ReadMe FentanylMon (Rev 1.3)
本ソフトは:
静脈麻酔薬Fentanylの濃度を実時間でシミュレーションするものです.
フェンタニルの血中濃度とEffect site濃度計算ソフト version 1.3.0
【概略】
フェンタニルは麻酔管理中はボーラス投与して管理することが多いですが血中濃度のピークより数分遅れて標的組織(Effect siteとかbiophaseとも呼びます)での濃度がピークになることで知られています.しかし麻酔管理中には実際に投与したらどのような血中濃度や標的組織での濃度となっていくのかがよくわからないので勘で投与することが多いですね.
本ソフトは術中に使用することを意図して作りました.実際に投与したときに合わせて,ソフトの投与量ボタンを押すと,自動的に計算してくれます.経過時間と血中と標的組織の濃度,総投与量を数値で表示します.標準では過去30分の濃度変化のトレンドと,投与後5分間の予測濃度変化が図示されます.
また各コンパートメントの量(円柱を真横からみた形で表示してあります) 体積ですので各円柱の幅(直径)は底面積の平方根として実際の計算と一致するようにしてあります.
核になっている静脈麻酔薬の血中濃度を計算するプログラムは
Dr P. Maitrre, MD, Dept of Anesth, University Hosp, Basel,SwitzerlandのBASICのソースコードをDr T. Scanlon NHSD San DiegoがIBM-PCのMicroSoft BASIC版に変換したものをもとに, 中尾正和(以下作者と略)がマッキントッシュ用に移植して1992年の日本麻酔学会総会のソフトウエアコンテストで発表したIV_simです.
(IV_sim)CD-ROMによる医科学フリーソフト 克誠堂出版1995に掲載されています.
注)これには単位の間違いがあります
(最新版IV_Sim3)静脈麻酔/TCIソフトウェアガイドブック 克誠堂出版2003に掲載されています.
しかしこのIV_sim3は投与速度を毎回手入力する必要があり,毎日の麻酔管理に使用するには無理でした.
そこでフェンタニルの場合は投与したらボタンを押すことにしました.
これなら麻酔中にも利用できます.このアイデアは作者のものです.
血中濃度の表示画面などは作者が著作権を所有します.
FentanylMonはIV_Sim3で置き換えるものですが,希望者もありダウンロードができるようにしておくことにしました
姉妹版のプロポフォールについては
詳しくは麻酔1997年2月号(麻酔, 46:279-283,1997)に掲載されています
(中尾正和:シリンジポンプのデジタル情報を利用したオンライン静脈麻酔薬プロポフォールシミュレーション)
配布:
フリーウエアーとします.できれば使用した感想を著者までお知らせ下さい.
第三者への配布は自由ですが,必ずこの説明文書「ReadMe FentMon」を含んだフォルダーごと再配布して下さい.ネットワークへのアップロードはかまいませんが,作者までアップロードしたことを連絡して下さい.
ただし血中濃度の計算はあくまでシミュレーションです.麻酔管理の参考にはなりますが,担当医師の責任でご使用下さい.
動作環境:
【対応機種】
マッキントッシュ OS6.0.7以降のシステム, 8.1でも動きます
開発はOS8.1のもとFuture BASIC 英語版2.3.1を用いて,マッキントッシュPowerBookG3で行いました.どの機種でも動きますが,遅い機種では実速度で使用するときに追いつかない可能性があります.
【使い方】
ソフトを立ち上げます.
体重を入力します.
計算速度を設定するボタンを押選択します.
初期設定では実速度となっています.あとで再現したいときなどには最高速度も選べます.良かったら,OKを押します.
そうすると実際の画面になります
フェンタニール(フェンタネスト)を投与したときに合わせて,2ml(100mcg),1ml(50mcg),0.5ml(25mcg),0.2ml(10mcg),用手入力のボタンをクリックします.用手入力の時には自分で投与量を入力して最後にEnterかreturnキーを押します.
ボタンを押すと積算投与量が増えますのでそれで確認ができます.
とくに節電モードに入っていると,遅いコンピュータでは2度押しとなってしまうことがあります.
注意して下さい.
誤入力の際には用手入力で間違えた分をマイナスで入力して下さい
例えば50mcgを間違えたとき -50とキー入力してリターンキーを押します
終了するにはファイルメニューより終了QUITのボタンを押します.
データ記録を再現するときには,メニューのファイルから「開く」でログファイルを選びます
システムの設定によってはアプリケーションがないというダイアログが出ますが
FentanylMon RT で開くを選びますと
再現してくれます.
30秒ごとの計算血中濃度は "ファイル名Cn" と言う名前でタブ区切りテキストとして保存されます
(同じ名前のファイルがあった場合はその後ろに追加されます)
エクセルやカレイダグラフではそのままひらいてグラフ化するときには便利です.
【問題点】
現在のバージョンはメモリー使用を考慮していないのでメモリーの余裕が必要です.
【コメント】
このソフトは1998年4月日本麻酔学会学術大会(鹿児島)ソフトウエアコンテスト参加作品です
使用上の不都合があればご連絡下さい.今後の改訂項目とします.
〒738-8503 (当院専用番号です)
JA広島厚生連
広島総合病院麻酔科
廿日市市地御前1-3-3
代表TEL 0829-36-3111, FAX 0829-36-5573
E-mail masa.nakao@nifty.ne.jp です
(2002/04に開発当時の中電病院より異動しています)
改訂の歴史:
Rev Hx
Rev1.3.0 99.05, フェンタニルの持続投与をマニュアル入力ボタンで対応
Rev1.2.0 98.10, 英語メニュー,小画面のMacにも対応
Rev1.1.1 各コンパートメントの容量,総量を単位付きで表示
持続投与の場合のログファイルも正しく再現しやすいように
ログを麻酔記録から再現しやすいようにエクセルのファイルを添付
Rev1.1.0 98.7, 画面のスクロールにあわせて動くようにするため
濃度変化図のスケールを越えたものを表示しないようにした
薬物動態のデータが変更可能とした.
コンパートメントモデルが絵で見えるので理解しやすい
Rev1.0.1 98.4, 投与タイミングと投与量のLog がとれる
Rev1.0 98.4, 公表版:日本麻酔学会ソフトコンテスト(鹿児島)発表作品
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ReadMe ENGLISH
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Real time Simulation of Fentanyl Concentration
About this program
This program simulates blood concentration of fentanyl based on DOSE by manulal button.
For BUG report, please contact to
Masakazu Nakao MD PhD, Chief Anesthesiologist
Div of Anesthesia and Pain Control
Hiroshima General Hospital
1-3-3 Jigozen, Hatsukaichi City,
Hiroshima, 738-8503, Japan
TEL +81-829-36-3111, FAX +81-829-36-5573
E-Mail: masa.nakao@nifty.ne.jp
Revision history
Rev1.3.0 99.05 support continuous infusion with manual entry button
Rev1.2.0a 98.10, adjust window for Mac Plus series
Add English menu
Rev1.1.0 98.7
Add functions to log and play back log files.
Add graphical compartment model
Rev1.0.1 98.4
Add log time record of dose.
Rev1.0 98.4.
The first version, which was presented at the software contest in the annual meeting of Japanese Society of Anesthesiologists at Kagoshima. (appeared in CD-ROM)