| ちょっとHなおはなし |
| 第3話 エッチのときの「イク」の快感 発行2000.05.06 |
| セックスの快感は肉体そのものの感覚、と考えられがちですが、快感を感じているのは皮膚でも下半身でもなく、脳なのです。 人間の脳幹の中央には、A10という神経が並んでいます。この神経からは、ドーパミンというホルモンが分泌されています。ド-パミンは人間の快感を生み出す化学物質で。「快感の伝道師」とよばれ、面白いことに分子構造は覚醒剤とほとんど同じ。覚醒剤が人間に強烈な影響を与えるのはドーパミンとよく似ているからでしょう。 A10神経は、脳幹から視床下部、大脳辺縁系、そして記憶や学習をつかさどる海馬という部位を通りますから「イク」快感は記憶に残り、忘れられないものになります。さらにA10神経は、表情や態度を生む大脳基底核、やる気を起こす側座核にも向かい、快感に満ちた表情や態度、やる気を生み出します。 そしてA10神経は、前頭連合野に達します。ここは、人間ならではの創造性宿るところ、しかもここでは他の部分の2倍もドーパミンが分泌されるのです。前頭連合野の快感である「イク」感覚は人間だけのものなのです。 ドーパミンは、アミンという化合物ですが、じつはアミン類には毒性があります。これが脳を強く刺激し、情動を揺さぶるのです。 |
| (雑学百科・大吟醸、永岡書店発行より) |