点字の基本
私は中学校から盲学校へ行きました。
盲学校と聞くとそこには全盲の人しかいないと思われる人もいるかもしれません。実際には資格障害者というのは断然弱視者のほうが数が多く、盲学校というところも弱視者が多いのが一般的と思います。
ですから、盲学校では皆点字を使っているということもありません。弱視者は拡大文字を使ったりルーペなどを使って文字を読んでいます。
私は、というと、実は両刀使い。弱視といっても視力にはかなり個人差があります。私のような視力(0.02)では、普通文字を使うには少々辛いものがあります。それで私は中学校までは普通文字をメインに、高校からは点字メインに切り替えてやってきました。
昔の盲学校は弱視であろうが皆点字を使わせていたようです。
点字というのは、覚えるだけならとても簡単です。日本語の点字の場合、6つの点の中で3つの点が子音、残りの3つが母音を示すようになっているので、あとは組み合わせていけばいいのです。
点字習得で最も大変なことは、読むことです。点字は指を使って触覚で読む文字です。指の感覚のトレーニングが必要になってきます。特に日本語の点字の場合、表記が全てかなで、外国語にみられるような略語がないので、読むスピードが遅いと同音異義語の意味がつかめないなどの問題が出てきます。
中途視覚障害の人の大半がこの問題に悩まされています。やはり感覚を磨くということは早ければ早いほうがよく、成人してからではかなり難しくなってきます。それなので、実は点字図書館の貸し出しなどは圧倒的に録音図書のほうが点字図書よりも借りられているのです。
私の場合でも、点字を読むスピードは早いとはいえません。高校から始めていますから15歳くらいからでしょうか。それでも先天的に全盲の人の読むスピードにははるかに及びません。
ボランティアで点字を学ぼうと考えている方は、そういう利用者に比べたら、点字を覚えることははるかにやさしいので心配はいりません。
以下に点字器や点字の教本をご紹介します。

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