| ■ パリのおいしい散歩道 〜カフェとサロン・ド・テ〜 |
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いつもカフェ・クレームばかり飲んでいる。カフェ・クレームはピッチャーに入ったカフェとスチームで温めた熱いミルクを自分でカップに注ぐタイプ…早い話がカフェオレのことだ。ミルクの泡はほとんど無いが、カフェの濃さと良く合うと思う。お腹が空いている時は時々タルチーヌ(バゲット縦割りにバターを縫って食べる)を頼むこともある。寒い日にショコラ・ショーを頼んだが、さっぱりし過ぎていて私の好みではなかった。朝の客の顔ぶれはいつも同じで、大体座る位置も決まっている。私は店の奥のドゥ・マゴ(2体の人形)が見えるところに座る。ガラス張りのサンジェルマン・デ・プレ教会が見える席も良いのだが、落ち着いた奥の席で本を読むのが好きなのだ。 |
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入ってすぐのテラス席がカフェとして営業している。白い壁に囲まれ、緑と青のモザイク模様が美しい椅子とテーブルで飲むミントティーはおいしい。昼からはレストランになるサロンもソファに座ってゆっくりできるのでどちらもそれぞれに良い。 ミントティーは
週に4〜5回程通うようになると給仕氏達とも馴染みになる。かといって馴れ馴れしくされる訳ではないが、ミントティーが飲み終わるとさり気なく他の客のオーダーに紛れてソッとお代わりをくれたりする。こういうのってとても嬉しい。タダでいただけるから、ではなく、その気持ちが嬉しいのである。 この店とドゥ・マゴ、そして京都のイノダコーヒ本店の朝は私の中での3大カフェ。今のところこれらに並ぶ店はない。この3つのカフェで過ごす時間は大切な財産である。 |
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2階があり、そこではいつも中年男性が集まって賑やかに話している。カウンターも常連が入れ代わり立ち代わり。タバコを買う人も多いので店主は忙しそうだ。たいていは店主1人か奥さんと2人で間に合っている。それでもなぜか静かに過ごせるのがいい。日曜以外も時々休んでいるのがちょっと困る。 が、2002年に久々に行ってみたところ、なんだか感じが変わっていた。エンジ色のポロシャツを着た男性が店の中心になっている。ガレットは見当たらず、少し淋しい気がするが…店内そのものは今まで通り。 |
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暑い日には冷たい紅茶もあるが、熱々のミントティーもおいしい。大きめの銀のポットにたっぷりと入った生のミントと中国緑茶。甘いが香りも良くてとてもおいしい。 店内はマグレブの雰囲気たっぷり。壁の絵はあまり好きではないが、店主の女性も客もごく普通の感じがいい。食事時はスパイスを効かせたメニューが並び、手ごろな料金で食べられる。この時間帯は茶のみの利用は出来ず、少し残念だ。カフェやサロン・ド・テが食事に力を入れるのは良いのだが、時々本業を忘れているようなところもある。また、ある時、友人と夕方待ち合わせたら、午後6時ちょっと過ぎだというのにもう帰り支度。すっかり冷めた湯(水?)でいれたミントティーは悲しかった…当たりと外れが激しいのである。 |
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ショコラはトロッとしたタイプ。決してシャブシャブではなく程よい甘さと苦味がなかなかよい。25フラン。マダムは苦味が強かったらクレームシャンティをあげるから言ってね、とウインク。そして多分その必要はないけどね、と言いながら厨房戻っていった。言葉通りクリームは不要。これだけで充分美味しかった。 |
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