弱視者用ルーペについて


 私は小学校までは普通校に通いました。その中で、学年が進むにつれてだんだん教科書の文字が小さくなっていき、これでは私の視力では対応しきれないなと感じて中学校から盲学校へ通うことにしたのです。小学校時代は、手書きで大きく書いてもらってテストを受けたりもしましたが、理解のない先生のときはきちんとそうした対応をしてもらえずに0点ということもありました。それよりも何よりも小学校時代に私がショックを受けたのが、「テストが見えないのでできない」という私の訴えに対して社会科の教員が行なったのは適当に正解を書き込み、「こんなものでいいかな」とだいたいクラス平均点になるように私の答案用紙に書き込んだことです。こういうことをきっかけに私は教師という人を基本的に信頼できなくなってしまったのですが、このページの趣旨から少し脱線してしまったので元に戻します。

 私は中学校から盲学校に行ったわけですが、そこでの私の最大の収穫が弱視者用のルーペ、単眼鏡、拡大読書機といった、弱視者をサポートしてくれるアイテムを知ったことでした。小学校当時から家族が市販に市販されている2〜3倍のルーペを買ってくれてはいましたが、当時でも視力が0.1程度だった私には倍率が全然足りなかったのです。

 盲学校で初めて使ったルーペは確か10倍程度だったはずですが、そのときの感動というのは特別なものがありました。もし、普通校にいるときにこれらのルーペなどを知るチャンスがあったなら、もう少し普通校でがんばれたのかも知れません。

 最初10倍程度のものから入ったのですが、それがだんだん倍率も高くなり、15倍、21倍と使うものを変えていき、今ではそれらのルーペと拡大読書機を使うようになっています。拡大読書機というのは、ちょっとしたテレビ台のような形をしていて、下の空間に読みたいものを置くと、その台の上に設置したテレビ画面に拡大して映してくれるというものです。

 ルーペと出会い読みたいものが読めるようにはなったのですが、これはとても疲れるんですね。少なくとも私の視力(現在0.02程度)では本を一冊読むのは難しいということになります。

 ルーペというのは基本的には文字を読むためのものです。つまり近距離用なんですね。

 それに対して、例えば駅の案内板とか、料金表、時刻表の類は基本的に自分の視線よりも相当高いところにあります。弱視者として、それを見ようにも近づくこともできず(笑)、結構困ることになります。そこで、単眼鏡の登場です。単眼鏡というくらいなので、見るところは一つ。そう、双眼鏡の片方というかんじです。

 これは使い慣れさえすれば使い勝手がいいものです。最初はピントが合わずに苦労しますが、距離から感覚的にピントを合わせられるようになります。

 ということで、弱視者用のルーペ、単眼鏡についてここで紹介します。


ルーペ
LED ワイドライトルーペ 12.5倍
6825円
 私は従来の豆電球をつかった懐中電灯みたいなルーペしか知らなくて少々ばかにしていたのですが、このルーペはLEDライトなのでとても小型軽量で使いやすく、明るさもとても見やすいです。今までのかっこ悪い海中電気型とは全く別物です。私はそれまでは21倍の高倍率のものを使っていたのですが、明るさがあるためか、この12.5倍でもとても見やすくて驚いています。
小型ルーペ(21倍)
4500円
 3枚のルーペで見る文字によって倍率を調整できるとても使いやすいルーペ。上のLEDルーペを使うようになる前まではこれをメインで使っていました。このルーペの特徴はやはり3枚レンズになっているところです。これによって、私は見る文字の大きさによって枚数を変えて見やすい倍率で見ています。…というのは、弱視者用に拡大コピーや拡大図書というのがあるのですが、これらを高倍率ルーペで見てしまうと今度は大きすぎて見づらいということがでてきてしまうんです。そういうときにはレンズを1枚で見て、普通サイズの文字は3枚のレンズで見るということで、複数のルーペを持ち歩かなくてもこれ一つで用が足りてしまうのです。

単眼鏡
単眼鏡 PK8
14000円
 これは遠くを見るときに重宝します。表示板、料金表、などなど。小さくて手になじみ、片手で操作できます。

 上で紹介したルーペ、単眼鏡はここで買うこともできます。画像をクリックすると大活字の楽天店のページに飛ぶことができるのでそこで買うことができます。