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リング(1998日)
2002.11.02.
2回目です。
前半部分がこんなだったとは、すっかり忘れてました。
しかし、これ1作で、どんなに儲かったことだろう……。
と考えると、版権はちゃんと作者持ちなんだろうか、とか、
余計な心配までしてしまいます(笑)
真田広之がみょーに格好良かったです。
最初、見たときは、竜司のキャラに
合ってないような気がしていたんだけど、
原作を読んだのがもう、遙か昔なので忘れていたせいか、
ずいぶん、かっこよさげに見えてしまいました。
でも、ヒロインに旋毛を見下ろされていたのが不憫(;_;)
なんで、あんなでかい女をカップリングするのかなぁ?
プロダクションの力関係か?
純粋に、作品ってものを考えたとき、
普通、もう少し小さい女にしないか? ってゆー感じ。
タッキーとのドラマのときも思ったけど……。
でかいよ>あの女
いや、自分が小さいからってひがんでいるわけでは決してない……んですけども。
画面におさまったときのイメージとか、バランスってものは、
作品構築において非情に大事だなぁ、と。
アニメとかなら、キャラ表で身長のバランスなんかもきちんと設定するのに、
実写は、案外おざなりですね。
そんな部分が、私的にはかなり嫌。
などと、キャスティングに文句をつけてみましたが、
そんなことより、やっぱり、これは良くできたホラーです。
世間では、作品の細かな矛盾をあげつらっていい気になっている人が居るけど、
そんなのナンセンス。
この作品(小説版ね)には、有無を言わせぬ勢いと、
そうきたかぁ! と思わせるアイディア、
そして、最後まで読まずに寝られない恐怖がある。
日常の中にあるものの恐怖。
ビデオテープの呪いを解く手段に潜む恐怖って、凄いな。
これ、どっちかってゆーと、理知的な恐怖だよね。
だって、原作のほうは、ある程度の知識がないとわからない恐怖だもん。
本能に訴える恐怖じゃないんだよね。
ほんと、感心した。
だけど、映画がヒットして……、
世間では、「貞子」の恐怖、
感覚的な恐怖に、この作品はすり替わってしまった。
安易な低俗化だ。
しかも、サイコメトラー竜司(笑)
多分、ハリウッドリメイクのリングも、
そういう分かり易い作品になってるんだろう。
あのお国柄では、この繊細な恐怖を描き出せるとは思えない。
このへん、見た人の報告を待ちましょう。
繰り返すけど、リングの怖さは、ビデオテープという無機物が増殖する怖さだと思う。
日常使っているものの恐怖。日常繰り返している行為の恐怖。
写真に魂が吸い込まれて写された人間は死ぬと思われていたのと同質の恐怖。
そういうのを、私は非情に強く感じた。
実際、夜中に原作本を読んでいたが、結末を見ずに本を閉じられなくて、
ずいぶん遅い時間まで読んでいた記憶がある。
でも、あの、呪いのビデオテープの内容……。
原作本のイメージと、ずいぶん違うような気が……。
別の映像を録画してしまい、
呪いを解く方法が消されてしまっていて焦るっていうのも映画ではないし……。
作者が意図してたものとは、ずいぶん違うものに変わってるような気がしますね。
映画用なら、もっとビジュアルに凝ってもよさそうなのに……。
なんでかな?
ともあれ、この、単純な構成の話が爆発的に売れたということは、
色々と考えさせられるなぁ、と思います。
実際、作者の読ませる筆の力は、大したモンでした。
私は、映画よりも、小説のほうが格段に好きですね。