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私を旅館につれてって
連続12回、CX 2001/04/11〜2001/06/27 水曜21:00〜21:54放送





P:稲田秀樹/W:相沢友子、太田愛(5、8)
D:小椋久雄(1、2、4、6、8、10、12)、村上正典(3、5、7、9、11)/制作:共同テレビ、cx
音楽:本間勇輔/主題歌:『What would I do』福原裕美子
出演:観月ありさ、矢田亜希子、金子賢、梶原善、円城寺あや、酒井敏也、馬渕英里何
田村英里子、岸田健作、黒川芽以、江幡高志、中井貴一、金田明夫、風間杜夫、浅野ゆう子

 


視聴率: 18.0 15.0 16.5 15.1 15.2 14.7 14.8 13.4 14.0 13.9 14.4 18.4 (平均15.3)


第12話「奇蹟を呼ぶ宿」
 
イベントガールで細々と稼いでいたりん子は、神崎開発の会長と再会する。忙しさの中で、大切なモノを見失いつつある息子を憂える会長は、花壱の生き残りを賭けた作戦を持ちかける。社長を花壱に招待しようというのだ。りん子は、かつての従業員の新しい職場を回り、花壱1日だけのオープンに向けて準備を進める。従業員たち全員が集まり、社長を迎える運びとなった。仕事至上主義の社長も、花壱の良さを次第にかみしめ始める。かつてのライバル黒沼も酒を持って激励に訪れた。旅館の庭に飛び交う蛍に憩う会長、社長親子。しかし、花壱がゴルフ場開発で買収した場所だと知るや、社長は態度を硬化。ガンとして、計画変更を受け入れなかった。そんなとき、社長は翌日調印しなければならない10億にも上る契約書を紛失。旅館中を探し回ったが、見つからない。途方に暮れる一同。しかし、そこで亀の吉田くんが行方不明に! 必死に探す飼い主加賀屋。吉田君は家具の隙間に潜り込んでいた。床に這いつくばった加賀屋は、テレビの下に、静電気で張り付いた契約書を発見! これをたてに社長を脅そうと提案する従業員。しかし、りん子は、客のものは客に返すだけだと断言する。これぞ、花壱マインド。翌日。社長は、「また来ます」と言って、迎えの車に乗り込む。落とし物を拾ってくれた1割のお礼に、と花壱の経営は続行できることになった。そして大団円。めでたしめでたし。
 とまあ、いい話でした。ぜんぜん役にたってなさそうな加賀屋と、亀の吉田くんも効いてました。終わりよければすべてよしって感じです。私は、「泣かせてやろう」的なすっかりはっきりあざとい作品は嫌いなんですが(いや、ちゃんと泣きますけどね) この最終回は、わりと良く演出されていたと思います。あざとすぎず、巧い具合に狙いが当たるような感じで。ただ……。全体を通して見ると、12話は冗長だったかもです。2時間ドラマでもイケる内容を、延々3ヶ月って感じ。

第11話「閉館」
 黒沼旅館への融資を止めたのは、付近一帯を買い占めゴルフ場リゾートを建設しようと計画している神崎開発だった。花壱の債権が黒沼から神崎へ委譲され、花壱は即刻立ち退きを迫られる。なんとかしてこれを回避しようと奔走するりん子だが、現実の壁は厚く目の前に立ちふさがるのだった。
 一方、神崎開発企画会議の席上に老人が一人。以前、花壱の宿泊し、初めて出た黒字42円を祝う祝宴に参加した老人だ。なんと! その老人は、神崎開発の会長だったのだ。
 ……とまあ、最後に会長が出てくるのは、最初の客で出てきた段階でバレバレですが、まあ、そんなことは、お約束ということなんでしょう。とにかく判りやすく、セオリー通りに盛り上げてきっちりと最終回へ繋いだラス前でした。まあ、良くも悪くもお茶の間ちっくで……。どこから見ても、どの世代が見ても、テキトーに楽しめる作りになっております。いや、誉めてないみたいですが……。これはこれで大切なことだとは思います。好きか嫌いかって聞かれたら、どっちでもないし、はっきりいってどーでもいいって感じの話ではありますが……。世間の人がそれなりの評価を下すなら、そこんところを認識せざるを得ません。自分の好みにだけ凝り固まっていられないのが送り手商売。……厳しいっすね。
 私が好きなドラマって、まず、数字とれないんですよ。この脚本で、この仕立てで、平均15。しかも廃止になった水9枠……。いやはや、お茶の間は侮れません……(遠い目)

第10話「ダメ女の恋」
 りん子(観月)←やっと役名覚えた。 にコンプレックスを持っているなぎさ(矢田)は、日に日に女将らしくなっていくりん子に比べて、自分がドジばかりなのを気にしている。昔は、金持ち男にたかることしか考えていなかったなぎさも、旅館の従業員金子(役名忘れた)に本気な恋。しかし、金子はりん子に夢中。金子にフラれ、旅館でも役立たずと言われたなぎさは、東京へ帰ってしまう。東京へ帰ったものの、以前のようにはバブリー(笑)な暮らしをエンジョイできないなぎさ。そんななぎさのところへ、りん子と金子(りんこときんこじゃありません・笑)が彼女を連れ戻しに来る。
 ……って、いきなり、矢田がドジ子になっていたので、笑いました。今まで、特にそんなそぶりは見せてなかったのに、いきなりお膳をひっくり返したり……。まるで古き良き時代のアニメのようで(笑) にしても、りん子が、良い子ちゃんになりすぎなのが違和感ありあり。
 で、あと2回で終わりなので、例によって、今回の最後に、事件ネタがフラれてました。どーやら、花壱に直接、じゃなくて、黒沼旅館のメインバンクが手を引くとかいう話。これを、りん子がなんとかする話……になるの? うーん……。がんばって感想文まで書くほどの話じゃなかったかなぁ……。無駄に疲れてしまったかもですが、ここまで来ちゃったので、なんとなく続けます。うう。
 しかし、トンマだのダメだのって……。実は作ってるほうもキャラを馬鹿にしてる? それって……?(あわわ)

第9話「恋愛トンマの女」
 イタリアのホテル王(?)が来日。花壱に宿泊予約が入った。お供で訪れたのは、浅野の元同僚宇梶。業務提携の接待らしい。……って、役名判ってません……やばいです(汗)
 外国人がイメージする日本を演出してもてなそうとがんばる浅野と宇梶。しかし、ホテル王カルパッチョさん(笑)は、そんなくどくどしいもてなしに疲れ切っている。そこへ、女将観月が癒し系のアイディアを出し、朝食メニューがカルパッチョの古里を思わせるスープに変わった。
 ……って、和食専門の風間がイタリア料理をひやむぎで作りました。カルパッチョさん大満足だったらしいです。まるで、鉄人、道場六三郎みたいです。
 閑古鳥だった旅館も、こんなドタバタでマジっすか? ってくらい、客が入るようになったみたいで……。予定調和への道を着々と走っているようです。けど、これ、12回は多いな〜。どこかのエピソードを削っても遜色ないってのは……まあ、気軽に見られる1話完結モノとしては正解なのかもですね。
 で、サブタイトルの「トンマさん」は、浅野のことのようです。昔、宇梶にプロポーズされて、わかってなかったという設定。この女のキャラは、実はぜんぜん定まってなくて、便利に使われてる感じですね。……てゆーか、出ているキャラが、そもそも、みんな弱すぎ。木村ドラマのように、主役を引き立てるためだけにいるみたいな感じです。

第8話「客は結婚詐欺師」
 
旅館の番頭の逃げられた恋人が男と宿泊に来た。そうとは知らない旅館の面々は、わけありの不倫カップルかと色めき立つ。そして、そこへ、女を追う刑事が現れた。なんと! 女は、結婚詐欺師だったのだ。
 今回は、予定調和の太田脚本でした。ここまでくると、脚本家が変わると、キャラが微妙に違っていて、ちょっと違和感を感じます。とはいえ、まあ、このドラマは、厳密なキャラ立てがどうのといったことは関係なさそうなので、いいのかもしれません。お話は、例によって女将の真心(違う?)に心を動かされた客が、幸せになる話で、……いや、ちょっと違うかもですが、ともかく、どこにあるんだか判らない女将の人を癒す能力で、また一人、迷える魂が救われた、みたいな感じです。
 「ナース」と、「あしたは天気」とこれくらいしか見てませんけど、観月って、こんなキャラばかり演っていて楽しいのかな? 謎です。いや、ほかに変わった役をやってるのかもしれません。私が知らないだけかも。

第7話「母親失格」
 
借金の支払いを待ってもらうために、黒沼の息子とデートする主人公を巡って、ひきこもごも。娘は乙女なことを言って主人公を責め、まるでイマドキの中学生じゃないみたいでした(笑)
 このドラマは、類型の集大成って感じで、まさにお茶の間向けって気がします。過激になりすぎず、悲惨になりすぎず、愛があればオッケーみたいなノリも忘れず。へっぽこでもがんばっていればみんなが認めてくれるのよ、みたいな。
 お茶の間ドリーム。否定はしませんが、こういうのを見ていると、ドラマって暇つぶしなのかな? って思っちゃいます。うーん……。

第6話「料理が出せない」
 今日は、冬美大活躍……って、冬美じゃないです(笑) 馬淵英里何を見ると、どーしても「白線流し」の冬美に見えてしまうくらい、他の役を見てないな〜(遠い目)
 お話は、まったりまったり進みます。なんかこう、どうということもないトラブルを乗り越え、結果、予定調和で、花壱の面々は団結し、だんだんいい旅館になっていく、と。そういう途中の回ですね。まさに、そのまんま。……うーん。やっぱり、見ても見なくてもいっしょな感じがどーにもこーにも。次、8話で太田愛が書くので、それを期待しようかな。面白かったらいいな。
 ちなみに、今回の事件は、板前の引き抜。引き抜かれそうになった風間が、やっぱり帰ってくるんだけど、その間に、みんなでがんばる話。普通です。

第5話「最も恐ろしい客」
 やっぱりぃ〜?(by:観月) てな台詞が出てきそうな第5話。実はスタッフデータを見てから密かに期待してました。太田愛脚本ですね。この人は、泣ける話を書かせたら、ピカイチな作家さんなんですわ。期待たがわず、やっぱり、メインライターが書いてきた今までの話よりも数段、面白かったです。ただ泣けるだけじゃなくて、巧い具合に視聴者の予測を外す仕掛けも出来ていて、見事でした。やっぱりなぁ〜……作家の力ってあるなぁ〜……。
 お話は、正体を隠して取材に来る雑誌記者をもてなす話なんですが、いつもは閑古鳥の花壱に、同時に4組の客が現れて……、従業員たちは記者っぽい3組を不自然なずっこけぶりでもてなし、残りの一組はほったらかし。……とくれば、普通、残りの一組が記者だと思うじゃないですか。でも実はそのノーマークだった男女の客は、ボケちゃった妻とその旦那。思い出の新婚旅行で泊まった旅館に長い年月を経て再度訪れたというわけ。旦那の名前も判らなくなった妻が、思い出の地で旦那の名前を思い出すという、判っちゃいるけど目頭が熱くなっちゃうシーンで盛り上がりました。ああうう。あたしゃあ、ボケ婆さんが思い出すシーンに弱いんだよ……「ビッグマネー」でも同じシーンがあったよ……。うう……。泣けるですぅ〜……うるうる。
 私は泣かされるホンが嫌いなわけじゃないです。あざとさと見事な構成の境界線はとても微妙なものでして……。あくまでも個人的な基準でしかないんですが、なんていうかな、キャラが人間として無理なく描けていると好感度高いんです。さあ、感動しろ、みたいなのが見え見えなのは嫌なんですよね。嫌だ嫌だと思いつつ泣いちゃうともっと腹立つし(笑) そういう意味で、このホンの場合は、見事だと思ったなぁ〜。で、結局、その客たちが帰った後に現れた客が、本当の記者だったというオチもちゃんとついてたし。記者っぽくカメラを持って泊まっていた嫌な男が実は無銭宿泊常習犯で逮捕されたというニュースがさりげにつけっぱなしのテレビで流れるというオマケもついてたし。コワザも、泣かせポイントも、キャラの成長も、実にうまく描けていたと思います。このクオリティを全話に維持しろってのは難しいのかもしれませんが……ってゆーか、メインライターの話じゃないし(笑) ドラマ全体の好感度が上がっちゃったです。リタイアするのは、ちょっと待ちます。

第4話「きらわれた女将」
 うーん……。こんなに馬鹿でいいのか? 主人公……。ってゆーか、観月の演じるキャラって、勘違いして突っ走ったりするのが定番なのかな? おっちょこちょいだけど心は温かいんだぜ、みたいな。……何作も見たら飽きますよね〜……。
 特に、この回は、馬鹿全開で……。なのに、前回までだったら絶対ガミガミ言うだろう浅野が何も言わないで見てるだけだし……。女将の成長を待つつもりだったのかもしれないけど、明らかに代理店さんに不義理しちゃうのを傍観って手はないんじゃないかと。あまりにチグハグで、あまりに刹那的で、あまりに乱暴なドラマツルギーに唖然。……リタイアしたい……。ううう。

第3話「初めてのおつかい」
 旅館のメンツよりも人のことを考える女将。好感度大。てな仕掛け。ってゆーか、このドラマの観月の役って、こんな人道派なわけ? そういう隠れた部分を見抜いて、今は亡きホテル王中居貴一が見初めたっての? ……無理だぁぁ(笑) ありえな〜い。めちゃめちゃご都合主義的にキャラが変わってんじゃん? ……でも、それがお茶の間ウケの条件なんですかねぇ……。こういうドラマは、そこそこ楽しいし、見ていて楽なんだけど、なんか、複雑ですね。これでいいのか、みたいな。
 そんなわけで、普通に、気楽に楽しめる9時台のドラマって感じです。今のところ、それ以上でもそれ以下でもない感じ。だって、障害にぶち当たっても、ぜんぜん簡単に大成功しちゃうんだもん。……安易です。ああ、これもリタイアしそう……。菜々子のドラマは最後まで見るけど観月のドラマはリタイア続きだなぁ……。そうさせる傾向みたいなものは、確実にありますね。うむ。

第2話「っていうか大失敗」
 第2話のお約束通り、トラブルに翻弄されつつも、旅館細腕繁盛記が動き出した感じです。そーだなー……。普通です。でも、この普通が、安定支持を得られるポイントなのかもですね。普通に面白いってのは、これで、実は、かなり大事なことなのかもしれません。見ていて、邪魔にならない。これがお茶の間的には必要なことなのかも。……だけど、私個人としては、普通で邪魔にならない物語なんか、あえて作り出したくはないですけどね。……って、また、エッジたててる場合じゃないっすけど(ははは)
 そーいえば、亀の吉田くんは、このドラマだったのか!(笑) ひところ、「吉田くん」が私の周りでブームでした。ふむふむ。ブームになるってことは、「吉田くん」ってキャッチーなネーミングだったんですね。そういう小ネタ的要素をうまく盛り込みつつ、今風な感じにアレンジしてる感じはいいと思います。
 やっぱ、風間杜夫が渋くてイイカンジ。でも、観月よりも背が低い……。旅館なので、裸足とかでみんなが並ぶので、身長差が判っちゃいますね。

第1話「天国から地獄へ」
 実は、子供の頃の観月が荘苑の表紙を飾ったときの写真が大好きで、まだ密かにコレクションしている美少女好きな私ですが……。なんで、こんなにでかい女に育っちゃったんでしょ〜? ほかにもでかい女優はたくさんいるですが、やたらとでかい感じがする観月です。子供の頃はかわいーと思ったんですが、どーも、イマイチ、育ってからは芝居にも演じる役柄にも姿形にも魅力を感じない……んですが、売れてるんですねぇ。私がいいと思うヤツはイマイチで、あんまり〜……って思うヤツはブレイクするんでしょうか? ……ブレイク……日本ブレイク工業の社歌でも歌って鬱を吹き飛ばそう〜♪(←なにがあった?)
 そんなわけで、主演があんまり好きじゃないので、見ていなかったこのドラマ、再放送も、見るのよそうかなと思いつつ、こないだやってた「ナース」の再放送も結局リタイアしたので、ちょっとがんばってみることにしました。
 観月と、矢田亜希子と、アテ馬友情出演の東幹久が揃ったとき、なんとなく「やまとなでしこ」かと思いました(笑) 観月と菜々子を入れ替えたらそんな画があったな〜と。いや、まあ、それはどーでもいいんですが。
 お話は……。いかにもお茶の間ウケしそうな感じ。なるほど、観月のスタッフは仕事選びが巧いです。無難〜。好感度至上主義〜。これで数字とれなかったら、どれがとる? って感じですね。なので、ほんとのことを言うと、やっぱり、ぜんぜん興味の沸かないタイプのお話ですが、後学のために見ることにします。いや、何が嫌いって、旅館ものが嫌いなんですよ、私(本音) けれども、ある意味、すごく勉強になりそう。    

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