夕張の黒ダイヤ

三菱石炭鉱業 大夕張鉄道。 かつては、夕張鉄道とともに夕張炭田の輸送を一手に受け持っていたこの鉄道は、炭鉱の閉山により路線が縮小され、私が初めて訪れた '81年頃は、清水沢〜南大夕張だけになっていました。

それでも、曰くありげな客車達とセキを連ねた列車は魅力十分で、まだ青函連絡船が健在な当時は、函館から特急北斗、石勝線と乗り継いで清水沢へ向かい、夕方の通学列車に乗った後、夕鉄バスで札幌へ向かうというのが、当時のワンパターンになっていました。

しかし、夕暮れ時の列車に乗るだけで、なかなか撮る機会には、恵まれず、ようやく'87年冬に撮影に出かけたのですが、これが最後の冬になるとは思いもよりませんでした。

この夏で、廃線から12年を経過し、南大夕張駅跡に取り残された車両達にも転機が訪れるだろうか。

雪の通学列車・・・・南大夕張駅にて 2レ

'87-2-13

 

貨物を待っていると、代りに排雪列車が
やってきた。

 '87-2-13
 キ1(ラッセル車)+DL−55No.2

   

 

ラッセルと、待ちぼうけを食らったDD51の2ショット

 

雪晴れを喜ぶように、全ての機関車が庫外に出てきた。

'87-2-15 南大夕張

 

 

湖畔を、セキを連ねた混合列車が降りて来た。

 '86-5-31 遠幌〜清水沢

 

踏切り近くまで空セキを連結した下り列車。

夕暮れ迫る、下校列車でもある。

 

厳しい夕張の冬だが、ストーブ列車は暖かく客を待っていた。

 

 


そして、終焉

そろそろ、危ない。

最後の、訪問のつもりで北海道へ向うが、直前に立ち寄った、同じ空知の芦別鉄道で前日に廃止されたことを知った。
いつものように夕方に清水沢へ向かうが、そこには、もう混合列車の姿は無く、大夕張には前日の廃線式典の後、客車達が置かれたままになっていた。

 '87-7-22 南大夕張

(手前から)キ1(ラッセル車)+スハニ6+オハ1+ナハフ1+セキ1+セキ2

 

夏草に埋もれて

そして、昨夏。駅舎や機関庫がすっかり消えた構内に今も客車達は忘れ去られたように置かれていた。

そして、昨冬の大雪でついに倒壊したとか。

 '98-7-20 南大夕張

 

 

 

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