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石乳「Bergmilch」 (『白い外套の印象』1843「Wirkungen eines weiBen Mantels」)
広い濠に囲まれて池の中の島の上に建っているようなその古城は、アクスと呼ばれていた。
現在の城主は独身だったが、支配人を雇い、その家族と暮らしていた。ある時フランスが
攻め入ってきたという知らせがあり、彼の城にも怪しい男が偵察に訪れる。だが、彼は
フランス人ではなかった。同じドイツ兵の動向を観察している男に、城主は怒りを覚えるが…。
この作品は1843年に『白い外套の印象』として発表されましたが、改作後『石乳』と
して『石さまざま』に収録されました。
ある些細な事情(^_^;)から一人ぼっちで暮らしている現在の城主。でも子供好きだし、
支配人の家族ととてもうまくやっているんですね(*^^*)それぞれにちょっと変わってる
城主と、支配人と、そして子供たちの家庭教師。4人の子供たちがかわいいです。主人公は
長女のルートミラアことルールウですね。
平和な城に訪れる、戦争の影…。フランス兵の証であるはずの白い外套を着た謎の男。
敵のはずなのに、ルールウは彼に一目惚れ(?)……。
これはナポレオン戦争の頃、バイエルンがフランスに荷担したのでドイツ人同士が争うことに
なってしまった、という時代背景があるそうです(^_^;) 名前は書いてないけどナポレオンの行く末も
ちらっとかかれてますね。この物語の、戦争に対するシュティフターの考え方は今でも通用しますね。
そして城に再び訪れた平和。その後の物語もいいですね(*^^*)
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