Column3 <言葉選び>

 「正しい知識と想像力」

 想像力の豊な人になりたい・・・。

 私の参加しているメーリングリストで先日『言葉』について話題が登場しました。当初投げかけられたのは「差別用語に過剰に反応しすぎて、言葉狩りをしているだけではないのか?」というような内容だったと思います。言葉には言霊があると私は信じているので、私の見解は次のようなものです。

 言葉というのは恐ろしいもので、たった一言で人を喜ばせる事もできるし、傷つけてしまう場合もある。たとえ本人は差別するつもりなど毛頭なくても、差別されているものだと感じさせてしまう場合が多々あるのではないか?過剰に反応しすぎるのも如何なものではあると思うが、この事は十分認識していなければならない。というのが私の考えです。

 もうありとあらゆるところで言われている事ですが「相手の立場になって物事を考える」という事は、この上でも大切だと思います。では『相手の立場になって考える』とはどういう事なのでしょうか?言うは易しですが、実際は難しいものです。その1つの回答を私の大学時代のゼミの先生が、メーリングリストの中で出してくれていたように思いました。『あなたの知らないところで、あなたと違う人生や生活が展開されている。その事にお互いがどれだけ思いを巡らせる事ができるか。そうしたあり様を「想像」できるようにするには、実態をきちんと(正確に)知る必要もある』これを読みながら私は頷くばかりでした。

 このホームページのコンセプトに『価値基準の物差しの話』を、私は書いています。異なった価値基準を持った人達がお互いの価値基準の目盛りを合わせていく事は、簡単な事ではありません。しかし、その過程で「知識を学び、新しい理解への姿勢を求めて止まないこと」は大切な事であり、自分の人生の中できっとプラスになるに違いないと信じています。新しい知識はきっと私達の想像力を膨らませてくれるはずです。

(2000年3月9日)

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