正月明け(2005年)に、韓国へ行くことになりました。ことの
発端は、ある友達が、「本場の焼肉を食べに韓国へ行こうか」と言い出したこと。そこで
私が更に、「いいねぇ。じゃぁ、行きは飛行機を使わず陸路と海路で行ってみようか」と
相槌を打ったため、「おお、いいねぇ。ついでに九州も楽しもうか!」という感じで
一気に決まったというわけです。
そして、陸路は陸路でも、2005年3月で廃止されることになってしまったあの「ブルートレインあさかぜ号」に乗
ろう! と、夢はどんどん膨らんでいきます。(^-^) そしてその夢を現実にするべく、2004年の12月
は、さまざまなチケットの手配や、ホテルの予約などに走ったのでありました。
第一日目(埼玉〜博多〜湯布院〜博多)
第二日目(博多〜釜山)
第三日目(釜山〜ソウル)
第四日目(ソウル〜成田)
あさかぜ号は、東京駅を19時ちょうどに出発します。…と
いうわけで、仕事を定時より早く切り上げねばならなくなってしまいました。就職
して初めての、フレックス早退でした。
パスポートとクレジットカードと帰りの航空券がちゃんとあるのを確認し、いざ出
発。東京駅でビール3本とおつまみと弁当ふたつ(夕食用と朝食用)を買い込みます。あさ
かぜは、予定通り18時50分くらいに入線してきました。カメラを用意してバッチリと
機関車を撮影しよう…としたのですが、ホームの端からはみでてしまうため
前から撮影できません。よーし、下関駅でリベンジだ!(笑)と念じつつ、乗車。
あさかぜは、19時ちょうどに、東京駅を発車しました。東海道本線から見える景色は もう何百回も見たことのあるものでしたが、B寝台に寝そべりながら見るのもまた 乙なものであります。(^-^) やがて、熱海から友人が乗車してきました。早 速、ラウンジカーへ行って、ビール片手に談笑。二人とも、夜行列車のムード に酔いしれ、かなりハイテンションになってしまいました。持ってきたビール もあっという間です。(汗) 車内の自動販売機にはソフトドリンク しかなかったのですが、もしアルコールがあったらおそらく二人とも 朝まで呑んでいた事でしょう…。
名古屋駅を過ぎたあたりで二人とも就寝。そして起きてみると…もう広島を
過ぎたところでした。相棒はもう起きています。曰く、「瀬戸内海の朝ぼらけ
がすごく綺麗だったよ!!」とのこと。うーん、見逃した…惜しい。
あさかぜは、山口県を西へ西へと走ります。今回の旅で、記憶が曖昧だった
山口県の都市の順番を再確認することができました。岩国、柳井、光、徳山、新南
陽、防府、宇部、の順ですね。あと、「防府」は「ぼうふ」ではなく「ほうふ」な
のであります。因みに徳山駅周辺の石油コンビナート(だと
思う)はとてつもなく規模がでかかったですね。走っても走ってもずっと石油コン
ビナート。
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| 下関に停車するあさかぜ号 |
列車は定刻どおりに下関に到着しました。予想通り、写真をとる人たちが大勢。(^-^;)
私と相棒も、早速その仲間入りをします。廃止されてしまうのは本当に残念です
が、夏休みや正月休みに走る臨時列車としてまた復帰してくれるといいなぁ。
写真撮影タイムが終わってからは、小倉行きの列車に乗ります(撮影タイムが結構
長引いたので走って乗り換えました(汗))。相棒は、関門海峡をわたるのが
初めてだったようで、感慨深げな様子。あっという間の海底トンネルですが、戦前
に造られたというからなかなか歴史の重みを感じさせます。
小倉に到着。博多までの移動は在来線だと結構時間がかかるので、新幹線を使う
ことにします。特急券をその場で買ったので、ここでもかなりのスピード乗り換
えでした。小倉〜博多間の新幹線は、「あさかぜ」のスピードに慣れた二人の
目を回らせるに十分なほど、かっとばしてくれました。(^-^) 速い速い。
こうして博多に到着したのち、筑紫口がわのLAWSON前で待ち合わせていた友人
二人の乗る車と無事落ち合います。旅を共にする4人が出揃いまし
た。まず昼食というわけで、車で博多ラーメンを食べに行きます。今回選んだの
は博多でも結構人気があるという「秀ちゃんラーメン」というところでした。ほん
のり塩辛い、コクのあるとんこつスープが美味しい!! 冬の
寒さもあっという間に吹き飛びます。
こうして腹ごしらえをしたのち、渋滞の多い博多の道をくぐって、高速道路に
入り、一路湯布院を目指します。平日ということもあって九州自動車道は空いてお
り、ストレスなく湯布院に到着できました。思ったより早くてちょっとびっくり。(因
みに、周りにはもっともっと飛ばしている車も見られました。我々の車をすいーっと
ぬいていったあの軽自動車(!)、あれはどう考えても時速150キロは出ていたと思う
ぞ…。)
自身四回目となる湯布院訪問でしたが、ここは何度訪れても飽きない魅力がありま
す。まず、湯布院全景を見下ろせる露天風呂で温まり、そして風呂上がりにラムネで乾杯。ほんの
り雲に隠れている由布岳は、冬の澄み切った空に映えてどこまでも美しいですね。
次に金鱗
湖周辺に行って車をとめ、おみやげタイムとなりました。私は、以前かぼす胡椒を買った
ことがあったので今度はゆず胡椒を買ってみました。そうそう、コロッケコンクールと
やらで金賞をもらったというコロッケ店でコロッケも食べてみました。なかなか独特の
歯ごたえとコクがあります。
湯布院をこうして楽しみ、再び高速道路で博多に帰還します。博多到着寸前で少し渋滞
がありましたが、それでもあっという間でした。速い!
この日は、いよいよ韓国へ渡る日です。ぐっすり眠ったので
朝はスッキリと起きられました。ホテルのテレビをつけるとうる星やつらの
再放送をやっていました。(^o^) 台風が来て、水が家の中にどんどん溜まってしまうという
話で、結局最後まで見てしまいました。エンディングテーマは、「心細いな」。私が大好きな
ロ短調の曲だということもあるのでしょうか、今でも好きですごく鮮明に覚えている(全部歌えるぞ)か
ら不思議です。
食べ終わった時点で、出発までまだ時間があったので、それまでロビーでゆっくりと休憩。埠頭
には、韓国人がたくさんいました。言葉を聞かなくても、結構、顔つきおよび髪型でそれと
わかることが多いですね。特に、子供の髪型が日本人と違うことが多いように見受けられ
ました。(修学旅行で日本に来ていたのでしょう、小学校高学年くらいの子供の団体がいま
した。改めて、韓国と九州の近さを実感。逆に九州の子供たちは韓国へ修学旅行に行くこと
ってあるのかな?)
博多市内のホテルに荷物を置いてから、晩御飯に繰り出します。晩御飯は、博多で有名
なもつ鍋屋という、「やま中」という店。これがすごく
美味しかった!! みそ味としょうゆ味の両方を頼んだのですが、特にみそ味がよかったで
すね。これだけおいしいものをたらふく食べて、ビールも飲んで、一人3500円というのはとっても安いと感じま
す。おすすめの店です。(^-^)
こうしておなかいっぱいになって大満足となった一行。ホテルに帰るなりくたーっと
気持ちよく寝てしまったのでありました…。
第ニ日目(博多〜釜山)
閑話休題。出発時間には余裕をもたせて
あり、博多である程度買い物をしてから埠頭へ行こう、という予定になっていました。
そして、一行はここで、「旅の恥は掻き捨て」的な、勇者な行動に出ます。(^-^;) メンバー
の一人が、「博多明太子を食べたいねぇ」と言ったので、いつしか話が「明太子だけ買って、ご
はんを別にどこかで入手して一緒に食べよう、それを朝御飯にしよう」という方向にいってし
まいました。(笑) えーい、ままよ、とばかりに実行に移してしまいます。博多駅で明太子を買
い、そしてからタクシーを捕まえ、「ほか弁経由で埠頭まで行ってください」とい
う、怪しさ120パーセントの行動に出ます。ああ…。でも運転手のおじさまは快く
了解してくれました。こうして我々一行は、ほか弁で御飯を四人分(with チキンバスケット一つ)を
買い、そのまま韓国への高速船が出ている埠頭まで行ってしまったのであります。(^-^;)
埠頭に到着。パスポートを見せ、無事チケットをもらい(クレジットカードで決済済みだっ
た)、落ち着いたところで、漸く先程の明太子&御飯をいただくことにします。ロビーの
ソファに腰掛けて、即席の明太子御飯をいただく四人の男たち…うーむ怪し
い(笑)。でもすごく美味しかったですよ。(^O^)
やがて、出発の時間が来ます。パスポートを見せる、荷物検査をするというあたりは、飛行機と
全然変わりません。そして、乗船する「高速船ビートル」も、中に入ってみるとかなり
飛行機と似た感じの船でした。あと、このビートル、思ったよりずっと小さかったですね。隣
をゆっくりと走るカメリアラインの大きな船に比べると、まるでミニチュアサイズです。(^-^;) でも(だから
こそ?)時速80キロ出るんだよなぁ。
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| 復路のビートルとすれ違う |
ビートルは、止まっている間が最も船酔いするタイミングらしく、友達もかなり
船酔いに苦しんでいるようでした。私は生まれてこのかた船酔いをしたことが全く
ない(そういう体質らしい)のですが、このビートルの揺れは並じゃないという話
を以前から聞いていて、うーむ今回は人生初の船酔いもあるかな…と少し危ぶんでいまし
た。が、結局びくともしませんでした。(^-^;) 体質って不思議…鈍感なだけか??
さあ、船での出国。志賀島を右手に見つつ、船は玄海灘へと繰り出します。船内を見渡す
と、日本人らしき人はほとんど見かけません。(寒い季節だから
かな?) 途中、復路のビートルとすれ違い、更に、左手に対馬
が見えてきます。あとひといき。
ついに、大陸が見えてきました。釜山は、思ったよりもずっとでかい大都市の景観を
もって我々を迎えてくれました。山の連なりに密着して、高層マンションを始めとした
建造物がかなりの高密度(日本ではなかなかないような高い密度です)で建ってい
ます。そして、ビルに書かれた文字は全部ハングルで全く読めません。(^-^;)
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| 大都市釜山を海から眺める |
ビートルは、釜山港に着岸しました。船を出てからまず思ったのは、日本より寒い!!という
こと。大陸性の気候なんだなぁ。だけどこれくらいで文句を言っていたらソウルで
更につらいぞ、我慢我慢。…と自分を戒めます。(笑)
かなり長いことエスカレーター
に乗り、入国手続きに入ります。この入国手続きも、飛行機のときと何ら変わりませ
ん。長蛇の列ができていたのでちょっと時間がかかりました。
いざ、釜山の街へ繰り出します。まず、ホテルでチェックインを済ませて
荷物を置きたかったので、ホテルへまっすぐに向かいました。このホテルへ
行く途中に大通りを通ったのですが…まず思ったのは、車の運転が荒いこと。(汗) どの
車もびゅんびゅん飛ばす、飛ばす。まるで自動車レースのようなのですが、更に驚
いたのは、バスまでがその競走に参加するかのようにかっとばしていることでし
た。(ぉぃ) まぁ、以前訪れたヨーロッパでもイタリアやスペインは特にこんな感じでし
たし、日本の車社会が世界の平均に比べてすごく穏やかだということでしょうね。
ホテルに荷物を置いてから、夕暮れの釜山を歩き回ってみます。まず行ったのは、新鮮な 海産物で有名という、チャガルチ市場。さばかれたばかりの魚、貝、烏賊や蛸がところ狭し と並んでいます。見るぶんにはとっても美味しそうだけど、ちょっと衛生面が気になるとこ ろでした(気にしすぎ?)。そして特筆すべきは、市場の おじさんおばさんが片言の日本語でポンポン誘ってくることです。(^o^;) だけど、結局 この市場では食べませんでした。ごめん〜。
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| 釜山タワーからの夜景の一部 |
次に向かったのは、釜山の街並みを一望できるという、釜山タワー。山の中に聳え立
つ、真っ白な塔です。漸く日も暮れてきて、夜景が綺麗そうだというころあいを見計ら
って、チャガルチ市場を切り上げて、タワーに向かったというわけでした。そういえばこの
タワーに向かう途
中、私がこのタワーをデジ一眼(finepix s3 pro を使ってます)で遠くから撮ろうと
しているとき、友人の一人が、「おお、ISO16000だね」と言いました。実際の感度
はISO1600なので、「いや、ISO1600だよ」と返すところではありますが、ここ
は韓国、「いや、ISO16000ウォンだよ」というギャグで返し
ました。(笑) 1円が約10ウォン(あくまで概算です)というわけで、10分の1という
数字が頭の中にあったので咄嗟にこんなわかりにくいジョークを言ってしまったとい
うわけであります…。(^o^;)
釜山タワーは、東京タワーの展望室と同じように、360°全方向が見られる展望室を
備えていました。そこから見える夜景は、日本の都市とはまた違った風情があり
ます。同じ高さの建物が密集する中に、光の碁盤の目がひたすら並んだような箇所が
特に多く見受けられ、こういう夜景はなかなか日本では見られないところであります…。そ
して何よりも、釜山という都市の大きさを感じました。さすが韓国第二の都市、遥か
向こうまで溢れんばかりの光に包まれた街並みが続いています。
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| テーブルの様子 |
夜景のあとは、待ちに待った、夕食の時間。釜山で比較的有名という、焼肉の店へ行き ます。前々から聞いてはいたのですが、金属でできた長い箸を使って焼肉を食べるとい うのは、滑りやすいのと、長いために細かいコントロールが難しいのとで、当初は ちょっと戸惑いました。(汗) ですが、食が進むに連れてだんだん慣れてきまし た。店の人が焼肉をはさみで切ってくれるという光景も、初めて見ることが できてよかったです。そして、韓国の食事で最も面食らったのは、何かひとつでも食べ物or飲み物を 頼むとひたすらキムチなどの「お通し」(日本語で言うなれば)が大量に出てくるこ とです。白菜キムチ、大根キムチ、レタス、大根の酢の物、きゅうりの漬物、ほうれん草のおひ たし、などなど。我 々四人はかなり内臓の丈夫な人間だったので結局全部たいらげましたけれども、おそ らく、食の細い人だととても食べきれないような量だったように思います。あとで 聞いた話ですが、韓国の文化として、「客には食べきれないくらいにたくさん料理を出す」と いうのが礼儀であるらしく、おそらくそういう理由によるものなのでしょう。ということ は、全部たいらげるのは寧ろまずかったのかな?(^-^;)
こうして韓国入国発の夕食である焼肉をたいらげたのち、勢いで、石焼ビビンバの店
にも行ってしまいます。(ぉぃ) ぐちゃぐちゃにかき混ぜるのがビビンバだ、とは
よく言いますが、この店でも「チーズ石焼ビビンバ」というものを頼んで、思い切り
かき回してから食べました。美味なり!
たらふく食べて腹10分となった我々は、夜の釜山の街へ、ゆるりと散策に出かけ
ます。途中のCD屋で、随分時間をつぶしました。こちらのCD屋でも、日本の歌手
のCDや日本のアニメ映画がかなり売れているらしく、その勢いは予想以上でし
た。(宇多田ヒカルとか千と千尋とか) あと、輸入モノのCDが日本で売られているより
相当安く、私も、バッハのブランデンブルク協奏曲の二枚組CDを買ってしまいました。しめ
て14500ウォンですから、結構安く感じます。
歩き回ってだらだらと時間をつぶしてからホテルへ帰り、みんなで一室へ集ま
り、テレビをつけて楽しみます。ハングル文字の字幕がついた日本のアニ
メ(幽々白書!)を見て、「懐かしいなぁ〜」と、みんなで盛り上がりました。その後
流れ解散で、ぐっすり就寝。私なんぞは、布団へ入ってから3秒でもう熟睡していま
した。(笑)
朝の9時ちょうどにホテルのロビーへ集合。そう、この日は、釜山から
ソウルへの、KTX(韓国新幹線)へ乗る日なのです。10時発KTXの切符はその場で買う予定なの
で、ホテルにてタクシーを呼んでもらい、釜山駅まで急行します。
無事チケットを確保したのち、出発までの10分くらいの時間を使い、遅い朝御飯
の確保に走ります。プサン駅構内には日本の駅におけるのと同じようにコンビニが数軒
あり、私はそこでおにぎりとサンドウィッチとポテトチップスとヨーグルト飲料を買い
ました。
第三日目(釜山〜ソウル)
駅に着いてみると、意外と、10時発より早い便である9時30分発の便に間に合いそう。そこ
で、急いでそのチケットを確保せんと、いざ、釜山駅の緑の窓口(日本でい
う、ね)にて、9時30分発KTXのチケット四人分を確保しようとしま
す。受け付けのお姉さんに、英語で話します…が、あんまり通じない。(汗) "English OK?"と英語
で聞いてみますが、 "a little..." と、少し消極的なご様子。ならばと思
い、「ニホンゴOK?」と、日本語できいてみますが、これも同じような反応。なの
で、もう英語と身振り手振りで押し通そうという方針に切り替
え、指を出して9時30分と伝え、更に指を出して "4 persons" と言うと通じ
ました。一生懸命やれば結構伝わるものです。(笑) そういえばフランス
で、英語の全くわからない小さい女の子たちと話したときも、そうでした。こっちが英
語でしゃべっても子供たちはポカーンとしていたけど、ボディラングェッジと
雰囲気と表情を使えばかなり通じたんだよなぁ。
さて、通じたところまではよかったのですが、ここからポカをやってしまったの
でした。(笑) 四人合わせて17万ウォン代
だったのですが、日本円のクセで、1万7千ウォンをお姉さんに差し出してしまいま
す。お姉さんにちょっと苦笑いをされてしまいました…。
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| 300キロちかく出す! |
KTXですが、私たちの乗った車両は列車のうち中間付近の車両で、先頭の車両にも最後尾の
車両にも遠い位置でした。そういうわけで、時間の都合もあり残念ながらKTXの先頭車両or最後尾
車両は写真に収めることができなかったわけであります…。ですが、座席からみえる景色は、いろ
いろな意味で楽しむことができました。景色を見ていてまず思ったのは、日本以上に、都市と農村の
格差が大きいということです。釜山の市街地を離れると、とたんに、民家がほとんど見当たらないような
農村になってしまいます。(まぁ、都市と農村の格差という意味では、世界的に見ると日本のほうが例外
なのかもしれません。) そしてもう
ひとつ、気づいたのは、山々の景色の違いでした。韓国の山々は、日本の山々に見られるような、冬でも山々を
青々と見せるような針葉樹林が比較的に少なく、荒涼とした、木々の少ない山が多いようです。そういう
点も、日本で見慣れた景色と違う独特の雰囲気を醸し出していて、旅情をかきたてるものでありました。そ
うそう、小さい川や池は、ほとんどが凍りついていましたが、こういう光景も、日本では(北海道
を除いて)なかなか見られないところであります…。
さて、KTXは、釜山を出てある程度の距離まできたところから、突如として、時速300キロ近い超特急に変貌しま
す(釜山付近では150キロも出さない…と思う)。私が確認した限りでは、時速297.6キロが最高速度で
す。かなりのものですね。こうしてあっという間にソウル到着。ホームに降り立つと…吹き付ける乾
燥した風がすごく冷たい!! これがソウルの寒さです。(気温はおそらく氷点下だったと思います。)
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| すごくおいしかったサムゲタン |
ソウル駅からホテルまでは、地下鉄を使うことにしました。ちょっとごみごみした感じの
車内だけど、パリやローマの地下鉄よりはずっと綺麗です。そういえば、駅を出ると
き、我々のすぐ前で、自動改札をすり抜けている人がいました…。不正はいかんぞよ〜。(汗)
ホテルでチェックインを済ませて荷物を置いてから、まずは昼食ということで、サムゲタン(鶏が
まるごと入ったスープ)の店へ出かけます。これがすごくおいしかった!! 朝鮮人参や栗のだしが
きいていて、香りも素晴らしいし、鶏の骨がとてもやわらかかったので、思わず骨までぱりぱり食
べてしまいました。(笑)
昼食後は、景福宮という、宮殿跡に行きます。韓国の建築物らしい、カラフルな装飾に彩られた
屋根が特徴的。一行はここを歩き回って食後の運動をします。が、並のスキー場より寒いようなと
ころですから、食後の運動にはむかなかったかも。(^o^;) 手袋を持ってきていなかった友達の
一人は、ずっとポケットに手を入れっぱなしでがくがく体を震わせていました。お堀にたまった水
も見事に凍り付いています。一行はそれを見て更に慄然としたのでありました…。
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| 夕暮れの明洞 |
景福宮を適当に歩き回ったのち、プルコギの店へ出かけます。昼下がりなのに、もうこれで
今日三食目だな。(笑) プルコギとは、タレに漬けておいた牛肉をフライパンで
野菜と一緒に煮たものでして、この店では、店員さんが客席のテーブルにすえつけられた
鉄板で作ってくれました。日本のすき焼きと似ているようで違う味です。どういうタレをつかって
いるのかな? (キムチが結構辛かったので、味がちょっとわかりづらかったのが残念…。)
こうしておなかいっぱいになった一行は、次に、東京でいう渋谷のような街である、明洞(ミョン
トン)へ行きます。ここでも、腹ごなしもかねていろいろと歩き回ってみますが、東京
の渋谷と同じくらいの混雑ぶりです。若者た
ちのすがたかっこうも、渋谷の若者のそれと結構
似た感じ。渋谷と違うのは、看板のハングル文字と、寒さくらいですね。因みに、予想通り、冬
のソナタの主題歌がそこここで流れていました。(ヨン様ほか韓流スターのポスター
も至るところに…。)
ここ明洞では、特に何か買おうとか訪れようという
目的はなかったのですが、友達が、「眼鏡を安く作ってもらえるらしい」という情報を
キャッチしたため、眼鏡店を訪問してみます。中には、恒例のヨン様のポスターや、訪問客が
自由に書き込める白紙が、壁に貼ってありました。白紙には、日本人の書き込みがかなり
ありました(「安いから二つも買っちゃいました〜ありがとう」とかいろいろ)。友達は、結
構長いこといろいろと店員(日本語がうまい!)と話し合っていたのですが、残念なが
ら、結局価格の点でお互いに歩み寄れなかったようで、購入はしなかったそうです。
明洞をひととおり歩き回ったので、次はどこへ行こうかということを話し合うべ く、ミスタードーナツのような店へ入って作戦を練ります。これで今日四食目。(笑) 会議の 結果、東大門(24時間やっている大規模なショッピングセンターがあるところ)へ行って時間を つぶしてから、夜に最後の焼肉を食べにいこう!!ということになりました。
話が前後しますが、ソウルにおける移動は、最初乗った地下鉄を除いて、歩き以外はすべてタ
クシーです。韓国のタクシーは非常に安く(初乗り1600ウォン。より高級という黒塗りタクシ
ーも似たような値段)、こちらも人数が四人というわけで、ホイホイ使ってしまいます。日本
でもこれくらい手軽にタクシーに乗れたらいいなぁ〜。
そういえば、先述のとおり、KTXの値段も釜山からソウルまでで一人50000ウォンもしなかったし、総じて
交通機関の物価は日本よりずっと安いような気がします。
東大門では、デパートがいくつも立ち並び、人通りも多く、まさに活気のあるところで
した…が、少なくとも我々のまわったところでは、売っているものが衣類に偏っ
ていることが多かったです。(汗) でも、食べ物のコーナーやお土産店のようなコーナー
も少しはあり、私などはそこでいろいろと買い込みました。
そして、最後の締め、焼肉へ出かけます。私の父が韓国に出張に行ったときに訪れた
という、わりと有名な焼肉の店の名刺を予めもらっていたので、そこ
にタクシーで行きました。四人とも、「最後の晩餐」ということで、たらふく食べて
しまいます。特上カルビとかの比較的高いものも次々と頼んでたし、一通り食べ終わっ
てから更にデザートを食べるかのように石焼ビビンバまで食べてたからなぁ。(笑)
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| 夜のソウルを歩く |
ホテルへ帰り、四人でしばらくまったりとします。疲れたのでそのままもう寝ようという
流れになっていましたが、私は元気がまだ残っていたので、寝る前にもう少しだけ夜の
街を散策してみようかなと思いたちました。そこで、先程あまり見て回れなかった、東大
門へもう一度行ってみることにしました。黒タクシーで先程の東大門のデパートのひとつ
まで行ってもらい、そこから再スタート。…で、朝までやっているデパートをいくつか回って
みましたが、やっぱり、衣類が圧倒的に多く、私のような観光客はあまり買えるものが
なかったです…。でも若い女性とかにはこういうところはおそらくすごい人気なのでしょうね。
最後の夜だ、というわけで、東大門からホテルまでの2キロくらい(?)の道のりを歩いてみ
ます。すごく寒かった〜!! でも、知らない街を歩くと、知らず知らずのうちにかかとが
上がっていきます。ちょっぴり心細い中にも、ドキドキ感がありますね。
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| おいしいアワビ粥 |
買い物がすんだのち、遅い朝御飯を食べに行きます。行ったのは、アワビ粥で有名
という店。(なるくて朝御飯によさそうだったので) 地図の見方を少し間違えて
ちょっと彷徨ったため体がかなり冷えてしまいましたが(汗)、漸く店を見つけて
入れたときの、ほっとするひとときは最高です。そして、ここで食べたアワビの
粥も最高でした! コリッとした感触が今でも思い出せます。(^-^)
あと、この店で出たキムチも美味しかったので、帰りがけに2セット買っていくこ
とにしました。店のご主人が、大きなタッパー2つに盛り付けてくれて、これで15000ウォ
ンというからとても安い。
こうして、ソウル最後の時間を過ごし、ついに四人はソウルに別れを告げます。ロッテホテル
から仁川国際空港まで行っている直行バスに揺られ、四人ともいつしか眠りについていま
した…。気がつくともう空港。
空港で出国手続きを済ませてから、「最後のグルメを楽しもう」ということで、四人は
バーガーキングに走るという謎の行動に出ます。(笑) ちょっと食べ過ぎたので、その後
飛行機の中で出た機内食があまり食べられなかった人もいたようです…。そうそう、飛行機
が離陸してまもないタイミングで、「北朝鮮の領土が見えないかな」と言っていた友達
がいましたが、たしか相当近いし、やっぱり見えるものなのかな?
成田空港には16時半くらいに着。日本の冬がとっても暖かく感じます。(^o^;) ありがとう 韓国!! また行くよ!!(^O^)
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