大家族戦隊モナリンダーX 第1話
ある昼下がり。「モナ」家。
「暇なの。退屈なの」モナ家の主、モナくんは暇を持て余していた。
「後片付けおわったの。TV見るの」モナくんの妻、モナリーがTVのスイッチを入れ昼メロを見出す。
表では、二人の可愛い子供たち2ダースが「わーわーきゃーきゃー」言いながら遊んでいる。
幸せいっぱいの家庭。不満などはない。
でもモナくんは「何かが物足りないの」と思っていた。
「TV見るのTV見るの」子供たちがリビングに入ってきた。
チャンネルを変えると、子供向けの戦隊ものの番組が映っていた。
何気なしに見つめるモナくん。
「そうなの!」何かひらめいたモナくん。
「刺激が足らないの。皆で悪人懲らしめるの」なぜそういう発想したのかは謎だが、モナくんは一大決心した。
「皆で戦隊作って悪人懲らしめるの。家族で戦隊になるの」
「面白そうなの面白そうなの」なぜか大賛成のモナリーと子供たち。
こうして、軽いノリで「大家族戦隊モナリンダーX」が結成された。
「悪人探しに行くの」悪人求めて町に繰り出す「大家族戦隊モナリンダーX」
その先に待ちうける悪とは一体・・・
モナ「悪人発見なの!!」
退治すべき悪人を求めて裏通りをさまよっていたモナリンダーXは、早速悪事の現場を発見した。
少年が二人連れの女性にカツアゲされているのだ!もはや少年は徹底的にいたぶられていて足腰も立たない状態になっている。
クリス「ほら〜っ、さっさとお金出しなさいよ!!持ってるんでしょっ!?」
フィリー「大人しく出した方が痛い目をみないで済みますよ☆」
ジュリオ「ボ、ボクお金なんて持ってないよ〜。本当だよ〜…」
必死に首を横に振り抵抗するジュリオ少年。
クリス「まだ強情を張るつもりね!?」
フィリー「そういう人はお仕置きです♪」
ボカッ バキッ ポコッ
ジュリオ「うわあああああぁぁぁぁっ!!」
モナ「弱い者いじめをするなんて酷いの!許せないの!!」
モナリー「すぐに助けにいくの!!」
意気満々のモナ夫妻、もといモナイエロー&モナピンク。
モナブルー(子モナ1)「でもあの男の子、ちょっとだけ嬉しそうな顔してるの」
モナ&モナリー「………」
一瞬沈黙。
モナ「世の中にはいろんな人がいるの!痛いのについ笑っちゃう人もいるの!」
モナリー「でもとりあえず助けるの!」
早速クリス&フィリーの前に踊り出るモナリンダーX!
モナ「そこまでなの!!いじめはやめるの!!」
クリス「ああ?」
フィリー「はい?」
二人が振り返るとそこには饅頭のような形の生物の群れが。おまけに全員マントを着用している。
フィリー「あらかわいい♪」
クリス「なんなのよあんた達!?」
モナ「町の平和のために戦う、大家族戦隊モナリンダーXなの!!」
モナリー「悪党、覚悟するの!!」
子モナ達「わーわーわー!!」
各自ポーズをきめるモナリンダーX。素晴らしく勇ましい姿である。クリス唖然、フィリー大喜び。
フィリー「町の平和のために戦うなんて、素敵ですわ☆」
クリス「フィリーそれなんか違う…。そんなことより!邪魔するってんならあんた達も手加減しないわよ?」
かくして大家族戦隊モナリンダーXの初の悪人退治、VS不良少女二人組みの戦いが今まさに始まろうとしていた…!
モナ「合体なの。」
モナリー「合体するのよなの。」
子モナ×2ダース「了解なの。」
積み上がっていくモナリンダーX、その様はまさに「た○パンダ」の様である。
フィリー「癒し系ですわ♪」
クリス「そ、そうかしら
(汗)」モナ「お、重いの。でも重いのはみんな着々と育ってる証拠なの。ちょっぴり嬉しいの。」
モナリー「そうなの。みんなすくすく育っているの。」
フィリー「それは良かったですわね☆」
幸福な瞬間。そしてそれは完成した。モナ一家が巨大なモナを形作る。
モナ一家「合体完了なの。巨大モナリンダーなの」
クリス「まるで組み体操ね・・・エイ!」
クリスが軽く突っつく。
モナ一家「ワー!キャー!!なの。」
わらわらと崩れるモナリンダー。
モナ「ひ、ヒドイのせっかく頑張ったのに。子供達泣いてるの。」
モナリー「泣かないの。みんな頑張ったの。」
子モナ達「うん、泣かないの。頑張るの。僕
(私)達強い子なの。」ジュリオ「クリス、ヒドイんだー。こんなかわいい子供達を泣かして。」
クリス「ジュリオは黙ってなさい。」
ボカッ、バキッ、グシャ・・・・
モナ「ハッ、忘れてたの。男の子を救うのが目的だったの。」
モナリー「そうなの。最終兵器なの。」
子モナ「最終兵器なの。」
モナ「最終兵器なの、ガウちゃ〜ん!!」
バサッ、バサッ、バサッ、シュタ
!!(羽根音、着地音)ガウ「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん、ガウ。モナくん呼んだガウか?」
モナ「ガウちゃんはモナのお友達なの。悪人倒すの手伝って欲しいの。」
ガウ「わかったガウ。でも今日はメイルの買い物の荷物持ちの約束あるから早く終わらせるガウ。」
最終お友達兵器ガウちゃん登場。大家族戦隊モナリンダーX+ガウちゃん、VS不良少女の戦いはどうなる
「時間がないから、さっさと済ませるガウ。食らえ、ガウアタックガウ」
ガウちゃんが、フィリーに体当たり攻撃を仕掛ける。
しか〜し
「明日は、ホームランですわぁ」超大昔の牛丼の吉○家のTVCMのような事を言いながら、フィリーが釘バットを振り回す。
「痛いガウ〜〜〜ぅぅぅ・・・」
「まったくガウったら『友達が呼んでる』って言って、何処行ったのよ」と、メイルはカンカンに怒っていた。
「まあまあ。ガウにも付き合いっていうものがあるんだろうし」なだめるタットは、背中に巨大なリュックサック。
両肩から下げた巨大スポーツバック。
両手にも荷物を抱えて、まさに荷物持ち。
ちょっとフラフラしていた。
「・・・・・・目が回るガウ〜〜〜」
「・・・は?」メイルが空を見上げると、フィリーに場外ホームランされたガウちゃんが、まさにメイルめがけて落下してくるところだった。
「ちょっ、ちょっ」慌てるメイル。
『ドカン』あっという間に、メイルの顔面を直撃するガウちゃん。
気を失ったメイルとガウちゃんはそのまま倒れ、タットにより掛かり・・・
「わぁ、ちょっとメイルぅぅぅ」大量の荷物でフラフラのタットには、メイルとガウちゃんを支えきれる訳も無く、すぐ後ろは階段で・・・
「うわあぁぁぁ!!」
『ゴロゴロゴロ、どっしーん』あっという間に転げ落ちる、メイル・タット・ガウちゃん。
『パーポーパーポー』そのまま病院へ担ぎ込まれてしまった。
最終お友達兵器ガウちゃんが、あっという間にやられてしまった大家族戦隊モナリンダーX。
果して、不良少女との戦いの行方はどうなる。
モナ「ガウちゃんバイバイなの。チッ、使えないの。」サラリと毒舌なモナくん。
フィリー「また遊びましょうね〜♪」
クリス「もう遊んでくれないと思うわ・・・(そもそもあれを遊んだって言うのかしら?)」
モナリー「何か落ちてくるの。拾うの。」
子モナA「パパ、紙切れなの。何か書いてあるの。」
モナ「電話番号なの。ちょっとかけてみるの。」口の中から携帯電話を取り出す。
フィリー「まぁ、便利な収納機能ですわ☆」
クリス「そ、そうかしら・・・」
ジュリオ「フィリーが言うなら正しいよ」
クリス「あんたは黙ってなさい」ボカッ
!!ジュリオ「グェ・・・・」
トゥルルルルル、トゥルルルルル、トゥルルルルル、ガチャ
モナ「モシモシなの」
?「チュウチュウ」
モナ「チュウチュウなの」
?「チチチチュウ?」
クリス「ちょ、ちょっと何話してるの?訳してくれない?飴あげるから」飴で買収するクリス。
子モナB「わかったの」あっさり買収される子モナB。
「ちゅちゅうなの」以後翻訳
モナ「もしもしなの。」
?「どちらさんですか?」
モナ「ガウちゃんの友達のモナなの。」
?「あ、あの主人で苦労しているガウちゃんの友達ですか。僕、チュウチュウっていいます。でどうしたの?」
モナ「ガウちゃん殺られちゃったから仇討って欲しいの?助けてくれる?」
チュウチュウ「う〜ん、これからご主人様と遊ばなきゃなんないし・・・、場所何処?」
モナ「○●□▽×公園なの。」
チュウチュウ「あ、あそこね。ギリギリ射程圏内だよ。じゃあ撃つね。」ゼノちゃんお願いという声が電話より聞こえてくる。
モナ「これから撃つんだって。対衝撃波準備なの」ゾウさん滑り台に隠れる家族戦隊モナリンダー。
クリス「えっ、マジッ、いきなり狙撃って・・・・ウソっ、もしかしてこの音インファーナル?」とっさにジュリオを盾にするクリスとフィリー。
ジュリオ「エッ、ウッソーーーーー。ワーーーー。」着弾。
チュドーン
!!!!!!黒こげになるジュリオ・・・ちょっぴり埃にまみれたクリスとフィリー。
クリス「けほっ、まったく、ヒドイ目にあったわ。もう埃まみれじゃない。家に帰るわよ、フィリー。じゃあね、ジュリオ。」
フィリー「エッ、もう帰ってしまうんですか?楽しくなってきたところですのに・・・でもわかりました。それじゃ、ジュリオさん、モナリンダーの皆さんごきげんよう♪楽しかったですわ☆」
クリス「・・・(楽しかったって本気かしら?本気だったら友達やめた方がいいかも・・・)」
モナ「バイバイなの。」ほのぼのと見送るモナリンダー
チュウチュウ「どう役に立った?」
モナ「ありがとうなの。とても役に立ったの、今度一緒に遊ぼうなの。」
チュウチュウ「今度一緒に遊ぼうね、じゃバイバイ」
モナ「バイバイ」電話を切り再び口に入れる。
モナリー「じゃあ悪も追っ払ったし帰るの。今日はごちそうなの」
子モナ達「わーいなの。帰るの帰るの。」
モナ「今日は良いことしたから気持ちがいいの」楽しそうに会話しながら家路に着くモナリンダー・・・・
後には黒こげのジュリオが残るのみ・・・めでたしめでたし?
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