モバイルに挑戦 その4〜バッテリーは永遠のテーマ?
2000.5.30
ふだん家や仕事場でACアダプターでつないで使用しているときは全然気にならないのだけど、いったん外に持って出てみると、バッテリーの残り時間が気になって気になって仕方がなくなります。「うむ、あと20分しかない・・・10分、3分・・・」ピコンピコンピコンピコン・・・まるでウルトラマンだ(笑)。ああ、意外とバッテリーの容量が少ないんだなあ・・・と、外に持って出てみて初めて気づきます。
予備の大容量バッテリーを持っていけばいいじゃないかとも思いますが、その分重くなって、スマートモバイルというVAIO505のよさと矛盾するようで、難しいところですね。日本人が手に持って歩いて、軽いと感じるのはだいたい2kgまでという話もあります。(西洋人の体型だったら、3kg超のA4ノートパソコンでも軽々みたいです。その証拠に欧米ではB5サイズのノートパソコンがほとんど出てません。)
私が特に、バッテリー駆動の限界を感じたのは、98年にブラジル等南米に旅行したときです。ただでさえ荷物が多くて困るので、当時東芝のA4ノートを使っていた私は、友人の東芝リブレットと交換して、それを持っていきました。モバイル通信という意識はあまりなくて、すきま時間を有効に使えれば・・・と思ったのです。この旅行のようすは「New Hope!世界に出ようよ」という私の別サイトで「南米旅行記」として紹介しております。「ここには大きな大地がある」というコラムにも書いたように、南米はとにかく広くて、バスで20時間走ってもずっと窓の外の景色は同じで、1〜2時間居眠りしてはっと目がさめてもまた同じ景色で、バスは止まっていたんじゃないかと錯覚するような感じなんです。あまりにも時間がゆっくりゆっくり過ぎていくのを、初めての南米の旅で実感した私は、教訓を得て、二度目はパソコン持参で・・・と考えたのです。(パソコンをいじってると、いくら時間があっても足りない思いませんか?やることは尽きず、あっという間に時間が過ぎて、気付いたら夜明け前だったという体験は、このサイトの読者のみなさんお持ちなのではないでしょうか?)時おり、超たいくつな(笑)南米の旅にはパソコンがちょうどよい気分転換になると考えました。
しかし、その構想は大阪空港を飛び立ってまもなく崩れてしまいました。さあ離陸だ、出発だ、今の心境を日記風にメモしとこうかな・・・なんて思いながら機内でリブレットを立ち上げる。Windowsが起動する2分間が長〜く感じられる。それでエディタを立ち上げて・・・と気付いたらすでにバッテリーの残り残量が1時間少し。いつ消えてしまうかと、キーボードを押しながらもはらはらしどうしでした。大阪空港からロスアンゼルスまで約12時間、そしてロスアンゼルスからブラジルのサンパウロまで約12時間、そしてそこからバスで20時間という長い長〜い道のりで、東芝リブレットが使えたのは、結局最初の1時間半だけです(笑)。考えてもみてください。座席にじーっとしているのはかなりの苦痛ですよ。
(世界最長の滝イグアス。壮大です。これは使い捨てのパノラマカメラで撮った4枚の写真をスキャンして、VAIOのPictureGearでつなげました。ちょっとした遊びに、VAIOのソフトはとても良いですね。)
ところで、私がひそかにモバイルの師と仰いでる「Text Spirit」のそぼろ(オーナー)さんは、「単3以外でモバイルできるか!」と少々過激な発言をされております。特殊な環境とはいえ、私も南米旅行でそのことをしみじみと実感したのでありました。ちなみに、単3のアルカリ電池であれば、ブラジルのかなりの奥地でも、店でしっかり売ってました。結局行った先の電圧は110Vでも、ACアダプターをとおしてちゃんと充電できて、リブレットはそれなりに使えたのでありましたが。
今度行く機会があったら、万全の態勢で行きたいですね。インターネットに接続する環境を整えたり、単3電池で駆動するマシンを持っていくとか。
ところでSonyの2000年夏モデルの目玉、SRシリーズは、CPUがPentium IIIプロセッサーでありながら、大容量バッテリーを標準装備して、バッテリー駆動時間5.5時間、それで重さは1.34kgと、すさまじいばかりのSonyの努力が見られます。スタミナと重さというこの矛盾する難問題に、いち早く、果敢に取り組むSonyはやはりすごいと思います。それこそが次に、ユーザーの求めてるものなんですよね。 ★VAIO公式サイトの「バイオノートSR開発者に聞く」 では、涙ぐましい努力のプロセスが紹介されていました。こういう開発者の生の声を公式サイトで聞かせてくれるのも、VAIOの(というかSonyの)魅力だと思います。
モバイルのこつ その4〜モバイルはやはりバッテリーが命。今のところは何といっても単3電池で動くハンドヘルドPCが一番。あとは技術の進歩を待ちましょう。