| 赤川次郎 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 三毛猫ホームズの推理 | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 幽霊列車 | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| おやすみ、テディ・ベア | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| たとえば風が | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 飛鳥高 1921- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 細い赤い糸 | 双葉文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 我孫子武丸 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 殺戮にいたる病 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 0の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 綾辻行人 1960- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 十角館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 水車館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 迷路館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 人形館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 時計館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 黒猫館の殺人 | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 緋色の囁き | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 暗闇の囁き | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 黄昏の囁き | 祥伝社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 霧越邸殺人事件 | 新潮社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 殺人方程式 | 光文社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| フリークス | 光文社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 眼球奇譚 | 集英社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| どんどん橋、落ちた | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 鮎川哲也 1919-2002 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ペトロフ事件 (1950) (鬼貫警部シリーズ1) | 光文社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| りら荘事件 (1956) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 黒いトランク (1956) (鬼貫警部シリーズ2) | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 朱の絶筆 (1976) | 祥伝社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 密室殺人 短編集 | 集英社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 有栖川有栖 1959- | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 月光ゲーム (1989) (江神シリーズ1) | 創元推理文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 孤島パズル (1989) (江神シリーズ2) | 創元推理文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| マジックミラー (1990) (ノン・シリーズ) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 双頭の悪魔 (1992) (江神シリーズ3) | 創元推理文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 46番目の密室 (1992) (火村シリーズ 1) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ダリの繭 (1993) (火村シリーズ2) | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ロシア紅茶の謎 (1994) (火村シリーズ3/国名シリーズ 第1弾) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 海のある奈良に死す (1995) (火村シリーズ4) | 角川文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| スウェーデン館の謎 (1995) (火村シリーズ5/国名シリーズ 第2弾) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ブラジル蝶の謎 (1996) (火村シリーズ6/国名シリーズ 第3弾) | 講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英国庭園の謎 (1997) (火村シリーズ7/国名シリーズ 第4弾) | 講談社ノベルス
| 朱色の研究 (1997) (火村シリーズ8) | 角川書店
| ペルシャ猫の謎 (1999) (火村シリーズ9/国名シリーズ 第5弾) | 講談社ノベルス
| 幽霊刑事 (2000) (ノン・シリーズ) | 講談社文庫
| 暗い宿 (2001) (火村シリーズ10) | 角川書店
| 絶叫城殺人事件 (2001) (火村シリーズ11) | 新潮社
| マレー鉄道の謎 (2002) (火村シリーズ12/国名シリーズ 第6弾) | 講談社ノベルス
| スイス時計の謎 (2003) (火村シリーズ13/国名シリーズ 第7弾) | 講談社ノベルス
| 白い兎が逃げる (2003) (火村シリーズ14) | カッパ・ノベルス
| モロッコ水晶の謎 (2005) (火村シリーズ15/国名シリーズ 第8弾) | 講談社ノベルス
| 乱鴉の島 (2006) (火村シリーズ16) | 新潮社
| 女王国の城 (2007)(江神シリーズ4) | 東京創元社
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泡坂妻夫
| 亜愛一郎の狼狽 | 創元推理文庫
| 亜愛一郎の転倒 | 創元推理文庫
| 亜愛一郎の逃亡 | 創元推理文庫
| しあわせの書−迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術− | 新潮文庫
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歌野昌午
| 葉桜の季節に君を想うということ (2003) | 文藝春秋
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江戸川乱歩
| 幽霊塔 | 春陽堂文庫
| 月と手袋 | 春陽堂文庫
| 江戸川乱歩傑作選 | 新潮文庫
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小沼丹 1918-96
| 黒いハンカチ (1958) | 創元推理文庫
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折原一
| 七つの棺 (黒星警部シリーズ短編集) | 創元推理文庫
| 丹波家殺人事件 (黒星警部シリーズ) | 講談社文庫
| 鬼面村の殺人 (黒星警部シリーズ) | 光文社文庫
| 猿島館の殺人 (黒星警部シリーズ) | 光文社文庫
| 黄色館の秘密 (黒星警部シリーズ) | 光文社文庫
| 模倣密室 (2003)(黒星警部シリーズ短編集) | 光文社文庫
| 倒錯のロンド | 講談社文庫
| 「白鳥」の殺人 | 光文社文庫
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恩田陸
| 三月は深き紅の淵を | 講談社文庫
| ドミノ | 角川書店
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| 「ペトロフ事件」 鮎川哲也 (光文社文庫 2001.7.20) |
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旧満州の夏家河子で、ロシア人の富豪イワン・ペトロフが殺されるという事件が起こる。
容疑者は三人の甥たちだったが、彼らにはそれぞれアリバイがあった。大連の警察に勤務する
ロシア語が堪能な鬼貫警部は、事件の捜査に借り出される。地道な捜査を続ける
鬼貫警部の前に、彼らのアリバイは鉄壁に見えたが…。鬼貫警部シリーズ第1作目。1950年。→
本の詳細 鬼貫警部、初登場作品♪ でも、特に初登場という感じもしませんね。 旧満州が舞台です。大連や近郊の都市の描写が詳しくて、 旅情溢れる感じなのが良いですね〜。事件はわりと単純なのですが、容疑者たちのアリバイ崩しが 見所です♪ まぁあまり派手な展開もなく、ミステリとして結末も意外といえば意外なのですが 台無しといえば台無しな気もし(笑)、悪くはないのですけど、個人的には少〜し 微妙な感じかな…(^_^;) でも登場人物もなかなか人間味のある人が多いですし、 楽しめた作品でした。2作目『黒いトランク』↓は既読ですので、3作目『黒い白鳥』に続きます。 そのうちに…。 |
| 「46番目の密室」 有栖川有栖 (講談社文庫 95.3.15) |
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日本のディクスン・カーと呼ばれるミステリ作家真壁の軽井沢の家に、クリスマスを過ごすべく今年も
招かれたミステリ作家の有栖川有栖。しかも今年は友人で英都大学助教授で犯罪学者の火村英生も同行することに。
編集者や他の作家も集まり楽しいクリスマスになるはずが、真壁が今度の作品を最後に密室物は
もう書かないと宣言したあたりから妙な雰囲気になる。誰もいないはずの冬の別荘地で目撃される怪しい男、
そしてついに殺人事件が。火村とアリスが密室殺人の謎に挑む…。シリーズ第1作目。1992年。 この時点では32歳独身男コンビ(笑)、火村&アリスが活躍するシリーズ(もちろんまだ続いてます)の、記念すべき第1作目♪ 実は何度目かの再読なんですが、感想がないのでいちおー感想を。 雪に閉ざされた冬の軽井沢の別荘地の雰囲気がなかなか好きな1作です。まだ新幹線が通る前ってのが 時間を感じさせます。タイトルは、作中の巨匠が次に発表する筈だった作品名。確かロバート・アーサーの 「五十一番目の密室」にちなんだものでしたっけ。 直接関係はないですが、この作品を読んであると細かい部分で面白いかも。 ミステリとして…密室ものと考えるとちょっと、う〜ん…てな感じかな〜(^_^;) まぁ本格ものとしては 不可もなく。この作品で一番惹かれるのはやっぱ「天上の推理小説」のとこでしょうか。未だに そんなものを夢見てドキドキしてしまう気持ちも、ミステリ好きとしてはよく分かります。 最後にすべての謎が明かされようが、多分読者が一番知りたい謎だけが……ってのはにくい演出ですね。 全体としてはけっこう好きなお話。 シリーズ1作目ということもあって、火村センセの描写がかなり詳しいです♪ 講義のシーンもあるし、 アリスと出会った経緯や何故彼が犯罪を研究するかということについても語られている、ファンにとっては 何回読み返しても飽きない作品です(笑) 2作目『ダリの繭』へ続きます↓ |
| 「ロシア紅茶の謎」 有栖川有栖(講談社文庫 1997.7.15) |
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英都大学社会学部助教授にして臨床犯罪学者、火村英生と推理小説作家、有栖川有栖の活躍する短編集。6編収録。 収録作品…「動物園の暗号」、「屋根裏の散歩者」、「赤い稲妻」、 「ルーンの導き」、「ロシア紅茶の謎」、「八角形の罠」 火村シリーズ3作目、国名シリーズ1作目。もちろん、 クイーンの国名シリーズに倣っているわけですが、その点はまぁ、いろんな意味で特に 気にしなくてよいかと(^_^;) この短編集あたりで彼等は33歳になってますね〜。 大阪府警の船引警部や野上刑事なんかも頻繁に出てきて、いかにもシリーズ作品って感じです。 再読ですがほぼ全部忘れてたので、以下に好きな作品の、趣味に走った感想を(^_^;) シリーズ4作目『海のある奈良に死す』に続きます。 「赤い稲妻」 嵐の晩にマンションから人が転落する現場を、向かいのマンションに住む火村の教え子が目撃してしまう。 他にも人がいたようだったのだが、部屋には中からチェーンがかけられ人はいなかった…。 まぁ突拍子もないと言えばそれまでですが、なかなか凝ってて結構好きです。 …アメリカ人だった意味って、名前だけだろか?(-_-;) 靴云々のとこは良かったですけど♪ 「ルーンの導き」 大学の同僚の英文科の講師が巻き込まれた殺人事件の調査をすることになった火村。 被害者は何故か、ルーン文字の刻まれた石を握りしめて死んでいた…。 常々ダイイングメッセージに不信感を抱いている者としては、凝ってれば凝ってるほど 胡散臭げに見えるんですが…誰も分からんのではないだろか?(^_^;) 火村センセの乱雑極まりない部屋が見られるというおまけつきです♪ 「ロシア紅茶の謎」 新進作詞家が自宅で毒殺され、火村とアリスは現場へ向かう。毒が ロシア紅茶に入れられていたことは確かなのだが、入れる機会を持った人間がいないのだった…。 事件の謎はともかく、火村センセの恥ずかしすぎるセリフ(「私は忘れないよ。…云々」)に 死にそうになる作品ですね(^_^;) このセリフこそ、先生が壊れていることの 何よりの証明という気がしてなりません。新進作詞家の歌詞といい、事件以外のとこで なかなかツッコミどころの多い話です(^_^;) |
| 「スイス時計の謎」 有栖川有栖 (講談社ノベルス 2003.5.7) |
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推理作家の有栖川有栖と英都大学の助教授火村英生が活躍する国名シリーズ第7弾。4編収録。 収録作品……「あるYの悲劇」、「女彫刻家の首」、「シャイロックの密室」、「スイス時計の謎」 シリーズものですが、まぁ単独で読んでも構いませんね。相変わらず、このコンビはいい味 出してます。実は2作は既読ですが、全体としては短編集ながらきちんと正統派本格で、 なかなか楽しめました。火村センセの変人ぶり(?)があまりなくて寂しかったけど(爆) 以下に、全ての感想を。例によって、ちょと妙な感想ですが(^_^;) 「あるYの悲劇」は以前の感想をどうぞ。 「女彫刻家の首」 アリスは火村に呼び出され、とある女性彫刻家のアトリエへ向かう。殺された女性彫刻家は首を 切られており、しかも頭は女神像の首と置き換えられていた。犯人は何故そんなことをしなければ ならなかったのか…? 既読ですが、一応感想を(^_^;) 短い話ですけど、この謎はなかなかいいですね。ちょと そこまでするかなっていう気もしますけど、いかにも推理小説的な謎。皮肉な結末ですね。 それよりも、アリスのそんな言葉にそこまで過敏にならなくたっていいじゃん火村先生〜と 思うのは私だけ?(^_^;) いったいあなたの過去には何が……(>_<) 「シャイロックの密室」 高利貸しで誰からも憎まれていた男が、密室状態になった部屋で、頭を銃を撃たれて死んでいた。 他殺を決定付ける証拠とともに、火村は妙なものに気付く…。 密室ものですね〜。どうも密室ものは、謎解きのための謎解きのようで好きになれないけど… これはまあ、このくらいなら実際やってもいいかな(よくはないですが(爆)) それより、意外な ことから犯人が分かるとこが、おかしくて個人的に好きです。そんなことってば(笑) 「スイス時計の謎」 アリスはいつものように火村に呼び出され、とある雑居ビルの殺人現場へと赴いた。 被害者の手首からはスイス製の腕時計が消え、床には丹念に掃除したあとがあった。 消えた時計の謎を追う火村たち。やがて容疑者が浮かんでくるが…。 ちょと長めのお話ですね。これが一番好きです。何故時計が消えていたか、という論理がとても きれいだと思います(^_^) ちょと込み入ってるけど、文句なく納得♪ 今回、被害者が高校の元同級生だっただけに、アリスは高校時代の悲しい過去(ずっと読んでる方は分かるかと)を 思い出してしまい、ちょと切なさが漂いますね。その年まで引きずってたのもすごいけど(爆) でもなんか34歳男たちの 哀切というか悲哀というか、そんなものを妙に感じさせられた作品でもありました(涙) アリスはこれでやっと吹っ切れたのかなぁ。だとしたら、あとは火村センセのあやしい(?)過去だけ……かな?(-_-;) |
| 「白い兎が逃げる」 有栖川有栖(光文社カッパ・ノベルス 2003.11.25) |
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英都大学社会学部助教授にして臨床犯罪学者、火村英生と推理小説作家、有栖川有栖の活躍する
シリーズ短編、中編を4編収録。 収録作品…「不在の証明」、「地下室の処刑」、「比類のない神々しいような瞬間」、「白い兎が逃げる」 思えばこのシリーズも長く続いてますよね〜。何作目かもよく分からないほどですが、 まぁ単独でも読めます。おなじみ34歳独身コンビ (もうこれ以上年はとらないらしい(^_^;))♪ 本格ミステリとしては ちょいと物足りない部分もあるけど、まぁまぁいい感じです。少なくとも私は火村センセがよければいいです(爆) 以下に(ちょと変な)感想を全部♪ 「不在の証明」 アクション小説作家の黒須俊也の弟克也が、俊也と同じマンションに住む 女性翻訳家の部屋で殺された。事件があった時間帯に俊哉がマンションを出入りするのを 見かけたものがおり、女性翻訳家をめぐる三角関係のもつれと思えたのだが…。 シンプルなタイトルの裏にこんな意味があろうとは♪ 事件は特に複雑ではないですが、 こんなふうにひねってあるのも楽しいです(^_^) 「地下室の処刑」 廃屋になったビルの地下室で、ひとりの男が殺されるという事件が起る。しかもその事件は、 火村たちが捜査協力をしている船曳警部の部下、森下刑事の目の前で起ったのだった。 これまた(二度と使えそうにない)特殊な状況で 起った事件です。被害者は、何故あんな殺され方をしなればならなかったのか…。こんな動機は 確かにないかも。といっても、動機のための状況のような気がして、ミステリとして ちょっと苦しくは思えるのですが。『暗い宿』収録の「異形の客」にも出てきた シャングリラ十字軍がここでも大活躍。あとがきによると、いつか火村センセと直接対決するかもしれないそうで、 楽しみなような怖いような…(^_^;) …それはそうと、いつもアルマーニのスーツ着てるよなかっこいい森下刑事の携帯ストラップが 大阪府警のマスコット「フー君」だなんて、森下ファンにはそっちの方が大問題なんじゃ…(爆) 「比類のない神々しいような瞬間」 人が死に臨む"比類のない神々しいような瞬間"に書かれるダイイングメッセージ。社会評論家の 上島初音が殺された床の上には、「1011」とも読めるメッセージが残されていた…。 タイトルはクイーンの『Xの悲劇』中のドルリー・レーンの台詞からなんですね。 ダイイングメッセージ、というのはいつもなんとなく胡散臭い気がするのですが(^_^;)、この話は 何故誰にも分からないようなメッセージを残したか、という点についてはまぁ納得かな。 最後にもう一ひねりありますしね。千円札の答。これはなかなか気付かないでしょう…というか、 知りませんでした。 そういえば関係ないけど、この話で久々に片桐さん(アリスの担当編集者) 出てきたような気がするなぁ…。懐かしい(^_^;) 「白い兎が逃げる」 ある小学校の兎小屋のそばで、ひとりの男性の死体が見つかる。その男は、劇団員の清水伶菜を ストーキングしていた蜂谷という男だった。彼は殺害された時刻にも、伶菜を尾行しているところを 関西国際空港で目撃されていたのだった…。 これだけ中編です。時刻表トリックは好きじゃないんですが、これは変形パターンかな…。 けっこう事件が複雑だし、それだけで終わってないのがいいですね。でもこれだけ 兎がらみなんだから、こっちをもうちょと深い使い方(謎)してほしかったと思うのはわがまま?(^_^;) しっかし火村センセ、まだ乗ってたんだボロベンツ…(爆) |
| 「モロッコ水晶の謎」 有栖川有栖 (講談社ノベルス 2005.3.5) |
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推理作家の有栖川有栖と英都大学の助教授火村英生が活躍する国名シリーズ第8弾。4編収録。 収録作品…「助教授の身代金」、「ABCキラー」、「推理合戦」、「モロッコ水晶の謎」 久々の国名シリーズ♪ とはいえ、まあまあ…ですかね(^_^;) 論理はともかく気持ちが 納得しない話が多くって…。火村センセもなんか最近わりとフツーになってきてますしね(爆) いちばん好きなのは「推理合戦」だなんて言ったら怒られるかな(笑) 以下に、すべての感想を♪ 「ABCキラー」は既読ですので 以前の感想をどうぞ。 「助教授の身代金」 落ち目の俳優が誘拐され、別居している妻の元へ身代金要求の電話がかかってくる。 だが受け渡し場所が分からないまま、結局俳優は遺体となって発見されるが…。 な〜んだ、さらわれたの火村センセじゃないんだ〜…とがっくりきて(こ、これネタバレか?(^_^;))、 後のことはよく覚えていません。いや冗談抜きで、よくできてはいるんですが…う〜ん…という感じです。 やっぱなんか後味良くないな〜。 「推理合戦」 焼き鳥屋で火村とアリスと朝井小夜子の三人は、今度始まった小夜子の連載小説について語り合っていた。 ふとした会話から、ちょっとした推理合戦が始まるのだが…。 携帯サイトで公開された、ホント〜に短いお話です。なるほどね〜…としか言いようのないくらい 短いお話ですが、なんかこのほのぼのさがいいです。 「モロッコ水晶の謎」 羽田野書林の社長のお抱え占い師を取材した事が縁で、アリスは社長の誕生日パーティに招かれた。 その席上、将来は社長の娘婿となるはずだった阿江が毒殺されるという事件が起こる。火村も捜査に加わるが、 誰にも毒を入れる機会がなかったという事実が捜査を阻む…。 お抱え占い師、な〜んて聞くともうそれだけでうさんくさい気がするんですけど(偏見?)、 結末もなんだか…。犯人は信じてたかもしれませんが、私はそんな犯人の存在が信じられません(^_^;) アリスの取材風景はなかなか面白かったですけどね…。 |
| 「乱鴉の島」 有栖川有栖 (新潮社 2006.6.20) |
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英都大学の社会学部助教授で犯罪学者の火村英生とミステリ作家の有栖側有栖は、
春休みを過ごしに三重県のとある島へと向かった。だが手違いから彼らが行き着いたのは、
烏島と呼ばれるほとんど見捨てられたようなわびしい島だった。帰りの船を呼ぼうと彼らが
助けを求めたのは、奇妙な人々の集まる作家の別荘だった…。2006年。→
本の詳細
短編集も含めるとシリーズ16作目くらいですが、まぁこれだけ読んでもかまいませんかね。 本当に長く続いてるシリーズです。嗚呼、彼らに年が追いついてしまう日がこようとは(T_T) さて、4年ぶりの長編っつことですが…。 ほとんど外界との接触のない孤島へと、あれよあれよという間に送り込まれてしまった 火村センセとアリス。烏の乱れ飛ぶ不吉な島の館に集う、目的の分からない客たち…。 これで何か起きない方がおかしい(笑) 孤島でなくちゃいけなかったというのはまぁ分かるのですけど、それでもなんとなく この状況設定が、無理はないけど説得力もないというか…微妙な感じですね(^_^;) それはまぁ良いとしても、 殺人の動機(というか機会か…)が出来過ぎじゃないでしょか。せっかく火村センセが 憎まれ役になりながら謎を解いたっつーのに、最後の最後でがくっときました(-_-;) おまけにメインの謎は妙な住人が集まってる理由の方なのか?(そ、そうだったのか?(^_^;))と思うほどこれが蒸し返されるので、 なんとなく謎解きが散漫な印象。この理由と殺人とをもう少し上手に絡めてあったらな〜、 というのは個人的な希望です。だから、ミステリとしてきちっとしてはいるんですが、 全体的には可もなく不可もなく…というところでした。いろんな意味で、 もちょっと冒険してほしかったですかね…。 ミステリ部分以外で良かったのは、無邪気な子供たちと、最後あたりの藤井氏のセリフですね。 ハッシー(どうしたってホリエモンしか思い浮かびませんさ…)と アリスの交流(?)もなかなかよかったです(笑) ま、なんだかんだ言っても好きなシリーズ。 けっこう楽しんで読めました。 |