| マキアヴェリ イタリア 1469-1527 | |
| 君主論 | 中公文庫 |
| マクドナルド (ジョージ) イギリス 1824-1905 | |
| 黄金の鍵 | ちくま文庫 |
| マシスン (リチャード) アメリカ 1926- | |
| ある日どこかで (1975) | 創元推理文庫 |
| 奇蹟の輝き (1978) | 創元推理文庫 |
| 13のショック (短篇集) | 早川書房 |
| マンスフィールド (キャサリン) イギリス 1888-1923 | |
| マンスフィールド短編集 | 新潮文庫 |
| ミドルトン (リチャード) イギリス 1882-1911 | |
| 幽霊船 (短篇集) | 国書刊行会 |
| ミルハウザー (スティーヴン) アメリカ 1943- | |
| イン・ザ・ペニー・アーケード (短篇集) | 白水Uブックス |
| 三つの小さな王国 (1993) (短篇集) | 白水社 |
| ミルン (アラン・アレクサンダー) イギリス 1882-1956 | |
| クマのプーさん | 岩波少年文庫 |
| ユーラリア国騒動記 (1917) | ハヤカワ文庫FT |
| 赤い館の秘密 (1921) (ミステリ) | 創元推理文庫 |
| 四日間の不思議 (1933) (ミステリ) | 原書房 |
| メーテルリンク ベルギー 1862-1949 | |
| 青い鳥 | 新潮文庫 |
| メリメ (プロスペル) フランス 1803-70 | |
| カルメン (1945) | 岩波文庫 |
| メルヴィル (ハーマン) アメリカ 1819-91 | |
| 白鯨 | 講談社学芸文庫 |
| モーパッサン (ギ・ド) フランス 1850-93 | |
| 女の一生 | |
| 脂肪の塊・テリエ館 | 新潮文庫 |
| ベラミ | |
| モーパッサン傑作選 | ハルキ文庫 |
| モーパッサン短編集 一〜三 | 新潮文庫 |
| モーム (ウィリアム・サマセット) イギリス 1874-1965 | |
| 劇場 (1938) | 新潮文庫 |
| アー・キン | ちくま文庫 |
| アシェンデン | ちくま文庫 |
| カジュアリーナ・トリー | ちくま文庫 |
| かみそりの刃 | ちくま文庫 |
| コスモポリタンズ | ちくま文庫 |
| 中国の屏風 | ちくま文庫 |
| 魔術師 | ちくま文庫 |
| お菓子と麦酒 | 新潮文庫 |
| 月と六ペンス | 新潮文庫 |
| モリエール フランス 1622-73 | |
| 人間ぎらい | 新潮文庫 |
| モンゴメリ (ルーシー・モード) カナダ 1874-1942 | |
| 赤毛のアン | 新潮文庫 |
| ヤンソン (トーベ) フィンランド 1914-2001 | |
| たのしいムーミン一家 | 講談社文庫 |
| ムーミン谷の十一月 | 講談社文庫 |
| ムーミン谷の彗星 | 講談社文庫 |
| ムーミン谷の仲間たち | 講談社文庫 |
| ムーミン谷の夏祭り | 講談社文庫 |
| ムーミン谷の冬 | 講談社文庫 |
| ムーミンパパ海へいく | 講談社文庫 |
| ムーミンパパの思い出 | 講談社文庫 |
| 誠実な詐欺師 トーベ・ヤンソン・コレクション 2 | 筑摩書房 |
| ムーミン・コミックス 全14巻 | 筑摩書房 |
| ユアグロー (バリー) アメリカ 1949- | |
| 一人の男が飛行機から飛び降りる | 新潮文庫 |
| ユゴー フランス 1802-85 | |
| レ・ミゼラブル | 新潮文庫 |
| ユング (ラインハルト) ドイツ 1949-1999 | |
| おはなしは気球にのって (1998) | 早川書房 |
| 「奇蹟の輝き」 リチャード・マシスン/尾之上浩司 訳 (1999.4.23 創元推理文庫) |
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テレビの脚本家であるぼくことクリス・ニールセンは、不慮の事故で命を落としてしまった。
嘆き悲しむ最愛の妻アンや家族との別れに抵抗しながらも、クリスはやがて"常夏の国"と呼ばれている楽園で目覚める。
そこは死んだ者たちが暮らす死後の世界だった。若くして死んだ従兄弟のアルバートや犬のケイティと再会し、
天国で暮らすことになったクリス。だがやっと死後の世界に慣れ始めたクリスに、アンが悲しみのあまり
自殺したという知らせが…。1978年。 映画化されてるんで有名な作品でしょうけれど、私は当然(?)、見てません。ストーリー的に、映画にすると かなり胡散臭くなりそうな気がするけどなぁ…(^_^;) 主に恐怖小説を書いてるマシスンの 作品としては『ある日どこかで』と同じく異色のものらしいですね。 情熱的で、ちとセンチメンタル。私はこういうのかなり好きです♪ 死後の世界"常夏の国(サマーランド)"、要するに天国。描かれる世界や概念自体は、たぶんどこかで 一度は耳にして、誰もが漠然と思い描いているようなもの。それでもこれだけ鮮やかに描かれていると とても楽しいです。生前に思い描いた夢が、すべてかなう世界。でも死んでからも常夏の国にたどり着けず、 苦しみつづける魂がある…。クリスはアンを救うため、彼女のいる地獄のような場所へと向かうことに なるのですが…。 全編を貫いているのは、クリスとアンの夫婦愛。アンに会いたい、彼女を助けたいというクリスの一途な 思いと努力。そして、生きている間にベストを尽くせたのだろうかという、今となってはどうしようも ない問い…。切ない物語です。既に自分ではどうしようもなくなってから、生前に自分のしてきたことの結果を 背負わなければならないのは天国も地獄も同じ。なんか恐ろしいことですが、それを決めるのも…。 これはあんまりくどくど書くより、読んでいただいた方がいいお話ですね。 クリスがアンに語りかける言葉に涙が(T_T) どんな夫婦も、生きているうちにこんな言葉を 伝え合えたら素晴らしいことなのに。自分はどうなんだろう?と考えずにはいられない物語です。 |
| 「幽霊船」 リチャード・ミドルトン/南條竹則 訳 (国書刊行会 1997.4.25) |
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英国の詩人、小説家のリチャード・ミドルトン(1882-1911)の短篇集。20篇収録。 収録作品… 「幽霊船」、「ブライトン街道で」、「羊飼いの息子」、「棺桶屋」、「奇術師」、 「逝けるエドワード」、「月の子たち」、「園生の鳥」、「誰か言ふべき」、「屋根の上の魚」、 「小さな悲劇」、「詩人の寓話」、「ある本の物語」、「超人の伝記」、「高貴の血脈」、 「警官の魂」、「幼い日のドラマ」、「新入生」、「大芸術家」、「雨降りの日」 あまり馴染みのない名前かもしれませんね。それも無理からぬこと、生きている間には1冊の本を出すこともなく、 29歳で自殺してしまった不遇の作家です。作品にもそんな空気(?)がにじみ出ていてちょっと暗めの 雰囲気ですけど、なんとなく、どことなくひかれるものがあります。もっと長生きして 書きつづけてくれていたら、もっと好きになったかも、というような…(^_^;) 以下にお気に入りの感想を。叢書としては「魔法の本棚」(国書刊行会)5巻『奥の部屋』 (ロバート・エイクマン)に続きます。 「幽霊船」 イギリス一の幽霊の名所フェアフィールドで、奇妙な出来事が起こった。春の大嵐によって、 遠い海から幽霊船が吹き寄せられてきたのだ。しかも幽霊船の船長ロバーツは、フェアフィールドの幽霊たちを 集めて毎晩どんちゃん騒ぎを始める始末…。 幽霊がふつーに生活(?)している村での珍事件。真面目な幽霊譚というより、 ユーモアにあふれたお話ですね〜♪ どんな味のかぶだか……(^_^;) 「奇術師」 うまくやればミュージック・ホールでの契約更新という舞台で、男はへまばかりしていた。 だが最後の取っておき、人間消失を見事にやってのけた彼だったが…。 トリックのない奇術。恐ろしいです。解けない謎ほど怖いものはないのかも……。 「屋根の上の魚」 11歳のジョージは他の子供のように活発に遊ぶことはなかったが、物語を作る事が得意だった。 そんな彼が好んで語るのは、アパートの屋根にある貯水タンクの中に住む美しい魚の話だった…。 ひょっとして虹色の魚はジョージ自身だったのかも。他愛ない物語を、夢を疑うたびに、 子供達の周りで希薄になってゆく何か…。切ないお話です。 「ある本の物語」 男は読書好きが高じて批評家になったが、たくさんの批評をするにつれ本を読む楽しみが 減っていくのを感じるようになった。もはや批評家の目でしか本を読めなくなってしまった彼は、 友人の勧めで自ら本を書くことにした。やがて本は世に出てそこそこの評価を受けるが、奇妙なことに 彼自身は自信を失いかけていた…。 この短篇が一番好きです。彼の本を批評した人物のただ一行の言葉「貴兄は何故本を書きしや?」 こんな質問をぶつけられたら、作家はどう答えるんでしょう? 本のあらばかり探すように なってしまった批評家、伝えたい言葉のひとつもないまま本を書く作家。その向こう側に 人がいなければ、本なんて虚しい言葉の羅列ということかな…。考えさせられるお話です。 「幼い日のドラマ」 幼い日の私は、学校が大嫌いだった。遅刻をし、宿題をさぼった言い訳にあらゆる嘘をつき、 無邪気な学友と無神経な教師たちにうんざりする毎日を送る僕。だが、ある日兄の 麻疹がうつって学校を休めることになった…。 神経質で、どうしても学校に馴染めない僕…。多かれ少なかれ、誰もがそういう部分て あると思うんですよね〜。幼い"僕"にはまだそこが見えず、見えないだけに余計つらく、 またうぬぼれてもいる日々。周りの無神経さ加減も、ここまで延々書かれるとなんだか 小気味よいです(^_^;) 次の「新入生」もこの話の続きです。 「雨降りの日」 人は何故、些細な記憶の断片をふとした瞬間に思い出す事があるのだろうか? 窓に伝う雨を見て 私が思い出したのは、幼い頃のある雨の日、退屈な時間を過ごしていた時のことだった…。 本当に短い話なのですけど、不思議な余韻を残すお話です。ふと思い出す何の変哲もない 切れ切れの記憶がそんな意味を持っているのだとしたら……なんだか切ないです。 |