聖闘士星矢 大聖戦史 |
大ここでは1988年8月に発売された「聖闘士星矢コスモスペシャル」に掲載された大聖戦史を紹介する。
これはグラード財団によって調査されたものだそうで、正解各地に伝わる神話、伝説は「超神話」というべきものから分岐しているということらしい。
その超神話とは以下のようなものであった。
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大爆発(ビッグバン) |
●謎につつまれたビッグバン以前
超神話のはじまりであるビッグバン。それ以前はいったいどんな世界が存在していたのか?また、超神話との関連はあるのだろうか?現在までこのビッグバン以前の世界について知る者はいないといわれている。
●大いなる時の神クロノス
超神話によると宇宙誕生の引き金となったビッグバンになんらかの形でかかわっていると言われるのが、このクロノスである。ギリシア神話ではゼウスの父にあたる神がクロノスとされているが・・・・
| 宇宙の誕生 | ビッグバンによって解き放たれた"神々の意志"(ビッグウイル)は宇宙のかけらとぶつかりあい、天空にきらめく星となって我々の住む宇宙空間を形成していく。 |
●宇宙をさまよう"神々の意志"(ビッグウイル)
大爆発(ビッグバン)によって宇宙空間へ解き放たれた神々の意志(ビッグウイル)は光の矢となって宇宙をさまよい、やがて星になったという。では、この神々の意志(ビッグウイル)はいったいどこでうまれたのか・・・!?
| 生命の誕生 | 超神話では"神々の意志"(ビッグウイル)が宿った星のひとつ地球に、まずは大地(ガイア)が、次に天空(ウラノス)と太洋(ポントス)が、そして生命が生まれたという。星に芽生えた命は、神々のイメージする姿へ進化していき、やがて人間が誕生したとされている。 |
| ゼウス ハーデス ポセイドン |
地球上に多くの人間たちが生まれるようになると、その体内に"神々の意志"(ビッグウイル)を目覚めさせた者が現れるようになる。小宇宙(コスモ)の発現が第7感(セブンセンシズ)によるものとするならば、"神々の意志"(ビッグウイル)はそれらをはるかにしのぐ超感覚であるといえる。 そして、まずはじめに"神々の意志"(ビッグウイル)を発現させることのできる3人の者があらわれる。彼らはゼウス、ハーデス、ポセイドンと名乗り、神として人々にあがめられ、その勢力を広げていった。 やがてゼウスは天空と大地、ポセイドンは海、ハーデスは冥界をおさめるようになる。 |
●世界の神話と超神話
超神話では世界中に広がっている神話に登場する神々はみな自らの中に"神々の意志"(ビッグウイル)を発現させた人たちとされている。すなわちギリシア神話にかかわらず、全ての神話はこの超神話から発生したということが出来るのだ。
| アテナの誕生 | ギリシア神話では、ゼウスの頭が割れてアテナが生まれたとされているが、超神話ではその誕生について明確な記述はなされていない。この誕生にまつわる部分にアテナの真の使命が秘められているという説もあるが・・・・ |
●アテナは聖衣を持っている!?
ギリシア神話によるとアテナは槍と盾をもち、鎧と兜をまとって誕生したとされている。この記述が正しいならば、アテナは聖衣をまとっていたと考えることが出来る。すでに盾が登場していることからアテナの聖衣が登場する日は近い・・・?
※その後アテナの聖衣はしっかりと登場している。
| ゼウスの消失 | ある日ゼウスはアテナに地上をゆだねると、天空の彼方へと消えていったという。 |
●ゼウスは何処へ
突如として消失してしまった万能神ゼウス。彼はなぜ消失してしまったのか?どうしてアテナに地上をゆだねたのか?ゼウスの本当の目的は?超神話ではゼウスの存在は多くの謎に満ちており、ゼウスの謎が解き明かされるとき、真の超神話が明かされるといわれている。
| ポセイドン、 地上侵攻の準備を開始 |
ゼウスの消失を知ったポセイドンは、地上の主神の座をアテナから奪うべく準備を開始する。そのため7つの海から屈強の戦士たちが集められ、のちに海闘士(マリーナ)と名づけられる。 |
●海の主神ポセイドン
ポセイドンは海底に王国をつくりあげるが、つねに地上の支配をも夢見ていた。ギリシア神話では、ポセイドンにはいろいろな生き物を創り出す才能があったとされている。これは、海闘士(マリーナ)の鱗衣(スケイル)をさしたエピソードが後に変形したものと考えられる。
| ポセイドンの地上侵攻(第一次聖戦) | 大地の主神たることを望む海の主神ポセイドンは、アテナの治めている地上へ侵攻を開始する。ポセイドンの戦士、海闘士(マリーナ)たちの圧倒的な戦闘能力の前に、地上の戦士たちはなすすべもなかった。 この時ハーデスは、冥界の奥底で地上の惨状を眺めていたといわれる。 |
●無敵の戦士・海闘士(マリーナ)
海闘士(マリーナ)がその身にまとう鱗衣(スケイル)と呼ばれる鎧はオリハルコンによって作られており、地上のいかなる武器も寄せつけない。地上には海闘士(マリーナ)の拳を防ぐ防具もなかった為に、地上の戦士たちは、海闘士(マリーナ)に敗れていったのだ。
●聖戦とは!?
ポセイドンの地上侵攻以後、"神々の意志"(ビッグウイル)を発現させた勢力による争いを聖戦と呼ぶ。聖戦は、この世に邪悪がはびこるとき、アテナの降臨をもってその前段階をむかえ、強行の命に従って各地の聖闘士が聖域へと終結する。聖戦はおよそ250年ごとにくりひろげられているらしい。
| 城塞宮・アトランティスの完成 | ポセイドンは、地上侵攻の拠点として、大西洋上に巨大な城塞宮・アトランティスをつくりあげる。このアトランティスの完成によってポセイドンの地上侵攻は、より激しさを増していった。 |
●城塞宮アトランティス
ポセイドンのつくりあげた巨大な海上城塞で、そのケタはずれの巨大さから大陸宮とも呼ばれている。その鉄壁の防御力は「幾万の兵士を用いても徒労に終わるであろう」といわれていた。その存在はアトランティス大陸として後世に伝えられている。
| 聖闘士の誕生! | 地上の名だたる戦士の多くは、ポセイドンの猛攻に倒れ、戦場には年端もいかない少年たちの姿が見られるようになっていた。 アテナが武器を嫌っていたために、少年たちは、己の肉体を武器に闘っていた。その少年たちが傷つくことを悲しんだアテナは聖衣(クロス)と呼ばれる防具を少年たちに与える。これをまとった少年たちは聖闘士(セイント)と呼ばれた。 |
●聖衣(クロス)とは
聖闘士のまとう聖衣はアテナの指示のもと、ムー大陸の錬金術師によって作られたと言われている。材料にはオリハルコン、ガンマニオン、銀星砂(スターダストサンド)が用いられているために多少の損傷ならば事故修復することが可能である。また、聖衣を収めている聖衣箱(クロスボックス)は聖衣の生命維持装置のようなもので、各聖衣に対して専用のものがつくられ、自己修復機能を促進する力が与えられているらしい。
●正座は聖衣の設計図?
夜空に輝く88の星座は、アテナの想いによってあらわれたと言われ、聖衣の設計図ともいえるものであるらしい。聖衣と同じ守護星座を持たなければ、聖衣を装着できないのは、このことと関係が」あるとされている。
| ポセイドンの敗北 | 聖闘士の誕生でそれまでの劣勢を覆したアテナは、ポセイドンに対して野望を捨て、海へ帰るように説得したという。しかしポセイドンはアテナの申し出を無視すると、海闘士(マリーナ)とともにアトランティスの中へたてこもり、大洪水と大地震をおこし、多くの命を奪い去った。 これを怒ったアテナは8人のセイントをアトランティスへ派遣。激しい戦闘の末、8人の聖闘士はアトランティスを破壊すると海の底へ沈めてしまったのである。 |
●聖域(サンクチュアリ)の誕生
第一次聖戦から7世代程後にアテナを祭る神殿がアテネ市街近くに建てられた。やがてアテナ神殿を中心に12宮などが造られると、アテナ神殿一帯をいつしか”聖域”(サンクチュアリ)と呼ばれるようになった。
●氷戦士(ブルーウォーリアーズ)のルーツは聖闘士?
ポセイドンを倒したアテナはその魂を北極の地に封じ込めた。そのポセイドンの魂を監視すべく、何人かのセイントが北極へ赴き、定住し、ひとつの国家を築き上げたという。これが後に氷戦士(ブルーウォーリアーズ)になったと思われる。
| ギガースとの戦い(ギガントマキアー) | アテナと聖闘士が何度目かの聖戦を終結させた時に、聖域を脅かしたのがギガースたち巨人族であった。巨人族については何一つとして解明されておらず、その存在は神秘のベールに包まれている。しかしその戦闘力はアテナの聖闘士をも上回るものらしい。ギガースに関しては、冥界の王ハーデスがビッグバン以前の正解から連れてきたとも、万能神ゼウスの仕業であるとも言われている。ギガースとの戦いは、聖戦としてはとらえられておらず、ギガントマキアー(ギリシア後で「巨人との戦い」の意)と呼ばれている。 |
●巨人との戦い!
ギリシア神話によると、ギガントマキアーとは、大地の女神ガイアに北ギリシアの洞窟でひそかに育てられた巨人たちが、神々に挑んだ戦いのことで、ゼウスをはじめとするオリュンポスの神々は、かつてない苦戦を強いられたとされている。また、ギリシア神話では最後にのこった巨人・エンケランデスをアテナが倒しているのも興味深い点といえよう。
| ムー大陸の沈没 | ギガントマキアーの前後、聖衣の誕生の地であると思われるムー大陸が、太平洋の奥底に沈没してしまう。このムー大陸の沈没によって、製作途中の聖衣と多くの錬金術師の命が奪われる。ムー大陸の沈没の真相については依然として不明である。 |
●ムウはムー大陸人?
ムー大陸の沈没によって製作途中の聖衣や聖衣を修復する技術が失われてしまったため、現在聖衣を修復することができるのはジャミールに住むゴールド聖闘士・牡羊座(アリエス)のムウだけである。そのことからムウがムー大陸人の末裔であるという説もあるが・・・・
| アレスとの戦い | 数ある聖戦の中で最も過酷であったとされているのが、戦神・アレスとの戦いであった。アレスは神々の中で最も強暴であるといわれている。アレスは世界の各地で争いの種をまき、人々に戦争をけしかけていた。 アレスの軍団は「炎」「火」「恐怖」「災難」の4軍団に分かれており、彼らは狂闘士(バーサーカー)と呼ばれ破壊と殺戮のかぎりをつくしたという。 |
●ハーデスとアレス
ギリシア神話によればハーデスは残忍なアレスの数少ない理解者であったという。アレスの引き起こす戦争によって倒された多くの死人たちはハーデスの治める冥界の住人となるのだ。またアレスとアテナの戦いもハーデスが裏で糸をひいているらしい。
| 聖闘士の危機 | アレスの狂闘士(バーサーカー)4軍団とアテナの聖闘士の戦いはいつ果てることなく続いたという。この時、戦いに参加した聖闘士は58名と記録されている。これは当時の全聖闘士の数に等しく(ちなみに今日においてさえ88名の聖闘士がそろうことはまずないとされ、いくつかの聖衣の持ち主が不在のままになっているのだ)青銅(ブロンズ)、白銀(シルバー)、黄金(ゴールド)の各聖闘士の活躍もむなしく戦いは劣勢であり、次々とアテナの聖闘士が狂闘士(バーサーカー)の凶拳に倒されていく。 |
●武器として使われた天秤座(ライブラ)の黄金聖衣
天秤座(ライブラ)の聖衣は分解すると6種類12個の武器になる。だが、己の肉体を武器とする聖闘士が武器を使うことは許されない。アテナと天秤座(ライブラ)の聖闘士が正しい事に使用すると認めたとき初めて聖闘士は武器を使うことが出来るのだ。過去に起きた聖戦の歴史を振り返ってみても、天秤座の聖衣が武器として使用された例は、狂闘士(バーサーカー)との戦いが唯一の確認例である。
※原作ではアテナを救うために6種類の武器のひとつ「剣(ソード)」が使用された。
●謎の聖闘士
聖闘士の総数が88名であることは広く知られているが、それぞれの聖闘士が何人であるかはあまり知られていない。黄金聖闘士は、黄道12宮の星座を守護星座としているために12人。白銀聖闘士はその倍の24人。そして青銅聖闘士は48人の聖闘士によって構成されているという。しかし、これらの数字をすべてたしても84人にしかならない。このほかの4人の聖闘士はいったい・・・・?
| アレスの敗北 | アテナは天秤座(ライブラ)の聖闘士に、アレスの軍団に対して武器の使用を許可する。天秤座の武器を渡された聖闘士たちは、瞬く間に狂闘士(バーサーカー)をけちらし、軍団を壊滅させられたアレスは、冥界へ逃げ込んでいったという。 |
| デスクイーン島の発見 | ある日一人の聖闘士が赤道直下にある島で見たことのない聖衣箱(クロスボックス)を大量に発見する。この聖衣箱の眠る島こそムー大陸の一部であり、後にデスクイーン島と呼ばれる島であったのだ。 |
●暗黒聖衣(ブラッククロス)とは
デスクイーン島で発見された聖衣箱(クロスボックス)の中には黒い聖衣が収められていたという。しかしアテナの聖闘士たちは誰一人としてその黒い聖衣をまとおうとはしなかった。やがて聖闘士の称号を剥奪されたものや、表面的なパワーのみを身につけ、聖闘士になれなかった者たちがデスクイーン島に集まり、この聖衣をまとったという。
| デスクイーン島の封鎖 | 聖闘士の拳を私利私欲のために使う暗黒聖闘士(ブラックセイント)を嘆いたアテナはデスクイーン島を封鎖してしまう。暗黒聖闘士は一輝によって封鎖が解かれるまでその実在が確認されることはなかったのである。 |
●ギルディーはなぜ仮面を
強靭なパワーを持つ聖闘士に仮面をかぶせることによってデスクイーン島は封印されている。この仮面をかぶる者は封印を解こうとする暗黒聖闘士と戦いつづけなければならないのだ。
●初めてフェニックスをまとった男
青銅聖衣のなかでも最強と呼ばれる鳳凰星座(フェニックス)の聖衣をまとう者は、聖衣の力を引き出すだけの小宇宙(コスモ)を宿していなければならない。そのため、今までこの聖衣をまとえる聖闘士は未来永劫現れないとされていたがついにこの聖衣をまとう男が現れる。その男こそ一輝なのだ。
| 前聖戦 | 243年まえにおこった、最も新しい聖戦。この当時の聖闘士は79名という史上最大の人数であったといわれるが聖戦終結後にはわずか数名を残すのみであり、現在では天秤座(ライブラ)の聖闘士・五老峰の童虎が唯一の生き残りである。聖闘士の大半が命を落とすという激しい戦いでありながらも、この聖戦は次に勃発する聖戦の予兆でしかないとされている。次におこる聖戦とは・・・? |
●前教皇はなんの聖闘士か?
サガに殺された教皇は、童虎とともに前聖戦を戦いぬいた黄金聖闘士である。だが教皇が何の聖闘士であったかは現在でもあきらかにされていない。ここに前聖戦の謎を知るカギが隠されているらしい・・・?
●童虎が監視しているものは?
多くの聖闘士の尊い犠牲によって地上にはびこる邪悪をうちはらった前聖戦は、アテナが悪霊を封印することによって終結した。そのとじこめた悪霊たちを監視しつづける役目を負わされたのが、前聖戦で生き残った聖闘士の一人・童虎であった。童虎ほどの実力者が監視しつづけなければならないことを考えると、封印された悪霊はかなり強力なものであるといえるが。
| 聖域の浄化 | アテナ・城戸沙織は、聖域を蝕む悪を一掃するため、青銅聖闘士5人とともに聖域へと乗り込み、これを浄化する。 |
●正義を守るはずの黄金聖闘士が
アテナ・城戸沙織による聖域の浄化で興味深いのは教皇が悪と知りながら、あえて教皇の側についた黄金聖闘士がいたことである。アテナを守る正義の聖闘士。その頂点に位置する黄金聖闘士が「力こそ正義」というかたよった考えをもつことは、きわめて異常なことといわなければならない。何がかれらの心に悪の芽を植え付けたのであろうか・