(A)は、料理や商品そのものが店舗選びをするポイントになるので、料理や商品を常に研究して質を高め、レベルを同一地域内の高い位置で保つことが、お客さんに自分の店舗を選んでもらう仕掛けになります。
実際には(A)でも何種類か提供しますが、その内の1つか2つを選んで注文しますよね。それに比べて(B)は、何種類かを注文して、その全体で判断するので、お客さんによって評価が、大きく変わります。
前回、「経営的には(B)の方が難しい部分が多い」と書いたのは、これが理由です。ですから、自分の店舗を選んでもらう仕掛けやきっかけを作らないと、思ったように集客できないということになってしまいます。
「店舗の特徴となる料理や商品、または接客の良さ」といったシンボルを作る必要があると書いたのは、この仕掛けやきっかけ作りにとても重要だと考えているからです。シンボルがあれば、それがそのまま仕掛けです。
提供したい料理や商品が決まっている場合もあると思うのですが、それらを好んで買ってくれるお客さんが、出店地域にいるかどうかが重要になってきます。売れると思い込んで出店するのは、かなりの挑戦です。
お客さんに、同一地域の他店舗ではなく、自分の店舗を選んでもらえるかどうかに注目して、時には提供する料理や商品を変更することもあります。選ばれるかどうかを問題にすると、このことは大変重要なのです。
