
魔法のお話が好きです。
魔法の力。魔法使いたちの国。不思議な生きもの。
夜の森、海の底、月の照らす岩山、常世の国。
闇の中で息づく妖しい生きもの、追放された神々、漂泊する一族。
支配する力の違う世界の営み、暗い水底のあやかし。黄昏の魔法・・・
〈幻影王国〉は、そんな、どこかにある魔法の国、不思議な力の生きている世界のことです。真夜中、空気の色の変わる頃、明け方の一番透き通った空気のとき、世界はもうひとつ違う顔を見せてくれているような気がします。それは、昼間の明るい空気の中、騒がしさの中では、感じることのできない不思議な瞬間です。暗闇の片隅に、振り返る背後に、視線を避けて跋扈する生き物が、ほんの少しだけ気配を伝えてくれる・・・その一瞬を憶えていたいと思うのです。
夜の国 海と空のつながった世界のお話たちです。短いものが中心。 硝子回廊 どこかにあるかもしれない、ないかもしれない。短い短い掌編 ことばの森 短編 短いお話を集めてます 空と海の果て コトバのカケラの集うトコロ