東葛(葛南)の温泉・鉱泉

 

この地域における温泉の特色

東葛(葛南)にゆう出する温泉の特色

 この地域では、野田市瀬戸の大利根温泉のほかは船橋温泉のように葛南地域でしかも天然ガスの

採掘に伴って開発されたものが多く、化石海水型で京浜地域に存在する温泉(鉱泉)のように茶褐色

を帯び、深度の深いものは塩分の含有率が高く、深度が浅くなるに従ってこれらの成分が薄くなる

傾向がある。昭和30年2月にオープンしたヘルスセンターの元祖である船橋温泉は、昭和52年

5月に営業を終了し、野田市の大利根温泉も翌年源泉の枯渇により消滅した。これにより、古くか

ら存在し現在も引き続き残存しているものは船橋市の湊温泉だけである。平成9年頃から北部地域

を中心として、大深度掘削による温泉開発が進捗し、これらは野田市と柏市に集中しており、関東

平野で多く見られる塩化物強塩泉がほとんどである。このような大深度掘削による温泉開発は千葉

県にも浸透しつつあるものの、房総半島の南部においては三浦半島の地質とよく似て岩盤が露出し

ているところが多く、いまなお開発が進んでいないのも現状である。泉質は、既述のとおり大深度

掘削によるものは塩分を多く含み、若干の鉄分を含有するため混濁を伴う強塩泉であり、掘削深度

の比較的浅いものは東京都区内や神奈川県などに見られるフミン酸を含む茶褐色の重曹泉若しくは

これらとほとんど区別がつかない特徴を持ちながら、含有成分が少なく療養泉規定に満たないこれ

らに類似した温泉又は温泉法に該当しない鉱泉も見られ、鉱泉分析法指針に基づく鉱泉分析試験を

行なっていないものも多く存在する。これらは、ごく一部が宿泊施設に用いられているほかは公衆

浴場としての利用がほとんどである。

 

東葛(葛南)の温泉・鉱泉

地  域 温泉の区域 温泉地名 (一般に利用できないものを含む。)
東 葛

(葛 南)

野田市の温泉・鉱泉

野田花井温泉(潮の湯)
流山市の温泉・鉱泉 流山温泉
柏市の温泉・鉱泉 柏天然温泉、柏湯元温泉
我孫子市の温泉・鉱泉  
柏市(旧:沼南町)の温泉・鉱泉 手賀沼温泉(満天の湯)
鎌ヶ谷市の温泉・鉱泉  
松戸市の温泉・鉱泉 松戸温泉
浦安市の温泉・鉱泉 浦安温泉
市川市の温泉・鉱泉 市川健康温泉、法典の湯
船橋市の温泉・鉱泉 船橋温泉(船橋ヘルスセンター)、湊温泉(玉川旅館)等

 

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