| マーシュ (ナイオ) ニュージーランド 1895-1982 | |
| アレン警部登場 (1934) (アレン警部シリーズ1) | 論創社 |
| 殺人者登場 (1935) (アレン警部シリーズ2) | 新潮文庫 |
| マクドナルド (フィリップ) イギリス 1900-81 | |
| Xに対する逮捕状 (1938) | 国書刊行会 |
| マクラウド (シャーロット) カナダ 1922- | |
| にぎやかな眠り (1978) | 創元推理文庫 |
| マクロイ (ヘレン) アメリカ 1904-1993 | |
| 死の舞踏 (1938) (ベイジル・ウィリングシリーズ1) | 論創社 |
| 家蝿とカナリア (1942) (ベイジル・ウィリングシリーズ5) | 創元推理文庫 |
| ひとりで歩く女 (1948) | 創元推理文庫 |
| 暗い鏡の中に (1950) (ベイジル・ウィリングシリーズ8) | ハヤカワ文庫 |
| 割れたひづめ (1968) (ベイジル・ウィリングシリーズ12) | 国書刊行会 |
| 読後焼却のこと (1980) (ベイジル・ウィリングシリーズ13) | ハヤカワポケミス |
| 歌うダイアモンド (短篇集) | 晶文社 |
| マケイブ (キャメロン) イギリス 1915-95 | |
| 編集室の床に落ちた顔 (1937) | 国書刊行会 |
| マゴーン (ジル) イギリス 1947- | |
| 騙し絵の檻 (1987) | 創元推理文庫 |
| マシスン (リチャード) アメリカ 1926- | |
| ある日どこかで (1975) | 創元推理文庫 |
| 奇蹟の輝き (1978) | 創元推理文庫 |
| 13のショック (短篇集) | 早川書房 |
| ミッチェル (グラディス) イギリス 1901-1983 | |
| ソルトマーシュの殺人 (1932) (ミセス・ブラッドリーシリーズ4) | 国書刊行会 |
| ミルン (アラン・アレグザンダー) イギリス 1882-1956 | |
| ユーラリア国騒動記 (1915) | ハヤカワ文庫FT |
| 赤い館の秘密 (1921) | 創元推理文庫 |
| 四日間の不思議 (1933) | 原書房 |
| メースン (アルフレッド・エドワード・ウッドリ) イギリス 1865-1948 | |
| 薔薇荘にて (1910) | 国書刊行会 |
| 矢の家 (1924) | 創元推理文庫 |
| 「殺人者登場」 ナイオ・マーシュ/大久保康雄 訳 (新潮文庫 S.34.4.16) |
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ロンドン警視庁のアレイン警部は、友人の新聞記者ナイゼル・バスゲートと
ユニコーン座へ芝居見物へ出かけた。だがその上演中、一人の俳優が舞台上で
死んでしまうという事件が起こる。ピストルにこめられていたはずの偽玉が、
本物とすりかえられていたのだった。誰からも疎まれていた俳優の死に、アレン警部の
捜査は難航するが…。アレン警部シリーズ2作目。1935年。 シリーズ2作目♪ この本は絶版なんですが、1作目の犯人とか 思いっきり書かれてるので、お読みになる時は順番にどうぞ。 この翻訳は古いので表記が違いますが、以下アレン警部で統一します。 芝居の上演中に起こった衝撃的な事件。被害者の身辺には殺人の動機がわらわら。過去の事件なども絡んで 一見複雑そうに見えるのですが、ミステリとしてはわりと単純…というか正統派なんですかね。 謎を解く過程は、細部までなかなかきちんとしています。 演劇の舞台裏がやっぱりというかなんというか(作者は演劇畑の人でしたので…)生き生きと 描かれてますし、アレン警部とナイジェルの捜査の様子もユーモアがあって楽しい♪ アレン警部の部下のフォックスとベイリーもいい味出してます(^_^) やっぱその辺を楽しむ作品でしょうか。 1作目より好きですね。 次は3作目の『病院殺人事件』…は抄訳っぽいし、4作目は未翻訳なので、 5作目『ヴィンテージ・マーダー』に続きます。そのうちに。 |
| 「死の舞踏」 ヘレン・マクロイ/板垣節子 訳 (2006.6.20 論創社) |
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大雪で混乱するマンハッタンで、除雪作業員が雪の中から若い女性の死体を発見する。
その死体は雪の中にあったにもかかわらず、熱いほどの熱を持っていた。
調査に関わることになった精神分析医のベイジル・ウィリングは、関係者の無意識の行動に
注目して事件の解決を図る…。ベイジル・ウィリングシリーズ第1作目。1938年。 シリーズ1作目にしてマクロイのデビュー作。ベイジルはもう最初から警察関係者だし、 1作目という感じもありません。というか、デビュー作という感じもあまりしないですね…。 関係者の無意識の行動に注目しながら、精神科医としての本領を発揮するベイジル。 後々の作品より、その辺には力が入ってる感じです。何より謎が魅力的ですね〜。 雪の中の熱い死体。動機もなさげでなかなか捜査も進展しないから、関係者の見せる ほんの些細なうっかりミスも役に立ってくるわけで…。ミスの解釈が 役に立ってるかどーかはともかく、なかなか面白かったです。少々あやうい感じ(?)もしますけど、 全体的にもけっこうよく出来てると思います。面白い人たちも多くて、楽しめた作品でした。 しっかしこの頃のアメリカって、こーゆーことにけっこう無頓着だったのですかねぇ(^_^;) ある意味ぞっとするラストです。 次は5作目『家蝿とカナリア』に続きます↓ |
| 「家蝿とカナリア」 ヘレン・マクロイ/深町眞理子 訳 (創元推理文庫 2002.9.27) |
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ニューヨーク、ロイヤルティー劇場で公演初日を迎えた「フェドーラ」の第一幕上演中、
舞台上で一人の男が殺されるという事件が起こる。しかも殺人を犯す機会があったのは、劇に出ていた
ほんの数名だけだった。主演女優に招かれて舞台を見ていた精神分析学者ベイジル・ウィリングは、
劇関係者の依頼で事件の調査を始めた。彼はこの事件の少し前、近くの刃物研磨店で起こった奇妙な
事件が気になっていた。夜中店に何者かが押し入ったのだが何も盗まず、店の鳥籠に入っていた
カナリアを籠から出して行ったというのだが…? ベイジル・ウィリングシリーズ第5作。1942年。 精神分析医のベイジル・ウィリングシリーズ5作目。浮名を流す(?)ハデな主演女優、それに翻弄される劇団員…演劇が絡むミステリはどろどろ加減が 一段とくどい気がしてあんまし好きじゃないんですが、マクロイの作風もあるんでしょか、これかなり 楽しかったです(^_^) ロイヤルティー劇場の中を縦横無尽に描いてるのもいいですし、なにしろ謎が魅力的♪ カナリアと家蝿をめぐる謎。前者はちょっとう〜ん…?て感じですが(^_^;)、後者はなかなか意外で よいですね。容疑者はたった数人、犯行の機会もすごく限定されてるのに、なかなか分からないもどかしさ…。 結果的にミステリとしてはちょい微妙な部分もあるかもしれませんが、そんなん気にならないほど読ませてくれるストーリーでした♪ 次は8作目『暗い鏡の中に』に続きます↓ |
| 「暗い鏡の中に」 ヘレン・マクロイ/高橋豊 訳 (S52.6.10 ハヤカワ文庫) |
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ブレリートン学園の教師フォスティナは、ある日何の理由もなく突然校長から解雇された。
彼女から悩みを打ち明けられたギゼルは、恋人で精神科医のウィニングに相談する。
興味を抱いて学園に赴くウィニングだったが、そこで彼は信じられないような噂を耳にする。
かつて何人もの教師や生徒たちが、同時刻に違う場所で二人のフォスティナを目撃するという
怪事件が相次いだというのだ。一体彼女の身に何が起こっているのか…。
ベイジル・ウィリングシリーズ第8作。1950年。 ちょと幻想的な色合いの濃いミステリです。同時刻、違う場所で目撃される女教師。 生霊だとかドッペルゲンガーだとか、そんな話になってきた矢先……。いいですね。 ストーリー自体はスローテンポではありますが、最後の謎解きはしっかりしてて納得のいくものです。 確かに“出来すぎ”すれすれではありますが、ああいう終わり方ならいいのか…(^_^;) でもトリック 一つで終わらせてないところがさすがですね♪ 怪奇的な雰囲気の漂う逸品でした(^_^) 次は12作目『割れたひづめ』に続きます↓ |
| 「割れたひづめ」 ヘレン・マクロイ/好野理恵 訳 (国書刊行会 2002.11.15) |
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妻とスキーに出かけたベイジルは雪山で立ち往生してしまい、助けを求めた家に
滞在を余儀なくされた。そこは小説家スウェインの住むクロウズ・フライトと呼ばれる古い家で、
折しもホーム・パーティの最中。この家にはそこで一夜を過ごしたものは必ず死ぬという
部屋があるという話を聞いたベイジルは、自分がそこで一夜を過ごしてみようと言い出すが…。 ベイジル・ウィリングリシーズ12作目。1968年。 翻訳が飛び飛び(or絶版)なので、ベイジルいつの間に結婚したんだよう〜と言いたくなりますが、 とにかく12作目(^_^;) 雪深い山の、いわくつきの館クロウズ・フライト。そこで一晩を過ごしたものは必ず死ぬという、 古い言い伝え。心ならずもそこへ飛び込んでしまったベイジルたち、そして起こる不可解な事件…。 いいですね〜。ま〜確かにミステリとしては色々と都合のいい(もしくは悪い)部分は あるにせよ、ちょっと怪奇っぽいこの雰囲気がなかなか好きなので楽しめました。 特にルシンダとヴァーニャのお年頃の二人がいたずらしたり、こっそり探偵ごっこなど繰り広げて 大人たちを翻弄してくれるところが微笑ましくて好きです♪ 神経質になってる 大人たちとの対比がいいですね。この辺を楽しめないと、少々不満の多い作品になってしまうかな、 ってことで…(^_^;) 次は13作目『読後焼却のこと』に続きます↓ |
| 「歌うダイアモンド」 ヘレン・マクロイ/好野理恵 他、訳(晶文社 2003.1.30) |
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米国のミステリ作家ヘレン・マクロイ(1904-1992)の短篇集。9編収録。1947〜65年。 収録作品… 「東洋趣味(シノワズリ)」、「Q通り十番地」、「八月の黄昏に」、「カーテンの向こう側」、 「ところかわれば」、「鏡もて見るごとく」、「歌うダイアモンド」、「風のない場所」、「人生はいつも残酷」 面白かったです〜。今までマクロイは長編を2つしか読んだことありませんが、 この本でなんだかイメージががらっと変わりました。この本はミステリとSFが半々(?)くらいですが、 どれも面白い作品ばかり。書かれた時代のせいもあるんでしょうが、ちょっと暗めで皮肉というか シニカルというか、そういう作品ばかりですね。いいですね〜(^_^;) 「鏡もて見るごとく」は精神科医ベイジル・ウィリングシリーズの長編『暗い鏡の中に』のショート版。 他にもベイジル・ウィリングものがあります。 も〜全部良かったので迷うんですが、以下に特にお気に入りの感想を♪ 「東洋趣味(シノワズリ)」 大晦日、旧北京の日本使館で行われる舞踏会に出席するために集まった人々の中に、 露国公使の妻オーリガ・キリーロヴナ嬢がいた。彼女は一人で馬車に載せられ日本使館へ向ったのだが、 道中忽然と姿を消してしまったのだった。彼女に心引かれていた私とアレクセーイは、災いのもとを 探るべく夜の外城へと向う……。 ホント、東洋趣味ですね〜。まだ清の時代、西洋人の目に映る煌びやかで不可解な国。 この雰囲気がいいですね。でも、人間だけはいつの世も変わらないというか…。 「八月の黄昏に」 地球以外に生物の存在について父と話していた私たちの前に、円盤のような奇妙な物体が 現れ、一瞬にして消えた。私はやがてエンジニアの道を歩み、新型飛行機の制作を 手がけるようになるが…。 短いお話ですが、こういうの好きです。どうなっちゃうんでしょね、これから……(^_^;) 「ところかわれば」 人類初の太陽系探査隊に選ばれた私は、パートナーのアモリスと共に異性人の住む星へ向った。 異性人たちに大歓迎された彼らだったが、次第に文化の違いに困惑することになる…。 面白すぎ(^_^;) ユーモアSF(謎)かと思ったら…いいですね、この皮肉さ。男性と女性で 違うというあたりが…。ここへ行き着くとは意外でした。 「歌うダイアモンド」 ベイジル・ウィリングの診察室を訪れたマティルダは、1年前に世間を騒がせた"歌うダイアモンド"と 呼ばれた空飛ぶ円盤の目撃者だった。目撃者が相次いで死亡している事に恐れをなした彼女は、 ベイジルの元へ相談に訪れたのだった…。 こ、こんな大掛かりなこととは。SFの中にこういう作品を紛れ込ませてるあたりが にくいですね〜。 「風のない場所」 不思議と風の吹かない窪地があった。私とテッドは滞在していた貸し別荘近くにその場所を 見つけたのだった。ある日のこと、地平線の向こうで突然大きな光が閃き、テレビもラジオも 無言になった…。 死の静けさと小鳥の歌。短いけれど、心に残るストーリーです…。 「人生はいつも残酷」 15年前、フランク・ブロイとして知られていた彼は、名前を変えてヤーボローの町へ戻ってきた。 かつて理由も分からないまま自分を殺そうとした人間を見つけ出すために…。 中編です。テンポの良いサスペンス♪ きちんと謎解きもしてて、こういうのも好きです(T_T) |