な行
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中勘助
 銀の匙岩波文庫
 鳥の物語岩波文庫
中野孝次
 清貧の思想
南木佳士
 ダイヤモンドダスト
梨木香歩 1959-
 西の魔女が死んだ新潮文庫
なだいなだ
 あなたへの手紙角川文庫
 カルテの余白集英社文庫
 鞄の中から出てきた話集英社文庫
 不眠症諸君!文春文庫
 おとなのおやつちくま文庫
 くるいきちがい考ちくま文庫
 人間、この非人間的なものちくま文庫
 こころの底をのぞいたらちくま文庫
 こころ医者の手帳ちくま文庫
 信じることと、疑うこととちくま文庫
 こころ医者の手帳ちくま文庫
 クレージイ・ドクターの回想文春文庫
夏目漱石
 こころ新潮文庫
 我輩は猫である新潮文庫
 坊ちゃん・草枕新潮文庫
西崎憲 1955-
 世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ新潮社
ねじめ正一
 高円寺純情商店街



は行

原宏一
 かつどん協議会幻冬舎文庫
原民喜
 夏の花新潮文庫
平出隆
 猫の客河出書房新社
比留間久夫
 YES・YES・YES
福永武彦
 愛の試み新潮文庫
二葉亭四迷
 浮雲
星新一
 ボッコちゃん新潮文庫
堀辰雄
 風立ちぬ・美しい村新潮文庫


「銀の匙」 中勘助 (岩波文庫 S10.11.30)
 私が今でも大切にしまってある銀の匙。それは私が小さい頃の宝物でもあった。繊細な子供時代を 子供の視点から描く中篇。「銀の匙」前編…明治44年、後編…大正2年。

 これは、作者の自伝的な小説なのかな〜。病気がちだった子の、早熟だけど繊細な感性が 子供の目で書かれています。それに大人の目で批判を一切加えてないところがすごいんですね〜。 前編は、病気がちで消極的な主人公と、育ててくれた伯母さんや友達の話。後編は、もうちょっと 大きくなって冷めた目で周りを見ている主人公の、学校や家など周りの人とのつながりや考え方の話。 どちらかと言えば前編の方が好きです。子供らしいひたむきな熱心さで、美しくて好きなもののことが あとからあとから湧き出るように書き連ねられています。美しい言葉で。作者が27歳のときの作だそうですが、 ここまで子供の感性で書けるってすごいなぁ〜と感心してしまいました。一度は経験したはずの ことなのに、こうやって語られるととても新鮮なんですね(^_^) 憧憬というか、妙に切ない 気持ちになる作品でした。


「鳥の物語」 中勘助 (岩波文庫 83.1.17)
 12羽のさまざまな鳥が、蒙古の大汗に物語を献上するという形で書かれた短編集。12篇収録。
 収録作品……「雁の話」、「鳩の話」、「鶴の話」、「ひばりの話」、「鶯の話」、「白鳥の話」、
   「いかるの話」、「鷹の話」、「鵜の話」、「鷲の話」、「雉の話」、「かささぎの話」


 それぞれの鳥が、いろんな国での鳥と人との深いかかわりを語るという大人のための童話なんですが、 きれいで心にしみいるようなお話ばかりです。特徴や生態なんかとてもうまく捉えてあって、特に 鳴き声とか音が本当にいいんですよね(T_T) 派手じゃないのにはっとするような美しい表現と、 絶妙の間合いばっかりで、どれを読んでも日本語の美しさを感じずにはいられません。著者はホントに 鳥が好きなんだな〜とよく分かります。
 以下にお気に入りの感想など。「雉の話」と「かささぎの話」は知ってるので抜かしました。

「雁の話」
 漢の国から南へ向けて旅立とうとしていた雁たちは、池のほとりで倒れ伏す老人を助けてやる。 老人は見慣れない杖のようなものを持っていたが、雁に問われて老人が語りだした話は…。
 雁たちが倒れた老人の上に重なり合って温めてあげる姿を想像すると、とてもほほえましい です(*^^*) ところで老人の持ってた杖、「節(せつ)」っていうもののこと全然知らなくて、どうして 杖の先に毛が生えてるんだろう?と悩みました(^_^;) ちなみに“君命をうけた使者が帯びるしるし。 中国では旄牛(からうし)の尾を飾った杖”(広辞苑)だそうです。…その上、漢詩の読み方なんて、 とっくに忘れてしまった(T_T)

「鳩の話」
 ヨルダン川の岸辺にすんでいた鳩たちは、川のほとりで人々に行水をさせ、何か教えを説くらしい 男を見かけた。不思議に思った鳩たちに、ヨハネという名の男はノアの箱舟の話を語って聞かせる。 次の日の朝、鳩たちはヨハネに会いに来たという一人の若者に出会う…。
 誰の物語なのかだいたい察しはついてましたが、鳩の話を教えに入れたのだ、というのが面白い ですね。サロメが舞う場面、妖しくもきれいです…。

「ひばりの話」
 中将姫はあまりに気立てがいいため讒言を受け、父大臣の怒りに触れて山の中へ置き去りにされて しまう。信心深く、マンダラを織り続ける姫君をあわれに思ったひばりたちは、雲の上にいるという あみださまに助けてもらうために、毎日空高く飛びつづけ、叫び続けるが…。
 姫君もあわれですけど、あみださまを信じて高く高く飛びつづけるひばり、けなげでかわいい(T_T)

「鶯の話」
 親のもとから巣立ち、やっと伴侶にめぐり合った雌の鶯は、ある家の軒先に仕掛けられた罠で夫を 捕らえられてしまった。ようやくのことで難を逃れ、巣をつくり玉子を温め始めた鶯たちだったが…。
 托卵する方もけっこう大変なのだって聞いたことがありますが(^_^;)、とにかく悲しい物語。鶯たちの 生活がとても幸せそうに書かれてるので、その分悲しみも胸に迫るものがありますね。鶯は何故 「ほーほけきょー」と鳴くのかというお話も面白いですが、「そのほかの鳥は結局どう諦めが ついたのかしら」って考える鶯ももっともですね(^_^;)

「いかるの話」
 いかるたちが集まる里に、聖徳太子が宮を建てたいとやってきた。天竺の物語を聞かせてくれる 太子に、いかるたちは自分たちのために施療院を作ってほしいと願いでる…。
 このお話で私が好きなのは、鳥たちが斑鳩の宮のそばでうたう唄。それぞれの鳥が、それぞれの鳴声を うまく言葉にした感じでうたうのがとてもいいです。嘴ぶと烏でさえ。ところで、ただのカラス じゃなくてわざわざ“嘴ぶと”烏って書いてあるってことは、やっぱりハシボソガラスとハシブト ガラスの声の違いを考えてのことなんでしょうね。すごい〜(T_T)

「鷹の話」
 父親にかわいがられている息子のヨゼフは兄たちに妬まれ、ある日深い穴の中へ落とされて 置き去りにされてしまう。鷹に助けられたヨゼフは、隊商に出会い埃及へ向かう…。
 因果応報というか…。ヨゼフが最後兄弟たちと再会するところ、感動的です。埃及なんて字……(T_T)  ……エジプト。

「鵜の話」
ある日村人たちは、都からやってきたと思われる高貴な身分らしき男が、村に仮の宿を定めたことを 知る。村で海女をしている那古という娘がその男の寵愛を受ける。だが仲間から妬まれる彼女を見て 鵜たちは忠告をするが、やがて彼女は男の子を産む…。
 彼女が海の底で竜女に変わってゆくのが怖いです……。というか、ひどい話ですよねっ。自分で取りに 行け〜(笑) しかし何がよいといって、房崎の大臣の前に「クワーッ」とひれ伏す鵜たちを思い 浮かべると、なんだか楽しくなります♪



「西の魔女が死んだ」 梨木香歩 (新潮文庫 2001.8.1)
 児童文学作家、梨木香歩の短編集。2編収録。
収録作品……「西の魔女が死んだ」、「渡りの日」


 梨木香歩さんの作品を読むのは初めてですが、とても温かくて、ちょと不思議な雰囲気のある お話でした(*^^*) 短いので、以下に2編の感想を♪

「西の魔女が死んだ」
 魔女が死んだ……中学生になったまいの元に、そんな知らせが届いた。彼女の胸によみがえったのは、 2年前、イギリス人の祖母の元で暮らした思い出だった。自分は魔女だというおばあちゃんから、 まいは魔女になるための手ほどきを受けたのだった。
 クラスに溶け込めなくて、しばらくおばあちゃんの元で暮らすことになったまい。イギリス人の 魔女のおばあちゃん、いいですね〜(*^^*) 魔女修行といっても、「なんでも自分で決める」という ことだけ。超能力とかそういうのじゃなくて、よりよく生きるため(あるいは死ぬため)の修行というか。 まいはどこにでもいそうな女の子で、女の子だったらきっと一度は感じる悩みを抱えてます。 自分というものを意識し始める頃……。ちょとほろ苦いけど、すべてが妙に懐かしい世界の中で 展開する、本当に素敵なお話です。おばあちゃんの家が、本当に素敵なところにあるんですよね(*^^*)  ちょと日本離れしていて、イギリスっぽい空気があって。まいもきっと素敵な魔女に なるんでしょうね♪

「渡りの日」
 ショウコとサシバの渡りを見に行く約束をしていたまい。だがショウコが寝坊したおかげで 計画変更、二人で美術館に行くことになった。いつもショウコに引きずりまわされっぱなしの まいだったが……。
 これは短めですね。前のお話の、その後のお話。まいがおぼろげながらも自分の行く先を 定めるお話なのかな。それは人間そんなにいっぺんに成長できないから、他人に振り回されながらも もう方向だけは見失わない、という感じのまい。爽やかなお話です(*^^*)



「あなたへの手紙」 なだいなだ (角川文庫)
 精神科医のなだいなださんが、「しあわせになる」とはいったいどういうことなのか? という ことを、Sさんへの手紙という形で私たちに示してくれます。 

 この本は特に女性におすすめです。なだいなださんは言葉はやさしくても物事の核心を鋭く突く 文章をお書きになりますが、この本を読むと「しあわせ」というものについての考え方を根本から 変えられてしまいます。でも、それはそれで不幸なのかも……(苦笑)。とても考えさせられる 本です。



「クレージイ・ドクターの回想」 なだ いなだ (文春文庫 1976.8.25)
 精神科医で作家のなだいなださんのエッセイ。

 もう何作もなだいなださんのエッセイは読んでいるんですが、これはかなり昔のものですね。 爆笑もののエッセイの後に、ほんのちょっぴり苦いメッセージを。そんな感じです。 特に氏が学生時代に経験した試験に関するエッセイが爆笑ものです(^_^;) そんな馬鹿な、と 思いつつもあまりのおかしさに笑いが止まりません。気楽に読める楽しいエッセイです。 でもたぶん、これ絶版だと思うけど(^_^;) それにしても、精神科医って大変なんだな……(-_-;) 



「世界の果ての庭 ショート・ストーリーズ 西崎憲 (新潮社 2002.12.20)
 作家である私ことリコは、日本の近世文学研究をしているスマイスというアメリカ人と知り合う。 彼は自分の大伯父と親しかった渋谷緑童という日本人が残した、不思議な詞を私に見せる。 暗号のような、その詞の謎とは? イギリスの庭園のこと、江戸時代の辻斬り、脱走兵の物語…… さまざまな物語が交錯し、織りなす不思議な物語。第14回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。2002年。

 作者は翻訳家で、この方の翻訳されたものはけっこう読んでますが、作品は初めてです。
 これ、あらすじがとても書きにくいんですぅ(ToT) というのは、いくつものストーリーが たくさん集まって一つの作品になっているからです。駆け落ちして5年後、若くなる病気に なって帰ってきたリコの母の話。ビルマで死んだといわれているリコの祖父がたどり着いた、この世の ものとも思えない奇妙な駅のストーリー。緑童が書いた「辻斬り」という作中作。リコが研究して いたイギリス庭園の話。スマイスが研究している江戸時代の国学者、富士谷御杖の話。そして スマイスとリコの現在の物語。この6つのストーリーがきらきらと万華鏡のように展開します。 全部がそれぞれ独特の世界を持っていて、それでいて全く無関係に進むわけでもない。 いろんな糸で一つの組緒を編み上げているような感じ。不思議な読後感です。
 私は特にリコの祖父のストーリーが好きです。これに引っ張られて読まされてしまった 気がします(^_^;) 文章もとても美しいですし、とにかく楽しめました。ところでこの本は ハードカバーなんですが、装丁がとてもきれいなのです(*^^*) 中身も外も素敵な本でした♪



「かつどん協議会」 原宏一 (幻冬舎文庫 H11.2.25)
 日常をほんの少し外れたところから日本的システムを痛烈に風刺する、作者の第一短編集。
 収録作品……「かつどん協議会」、「くじびき翁」、「メンツ立てゲーム」


ちょっとSFっぽかったり、ショートショートっぽかったり、気楽に読めて肩のこらない作風 なんですけど、そこに日本人や日本の社会に対する皮肉が巧みに練りこまれてて面白いのです♪  3編だけなので、以下に全部ご紹介。

「かつどん協議会」
 いきつけのまるも食堂で、いつものようにかつ丼を食べていた失業中の“僕”。店のおやじさんが ぎっくり腰で入院中なので、代わりにある会合に出席してほしいと頼まれる。訳もわからず会合に 出席した“僕”は、いきなり「ニクアツ問題」について意見を求められる。困惑する僕に、「かつ丼の 肉の厚さですよ」と、隣に座っていたじいさんが耳打ちをする。“僕”はよく分からないまま、 かつ丼をめぐる熱い戦いに巻き込まれてゆく……。
 冒頭のかつ丼の描写がすごくおいしそうです(T_T) かつ丼とは何か、かつ丼の主役は何かと いう事について、食品業者の人たちが熱く論じ合います。豚肉や卵やお米、玉ねぎ、砂糖、しょうゆ、 パン粉、油……かつ丼を構成する食材を扱うそれぞれの業者の確執とか、日本におけるかつ丼の 栄枯盛衰とか、すごいことになってます(笑)。最後にもともとオンボロだった全食連会館が崩れ 落ちてしまうとこなんて、妙に暗示的。ところで登場人物に、ぼのぼの(いがらしみきおの漫画 「ぼのぼの」(竹書房)の主人公のラッコ)そっくりじいさんが出てくるのですけど、ぼのぼのを 知ってる人ってそんなにいるのかな?

「くじびき翁」
 ある雑誌の取材で訪れたラーメン屋で、フリーライターの“おれ”は政治かぶれの作野老人に 声をかけられた。彼は日本の政治が腐っているのは民主主義の基本原則である多数決のせいであり、 これからは政策も政治家もすべてくじびきによって選ぶべきだと主張していた。始めは相手に しなかった“おれ”だったが、そのくじびき主義に妙に共感を覚えてしまい……。
 そんなばかなと思いつつ、妙に説得力があってひきずりこまれてしまいます。ひとつ心に残ったのが 主人公にくじびき主義の取材をすすめた電話番の女の子のセリフ。「あたし、へんてこなひとに なりたくてなりたくてしょうがなかった。でも、なれなかったの」 このお話はへんてこ(という 言葉も最近聞かない)になろうとする人、言いかえればみんなとは違う人間になろうとする人を、 冗談半分にしか見ることのできない日本人への皮肉でもあるんです。でもまあ、そーゆー深いことは 笑ってるうちに忘れてしまいますけど……。

「メンツ立てゲーム」
 広告代理店で働く“おれ”は、新年早々彼女と大喧嘩をしてしまった。「しかし下手くそですねえ」 という男の声に振り向いた“おれ” に、彼は謝罪は攻撃であると語り、“謝罪士”という肩書きの 名刺を渡して去ってゆく。それきりそんなことも忘れていた“おれ”は、あるとき大事な取引先の 広告を間違えて印刷するという大失敗をしてしまう。困り果てた俺は、謝罪士の事務所へ 電話をする…。
 弁護士や税理士や会計士がいるんだから、謝罪を専門に行う謝罪士がいてもよかろうという わけです。といっても謝罪は決してつらいことでも屈辱的な行為でもなくて、相手に応じて じっくり戦略を練り、いかにして相手のメンツを立てるかというゲームのようなものなのだそうです。 う〜ん、なるほど。謝罪士がホントにいたら依頼が殺到しそうですね〜。外国人と日本人の謝罪観の 違いも描かれていて面白いです。それにしても、作品自体はやわらかい一人称で読みやすいし面白い のに、どうして感想がこんなにぎこちなくなってしまうのかよく分からない(^_^;)。



「猫の客」 平出 隆 (河出書房新社 2001.9.30)
 古い屋敷の離れを借りている夫婦の元へ、隣の家で飼いはじめたチビという名の猫が出入りする ようになる。抱かせもしないし、鳴きもしない猫。だが夫婦が用意した餌を食べ、やがて押入れで 泊まっていくようになる…。猫と夫婦の奇妙ではかない関係をつづる小説。2001年。

 帯には私小説と書いてあったんですが、読んだ感じではエッセイに近いですね。著者は詩人で、 初めての小説だそうです。…だそうです、というのはこの本が某所で紹介されてるのを見て、 著者について何も知らずに読んだからなんですが……(^_^;)。でも、よかったです(*^^*) 現代の 話なのになんとなく古風で、はかなく消えゆくものを一心に追いつづけるような、まさに日本の 小説という感じ。
 板塀に開いた小さな節穴がレンズの役目を果たして、台所との曇りガラスに映るさかさまの景色。 暗箱。この暗箱から見える景色から小説が始まります。現れては消えていってしまうもの。夫婦の 猫ではないのに、毎日家にやってくるチビもまた……。静かな小説ですが、深く吸い込まれるような 感動があります。 “勾玉のかたち”になって眠る猫のような幸せを感じることができました(*^^*)



「ボッコちゃん」 星 新一 (新潮文庫 S46.5.25)
 星新一の自選ショートショート集。SF、ミステリ、ユーモア、風刺など50編収録。

 楽しいです〜♪ こんなのばっかりよく書けるな〜と感心してしまうアイディアやトリックや プロットばかり。これは疲れてる人(^_^;)や本嫌いにも、気軽に読めてお薦めですね。好きなのは…… バーのマスターが作った完璧な美人ロボットをめぐる皮肉なお話。(「ボッコちゃん」)、小さな 社の下から見つかった底なしの穴に、喜んで核廃棄物を大量に捨てたのはいいけど…(「おーい、 でてこーい」)、あなたのライバルを6ヶ月以内に絶対殺人だとばれないよう殺してみせると言い切る 謎の女性の正体は…?(「殺し屋ですのよ」)、ある日私を駅のホームから突き落とそうとした、 見知らぬ男の目論見とは…?(「包囲」)、地球を狙う異星人は、地球人の皮を剥いでやろうと画策 するが…?(「ねらわれた星」)、ある会社に優秀な成績で合格した三郎は、その社長から相手会社に 潜入してほしいと頼まれ、スパイ活動のチャンスを窺うが…。(「雄大な計画」)、起床から出勤まで、 全てが自動で行われるようになった時代の悲劇。(「ゆきとどいた生活」)、肩の上に置いたインコの ロボットが、本人の意思伝達を全てしてくれるようになった時代の皮肉。(「肩の上の秘書」)、K氏が 5年前初めてのボーナスで買った愛用の時計。慎重に手入れしていた時計が何故か狂った時…。 (「愛用の時計」)などです♪



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