2003年 ベスト本 
それぞれ国内本と海外本に分けて選出してます。
ろすちゃのベスト本のみ、タイトルをクリックすると感想へ飛びます。

−ろすちゃ−
国内ベスト本

1 『八月の博物館』 瀬名秀明
 子供の日を思い起こさせるような、憧憬に満ちたストーリー。

2 『夢の果て』 安房直子
 美しくも妖しい幻想的なストーリーがいい(^_^) 

3 『黒いハンカチ』 小沼丹
 飄々とした文章、爽やかな物語がとてもいい(^_^)

4 『スイス時計の謎』 有栖川有栖
 表題作の論理がとても美しい。久々に純粋な本格を堪能した気分。 『幽霊刑事』も良かった。

5 『花の下にて春死なむ』 北森鴻
 ビールと肴の美味しそうなことといったら(T_T)

6 『そして二人だけになった』 森博嗣
 最後の展開がちょと…だけどあの雰囲気が良し♪

7 『戻り川心中』 連城三紀彦
   美しい言葉でふと視点をひっくり返される心地よさ(^_^)

8 『しあわせの書』 泡坂妻夫
 すごい仕掛けに感服(ToT)


● 9位以下は……日本の作品をあまり
  読んでないので、無理に選びま
  せん(^_^;)

−ろすちゃ−
 海外ベスト本

1 『森の小道・二人の姉妹』 シュティフター
 情景描写がホントに美しい。シュティフターに勝る作家なし♪

2 『クリスマス・ソング』 ベイツ
 素朴だけど、心の奥底にしんと染み渡るストーリがいい。

3 『三人の名探偵のための事件』
 レオ・ブルース
 楽しい♪ こんなミステリがあるだけで幸せ(^_^)

4 『消えた玩具屋』 エドマンド・クリスピン
 クリスピンにはまった年。とりあえず今のところこれが一番好き。

5 『スミスにおまかせ』 ウッドハウス
 何も考えずに笑わせてくれる。込み入ったストーリーと笑わせどころが絶妙♪

6 『石の猿』 ジェフリー・ディーヴァー
 あの人が…あれさえなければ…(ToT) ディーヴァーは『ヘルズ・キッチン』も♪

7 『魔法人形』 マックス・アフォード
 怪奇ちっくな舞台設定が良し。トリックより雰囲気(爆)

8 『法の悲劇』 シリル・ヘアー
 シリル・ヘアーにもはまった年♪ どれもそれなりに良かったけれど、一番感心したのは これかな?

9 『イギリス怪奇傑作集』
   W・W・ジェイコブズ 他
 去年読んだ怪奇小説は多いけど、イギリスのものが秀逸。

10 『スティーヴンソン怪奇短編集』
   スティーヴンソン
 異国情緒溢れる怪奇物語は絶品。

次点
* 『淑やかな悪夢』
   シンシア・アスキス 他
 女性の描く怪談はまた別の凄みが…。

* 『銀の仮面』 ヒュー・ウォルポール
 妙に気味の悪さが残る物語ばかり。それがまた新鮮。


−プロ・ビーラー−
国内ベスト本

1 『花の下にて春死なむ』 北森鴻
 ミステリと美味しさの理想的な融合。

2 『八月の博物館』 瀬名秀明
 ノスタルジーをかき立てる夏休みの大冒険。

3 『プリズム』 貫井徳郎
 「毒チョコ」の手法が進化し、人間の多面性を見事に浮かび上がらせる。

4 『陰摩羅鬼の瑕』 京極夏彦
 ミステリとして描くことで、この悲劇は最高の効果をあげた。

5 『わたしと小鳥とすずと 金子みすず
 こんな簡単な言葉が、これほど優しく心に染み入ってくる不思議。

6 『スイス時計の謎』 有栖川有栖
 表題作はパズラーの楽しさを思い出させてくれる逸品。

7 『月曜日の水玉模様』 加納朋子
 人の悪意、悲しさ、寂しさ、それらを柔らかく包み込み優しさが心地良い。

8 『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午
 やられた後にやってくる爽快感が、すべての違和感を洗い流してくれる。

9 『殺意の集う夜』 西澤保彦
 実験小説で終わらない貪欲さを感じる氏の中でも異色の作品。

10 『江戸川乱歩傑作選』 江戸川乱歩
 妖しい光を放ち続ける傑作たちを詰め込んだ宝石箱。

次点
* 『ifの迷宮』 柄刀一
 文章にもっと魅力があればすごいミステリになるのになぁ。

* 『山椒魚』 井伏鱒二
 どこかすっとぼけた文体が創り上げる郷愁感に満ちた小説空間。

−プロ・ビーラー−
海外ベスト本

1 『ボトムズ』 ジョー・R・ランズデール
 海外作家の描く少年の成長、家族像はどうしてこうも素敵に見えるのだろう。

2 『石の猿』 ジェフリー・ディーヴァー
 やや小粒になった感もあるが、キャラ設定とドラマ作りはさすがのディーヴァー印。

3 『愛しき者はすべて去りゆく』 デニス・レヘイン
 ハードボイルドというには、あまりにもハードで読み応え抜群のシリーズ。

4 『半身』 サラ・ウォーターズ
 匂い立つほど妖しい文章に幻惑されっぱなし。

5 『闇に問いかける男』 トマス・H・クック
 救いのない記憶シリーズから、確実に癒しの側へと変化しているクックに好感。

6 『石に刻まれた時間』 ロバート・ゴダード
 妖しげであるゆえか魅惑に満ちた館、後半やや話が大きくなりすぎたのが残念。

7 『Cover's Dozen』 レイモンド・カーヴァー
 書かないことでより深く表現できることを、あらためて教えてくれた。

8 『三つの棺』 ジョン・ディクスン・カー
 翻訳は肌に合わないが、真相はこれぞ本格ミステリという傑作。

9 『暗い鏡の中に』 ヘレン・マクロイ
 読者を混沌へと叩き込む幕引きの妙。

10 『宮殿泥棒』 イーサン・ケイニン
 真面目な人を描いてどうしてこうも面白いのか

次点
* 『Yの悲劇』 エラリー・クイーン
 謎物語にして悲劇、古典にして聖典。

* 『クリスマスのポアロ』 アガサ・クリスティ
 ミスリーディングとオチの切れ、クリスティを舐めてはいけない。

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