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ネットフォース(1999米)
2002.07.12.bs2

トム・クランシー原作。近未来サイバーアクション。
インターネット犯罪を取り締まる
FBIから独立した部局ネットフォースの活躍を描く……。
てな紹介文になるんだろうけれども。
これって、それだけじゃなかった。
深い。
でもって、ややこしい(笑)
話自体は、そうややこしいわけじゃないんだけど、
相関関係がややこしい。
前半部分を片手間に見ていたせいもあって、
お話を理解するのにえらく時間がかかった。
キャラ配置の説明が成されたのだろうか? これ……。
あのトニー(ヒロイン?)の位置づけさえわかんなくて、
難渋しましたのことよ(笑)
はっきり言っちゃうと、主役級のキャラが立ってない(^^;
辛いですね。

これ、実は、脚本にも問題がある。
ネットフォースなる部局があるらしいのは、
しばらく見ていると判ってくるんだけど……。
いや、タイトルとかレビューとかの予備知識を入れないで見るとね、
なんだか判らなかったですよ、近未来もの好きでも(笑)
それくらい、描き方が不親切。
ネット内を捜査してるらしいところを示す描写があったかなぁ?
私が片手間に見てるときにあったのかもしれないですが……。
多分、ついてこられず、
裏番組のスターウォーズエピソード1に流れた視聴者も多いことでしょう。

おまけに、もっとヤバイのが、敵の目的がぜんぜん見えないこと。
敵の本当の目的が割れるのが最後の最後って……(^^;
すっきりしないよ、それじゃあ〜(><)

さらに、とにかく主役であるはずのネットフォースが格好悪い(笑)
やることなすこと失敗続き。
まるでいいとこなしの2時間半(ちゅどーん)
最後の30分で、多少は面目躍如って感じですが、
その頃は「これで、すっきり終わらなかったら怒るぜ」とまで
思ってしまったすばらしさ。
普通、この手のものでは、大成功する作戦を一つは見せるでしょう?
40頁の漫画でも、成功するシーンを入れますって(笑)
で、挫折して、そいつを克服し、大団円。
お約束と言われようとも、そういうお話のプロセスを踏まないと
わかんないんだよう、見ている側は。
そのあたりの作りこみの不親切さ、痛切に感じましたね。
主役の組織が格好悪く見えちゃ、それだけでお笑いだろうて……。

細かいネットのアイディアは、
まさに近未来って感じで、けっこう好きでした。
役者は、女性が綺麗でした。
ビル・ゲイツをモデルにした(?)彼は、やたらとムカつきました。
そいつがいるだけで、チャンネル変えたくなるほど不快なオーラを
ばらまいていました。
ある意味、凄いことかもしれないですが。
脱獄犯も不快でした。
なんで、脱獄犯が必要なのかも意味不明。
そうだよね。
刑務所をいじる必要なんか最初からないような……。
さっさと目的を果たせばいいんじゃないでしょうか?
なんか、へんなの(笑)
そのへん、すっぱり削ったら、半分の長さになっちゃいますね、この話。

そんなこんなで、小ネタを楽しみつつ、
ビル・ゲイツもどきに辟易しつつ、
話が見えなくてイライラしつつ見ていたんですが……。

うん。
真犯人の目的がね……。
なんかこう、なんかこう……。
これって、「原罪」の話だったんですね……。
切ないというよりは、やるせないという感じがしたラストでした。
もう少し、途中経過の見せ方を効果的に演出したら、
見やすくなったんじゃないかなと思います。
どんでんがえしを隠すためとはいえ、ちょっと不親切すぎるかなぁ。
私は、もっと大物真犯人説を考えていたんだけど、
その人だと動機がないんだよねぇ(笑)
それで、こいつかぁ……(ぶつぶつ)
にしても、ちょっとひねりすぎだし、
こいつが仕掛け人だったっていうあたりを描き切れていないのが弱いです。
ギミックに酔っちゃって、裏付けが薄いっていうのか……。
よーく考えると、起こる事件起こる事件、
つながりを欠いているというか……。
あんまり意味がないっていうか……。
ネット上に故人の記憶を再構築したりできるんなら、
悪いヤツはもっと凄く悪いことをやらかしそうだし。
そういう犯罪者を追う設定もあってしかるべき。
まさに、なんでもありな世界観なんですよね。
だけど、もしかしてもしかすると、作者はネットのことよく知らない?
あわわ(汗)

ともあれ、余計な贅肉たっぷりのような気もする作品でしたが、
観賞後、怒るのだけは避けることができました。
ええ。面白かったかどうかは別として、考えさせられました。
既に、お話からは離脱して、自分の中で妄想状態なんですけど、
ネットって……。
うん。
そうなんだよね……。
……みたいに、勝手に納得しました(笑)
ははは。