Column2 <脳みその鋭い反応>
「カクテルパーティー効果」
| 『カクテルパーティー効果』というものをご存知でしょうか?がやがやしている中にいても、自分の名前が聞こえるとピクッと反応してしまう事がありませんか?それをカクテルパーティー効果と呼びます。 本当に不思議ですよね。遠くの方で当の本人達は聞こえない小声で話しているつもりでも、聞こえてしまいます。 でもこれって自分の名前だけじゃないですよね。親・兄弟・子供・自分の好きな人の名前等、脳みそに深くインプットされているものには、鋭く反応するようにできているようです。そして、何も名前だけに反応する訳ではなくて、脳みそに刻み込まれた情報は、時に信じられない喧騒の中でも鋭く反応します。 先日、ふとこの事を思ったのはパチンコ屋に居た時の事でした。パチンコといえばそりゃぁもうウルサイのなんの。。。しかも自分の台にかなり集中してます。そんな時でも、思い入れのある曲が店何のBGMで流れたりすると、自然とその曲が耳に入ってきて『あれ?この曲なんだっけ?』などと考える訳です。あれだけ騒がしい状況にいても、『聴く』という意識をBGMに集中させると不思議と鮮明に聞こえてきます。で、気づくと指や足で不思議と曲に合わせてリズムをとっています。(周りからみたら怪しいヤツだが、みんなそれどころじゃないので気にされない・・・)その時私はパチンコ屋の喧騒の中からでも、BGMの音楽の世界に浸ることができます。が、そのBGMに集中している状態を打ち破る『音』が私の耳に飛び込んできます。そうリーチ音、私の目の前の台はまさに確率変動に入らんとしているではありませんか!とたんに今までのBGMは聞こえなくなり、目の前の台へ意識が集中します。リーチ予告のパターンや音に神経が研ぎ澄まされます。そして念力のようなものまで発しています。「当たれ〜当たれ〜!」と。。。(苦笑)もやはこの状況時には店内のBGMは全く気になっておらず、聞こえてません。 『聴く』という行為って脳の意識によってだいぶ変わります。例えば部屋でじっと音楽を聞いているとします。より音に集中するために目を閉じているとします。しかし、部屋の電気をつけている場合と部屋の電気を消している場合で、かなり音の聞こえ具合というのが変わります。(目を閉じていてもです)暗い方が音量は大きくなり、1つ1つ楽器の音に耳を傾けることがより可能です。これは光というものを脳が意識して、その分だけ『聴く』という機能に影響を与えているからでしょう。 話が脱線しましたが、カクテルパーティー効果は何も聴覚だけに限った事ではないかもしれません。街をブラブラ歩いていると、大勢の人やお店の看板、建物、風景が目に飛び込んできます。が、自分のタイプの女性がフラッと現れるとその人だけ急にクローズアップされます。それこそ、その人に後光でも差しているかのようにハッキリと目に写る訳です。これを視覚のカクテルパーティー効果と呼ぶのか、男の本能と呼ぶのかわかりませんけど。。。 |
(2000年3月9日)