 대폭 값이 떨어지는 외에도〜」값이가비発音していました不審に思って、学校でネイティブの先生に聞いてみました。アナウンサーの完全な間違いだ、という先生もいれば、〔갑시〕でも〔가비〕でもどちらでも良いという先生もいました。理屈の上からは〔갑시〕のはずですが。동아 새국어사전の付録한글 맞춤법てみましたいやいや、おもしろいですな。次の二つが具体的にあがっています。값어치가버치〕、값있는가빈는〕。とすれば、값없다は〔가법다〕となるのでしょう。값있는가빈는〕、しかし값이갑시〕。これは迷うよね、アナウンサー氏も。

様のとして 없다너겁따〕、 앞에 다가페〕。

예측을 불허하다  

Nから。〜채택될지는 예측을 불허한다고 말해〜というところが出てきました。意味はすぐにとれましたが、なるほどこう言うのかと感心したところは「예측을 불허한다」というところ。「予測できない」「予断を許さない」ということですが、불사하겠다불문하고などという決り文句と同様、使い方に注意しないと、日韓の作業でうっかり불허하지 않다とやってしまいかねない危険がありますね。

등용문            

55日子供。子供の日といえばこいのぼり。こいのぼりは中国の「この滝を登ったら鯉が竜になる」という故事成語<登竜門>からきているそうです。韓国でも登竜門は同じ意味で用いられます。問題は発音。〔등용문〕と文字通り読むように小学館の辞書には出ています。「용례」という場合はのあとのが生きているのに、등용문はどうして등룡문とはならないのでしょうか?

ここから56日。早速、吉本さんから教えていただきました。いつもありがとうございます。教えを受けて僕自身調べました。さらに書き加えます。

接頭辞がついたと考えられる同様の例として、逆利用역이용、年利率연이율、熱力学열역학、海外旅行해외여행、死六臣사육신、生六臣생육신の例があがっています。慣用的にを読むものとしては、微粒子미립자、素粒子소립자、手榴弾수류탄、破廉恥파렴치が挙がっています。こうして改めて見てみるとなるほどと思います。

登竜門も、接頭辞がついた例ということですが、「登+竜門」と改めてきくと、そのとおりなんですが、普通の人の感覚では「登竜+門」ですよね。上の他の用例はどれも接頭辞がついた用例ということがすぐにわかりますが、登竜門はその由来まで言及していながら全く気がつきませんでした。55日にちなんで、こだわってよかった。たくさん勉強になりました。

생각지 않다 

하지 않다というとき、が合わさって、となります。発音の問題だけではなくつづりもになります。예상치 못하다, 간단치 않다などよく使われますところが생각지 않다ではなくとなります。発音も、つづりも。どうして?ということで調べてみました。동아 새국어사전の付録の한글 맞춤법によると、同現象として거북지, 생각건대, 넉넉지 않다, 못지않다, 생각다 못해, 깨끗지 않다, 섭섭지 않다, 익숙지