思い出の70形

70形旧型国電をご存知ですか?
横須賀線用として登場した通称「スカ形」です。
しかし、有名な「湘南形」80形の影に隠れ1両の保存もなく姿を消しました。
東海地方では中央西線を中心に、東海道線、岡多線で使用されました。
特に、中央西線では快速としてツリカケ音高らかに快走しました。
今回は、そうした70形最後の姿を紹介します。

秋の落合川鉄橋を行く、クハ76−305他 6連 727M

落合川〜坂下 1978-11-05

 

 

夜の神領電車区。帰宅ラッシュに備え増結編成が待機する。

クハ76−023他 4連  1978-10-28

 

秋の恵那山麓を行く、クハ76−303他 6連 快3738M

中津川〜美乃坂本  1978-11-28

 
 
並走

東海道線、名鉄線、中央線の3線並行区間では、並走が見られた。
クハ76−303他 6連 快3738Mと、名鉄本線5500系6連 急行 新岐阜行

金山〜名古屋  1978-11-25

 

岡多線運用車は、東海道線を回送する姿が見られた。独特の大乗仏教寺院脇を行く。

 クハ76−101〜クハ76−018 4連 回1923M 名古屋〜熱田 1978-12-04

 
カウントダウン

武並にて並ぶ、クハ76−095他 6連 725M と、置換え用のクハ111−2123他 113系2000番代 8連 728M

武並  1978-10-29

   
最後の勇壮

              高蔵寺付近を行く、70系最後の、10連 運用 722M
    クハ76-018+モハ70-083+モハ70-310+クハ76-101                 
         +クハ76-303+モハ70-077+モハ70-054+サハ85-103+モハ70-059+クハ76-031
            先頭 クハ76−018には「さよなら」の文字が貼られている。
             なお、12連運用は7月に姿を消してしまった。

高蔵寺〜神領 1978-12-05

 

さよなら70形

1978年12月17日
   70形T5編成(クハ76-303〜クハ76-31)による「さよなら」運転が行われた。
   運用は最後に相応しい快速3730Mであった。
今では信じられないことだが、この列車は全くファンには知られずに運転された。

さよなら運転となる快速3730Mの送りこみ列車である725Mの クハ76−303の室内には、さよなら列車のヘッドマ−クが置かれていた。
   

さよなら列車には2種類の特製サボが差されていた。

 

中津川でのヘッドマーク取り付けには区長自らが作業。  中津川

 

内輪による、ささやかな出発式  中津川

 
テープを握り、発車を待つ車掌
 

白線を靡かせて、中津川を後にする

 
 

運用を終えた、T5編成。神領電車区は開放された。

 
廃車回送
運用から外れた70形は、翌18日に醒ヶ井へ疎開の後、解体のため回送された。昔から何度か見た岐阜駅を行く70形を撮るのはこれが最初で最後。

雪を屋根に載せて、疎開先の醒ケ井から廃車回送される、70系 6連 T5編成
 クハ76-031+モハ70-059+サハ85-103+モハ70-054+モハ70-077+クハ76-303 回9534M

1979-01-19 岐阜

 

最後の70形(福塩線)
中央西線から消えた後も、阪和線から流れた70形が福塩線に残っていた。しかし、その姿は、中央西線を快走した勇壮には程遠い余生であった。
 

腕木信号機の横を行く、70系 4連 540M

クハ76-307+モハ70-073+モハ70-317+クハ76-094   万能倉〜道上  1979-03-23

 
夜の福山駅にて、クハ76−309他 70系 4連と、福山城   1980-03-27
 

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