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「キャシャーンじゃなくとも、誰かがやった?」
CASSHERN

 え〜〜いわずと知れた、宇多田ヒカルの旦那が作り上げた映画です。
 この映画、上記の理由もありまして、上映以前から(と、言うより製作決定から)散々賛否両論騒がれていた作品でもありました。
  私人的な気持ちとしては、「何故にキャシャーンなの??」って気分で、確かに昔・アニメでやっていたテレビ番組のリバイバル・ブームとはいえ、どのような理由で監督がキャシャーンという作品を選んだのかがいまだに理解不明であります。
 作品のテーマと致しましては、やはり反戦って印象がとても強く、人類はもっと仲良く共存できないものだろうか?とか、人は憎しみ会うために生れて来た訳ではない・・って感じの内容です。
 ストーリー的にも、ビジュアル的にも、非常に監督自身が楽しんでしまっている作品で、商売というより明らかに趣味の世界の出来具合で、特にビジュアルに関しては、グロテスクな歯車で出来た機械が蹂躙しまくる、あの数年前にヒットした「traveling」のDVD版そのものの設定だった事で、老若男女わけ隔てなく楽しめる作品では間違ってもありません。
  が、結果的にはなかなか面白かったです。(笑)
 残念なのは、話の切のいいところ・・・話のクライマックスで映画が終わってくれていないので、せっかく盛り上がった気分が絞り込んでしまう箇所が数回ある訳ですね。アダルトビデオで言うのなら「ヌキ所」がハッキリしていないって感じでしょうか?ここで止めとけば良かったんじゃないかなぁ〜〜って状態で、これでは見ているほうがイクにイケない生殺しの状態だったものですから・・・非常に惜しい気がします。
 そもそもこの作品、上映時間は珍しく2時間を越えている作品でありまして、しかし、私に言わせればそれでも時間が全然足りないくらいの内容だったものですから、今ひとつ、・・・たとえば、新造人間が逃げ込んだ城になぜロボットの製造工場があったのか??とか、第七管区における少数民族の掃討作戦の戦闘シーンが少なく、主人公が成長してゆく過程が説明不足だったとか、見ているものに対して理解させる力が足りなかったと思います。
 話を前編後編にして二つに分ければ、きっともっと面白い作品になれたであろうが、予算が無かったのか初めからそんな気は無かったのか、とにかく悔やまれます。
 ただ、映画そのものを見て再確認した事は、やはり何もこの映画、キャシャーンにしなくても良かったんじゃぁないのかなぁ・・・って所ですね。バリバリ主人公が活躍するって映画でもなかったし・・・ね。

 

あ、あと及川博光クン、箸はちゃんと持ちましょうね

 

 

 

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