
2003年後半に発売されたこのキット、その直ぐ後に発売されたヤクトパンサーと共に、多くの人の印象は「ああ、どうせタ○ヤの○ピーでしょ」というものだったのではないでしょうか。かく言う熱烈な1/25スケールファンの私でさえ、同社の前科から長い間そう思って中身をチェックもせずにおりました。しかし、何気なく模型店で箱を開けた私は、遅まきながら大量の新規パーツにびっくりすることとなりました。
とはいえ、車体下部やモーターライズに関するパーツでは「どっかで見たな」と感じられる部分もないではない(^^;)ですが、しかし殆どのランナーが部品配置を見るだけでも新設計なのは明らかで、特にホイルや履帯などの足周りはタミヤの旧キットと比べて格段の進化を遂げています。あくまで実車に関する知識のない、またプラモの製品設計の知識のない一個人の感想との断りは必要でありますが、数十年前のキットしかなかった1/25スケールの戦車模型の状況を考えれば、これはもう手放しで喜びたいと思います。
詳しくは下の画像をご覧頂くとして、これまではディティール再現の面でこのスケールのプラモを作るのに抵抗を感じる人が大部分であったと思いますが、これなら許容範囲に入るという人は多いのではないでしょうか。素組みはもち論、ディティールアップや改造するもよし、可動模型のベースとするもよし、ともかくヤクトパンサーとともに、このキットが商業的な成功を収め、今後1/25スケールのプラモが充実することを願うばかりです。値段も決して高くないし、店頭で見かけたら「買い」でっせこれは!
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まずは履帯から。タミヤ(右)では1コマずつの連結式になっていましたが、アカデミー(左)は片側2枚一組のベルト式になっています。ディティールの違いは裏面も含めて明らかで、格段の進歩を遂げているのがわかります。特に厚みについては、タミヤの1/25戦車シリーズでは「ぶ厚い履帯」が全体のプロポーションを壊している最大の要因になっている場合が多かったのですが、それが大きく改善されているのは嬉しい限りです。 Tracks. Left:Academy,Right:Tamiya. |
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ホイル類。上段がタミヤで下段がアカデミー。スプロケットホイルは一見変わりがありませんが、歯数が増えたり内側のモールドが入っています。アイドラーホイルはG後期型としては疑問ながらも、タミヤ版と比較すればディティールの進歩は歴然です。ロードホイルもタミヤ版ではゴム部分にご覧のような致命的な欠点があり、「まともにする」だけでも数が多いこともあってかなりの手間を要しましたが、アカデミー版では縁の段差が感じよく再現されています。 Above:Tamiya,below:Academy. |
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車体と砲塔。G型ということで、車体は当然のことながら新設計になっています。全体的には、砲塔とともに部品分割が細かくなったほか、各部の溶接跡や装甲板の組合せの再現が明らかにリアルになっています。色が赤っぽいのがタミヤの砲塔です。 Body and turlet parts,except pink turlet part is Tamiya. |
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車体と主砲のパーツのランナー。排気管・マフラー周辺もA型のタミヤに対して真面目に新設計となっています。予備履帯の出来は、前出のタミヤのパーツと比較するとその差は歴然です。ギアハウジングの中には実際に小型のギアが入るようになっており、容易に可動模型にすることが可能です(ギアパーツは映っていませんが、同封されています)。この辺の構造は、喜ぶべきか残念がるべきかタミヤ版そのままです。 |
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車体部パーツのランナー。左端の中央部、スコップの下にあるのはペリスコープのパーツで、車体上面にあるガードの下から差し込む構造になっています。トラベリングクランプやジャッキもタミヤ版と比べると再現度の向上が顕著な部分です。 |
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砲塔パーツのランナー。防盾がアゴ付きになった程度だろうと思っていたら、基部のパーツもディティールがかなり追加されています。タミヤ版では砲塔本体と一体成型されていたキューポラが、ペリスコープを含めて細かく部品分割されているのが印象的です。 |