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2000年8月末。万里の長城に立ち、本場のパンダをこの目で見るべく兄の奥さん(弘美ちゃん)&私の2人はなんとなくパンダ隊を結成し、中国は北京に向かった。この数年、海外に出掛けることが多かったものの、中国は見落としていた。というより関心がなかったのだ。しかし!昨年台湾に兄夫婦と共に出掛け、茶のおいしさに目覚めて以来、茶とその文化を生み出した中国への興味が深くなっていったのだ。 記念すべき第1回目の旅先は北京。中心から攻めましょう!ということ。
1日目:北京ダックと京劇
朝4:20家を発つ。神奈川県の西の端にある私達の家から成田は遠い。東京駅を7:30に発つ成田エクスプレスに乗るためにはこんな時間から出発だ。東京駅にて朝食。チョコレートチップスの入ったスコーンとカプチーノ。NEXに乗り込み成田第二空港へ。空港はとても混んでいたが手続きのカウンターは意外に空いていて、スムースにチェックインそして出国。離陸予定時刻10:45を15分程過ぎて成田を発つ。機内食はひどくまずかった。もっとおいしいのを用意して!ANA!
13:30、北京に到着。ピカピカの空港ビルにビックリ!1999年に日本からの援助もあって完成とのこと。(ホント、ピカピカで床にスカートの中身が映る程)迎えのガイド:張さんと共に市内へ向かう。流行っているのだろうか、張さんをはじめ北京で見る女性の足下は皆「足首までのストッキング」。自転車の多さとクラシカルなバスに驚きながら街を見物。まずは天安門広場へ行き城楼へ登る。天安門広場は私の想像よりも狭くて(すごい想像をしていたのだ)実はあまり感動しなかったのだが、毛沢東先生の肖像と記念撮影。そして天壇公園へ。途中、前門や他の建造物で自分達の所在地と距離感を確かめようとしたが、本当に広い街だ!地図で見たところは歩けそうでも実際はその10倍以上に感じられた。そして天壇公園も広かった!公園内の天心石の上に立ち小声で話すと音が大きくなって耳に届くということだったが、周りの喧噪もありまったくそうではなかった。祈念堂の青い瓦の美しさはとても良かったが、空が曇っていてちょっと残念。
 夕食は全娶徳の本店にて北京ダック。入り口に黄色い大きなダックの頭。入るとすぐに炉があり、たくさんのダック達がぶら下がっていた。1階は既にたくさんの客が入り、たいそう賑わっている。私達が2階に登ると予約席には目印のためかそれとも手早くサービスするためか、もうキュウリの漬け物と豚のスライスがラップをかけられ並べられていた。
席に着くとすぐにチンゲンサイの炒めものとダックの身を甘辛く炒めたものが冷めた状態で出される。そしていよいよダック登場。テカテカと飴色に皮にナイフを入れるとシャリンシャリンと音がする。2人で1/2羽分がサービスされた。皿に山盛りだ。皮に甜麺醤をつけ、葱と一緒に春餅と胡麻パンに挟むようウエイトレスが指示する。甜麺醤は八角の香りがスパイシーで甘く、なかなかおいしい。肝心の皮はシャリっとした部分よりも脂部分が多く、良く言えばジューシー、ホントのことを言えばかなりジュワジュワと脂っこい。湿気た胡麻パンより春餅を選んだが、この春餅が蒸し過ぎてベッタリと粉っぽい味。また他の料理を食べながらということもあり、そんなにたくさんは食べられない。ま、名物ってこんなものでしょう。食後は含蜜瓜と西瓜。ウリウリなデザートだが、含蜜瓜(メロン)はサクサクしていておいしかった。北京ダックはお祝のメニューに喜ばれるのか、地元の人がじっくりと品定めし、焼く前のダックに何かの液体(水?それとも油?分からん!)をつけた筆で「寿」等のおめでたい文字を書き、あぶり出しのように字を浮き出させたものを作ってもらっていた。
夜は京劇を観に出掛ける。梨園劇場だ。茶菓子付の桟敷席をとり、席に着く。茶は大きな蓋碗に入った茉莉花茶。菓子はカレー味のナッツと甘い中華菓子、そして桃が1人1つずつナイフと一緒にドンと置かれる。ムム…ダイナミックである。食べてみたいがベタベタしそうなのでやめておく。桃はポケットにしまった。京劇はとても楽しく、素晴らしかったが、朝が異様に早かったので時々意識が飛んでいる。睡魔と戦いながらなんとか1時間半を過ごした。 長富宮飯店(ニューオータニ)に着きチェックイン。管直人に遭遇。でも私は自民党だ。顔を洗ってすぐに眠る。
2日目:万里の長城へ
翌朝、ホテルにて朝食。牡丹園で中華ビュッフェだ。粥は2種類、温かい豆乳と揚げパンもある。塩卵や香草、葱もたっぷり。ホカホカの包子、そして炒めもの類が5〜6種類も並び、デザートも焼き・揚げ菓子数種類と羹類、果物と盛り沢山。席に戻ると小さい蒸籠に3種類の点心が。エビ餃子とシューマイ・豚の蒸し物だ。揚げパンは揚げ立ての熱々でおいしく、豆乳によく合う。粥は鶏の粥と青竹の香りの緑色の粥。緑色の粥は竹の香りというよりなぜかポップコーンの味だ。一通り試したので朝から唇ツヤツヤの2人だった。
万里の長城へ向かう。市の中心から車で1時間程度だ。たくさんの山が連なり、風も気持ちいい。緑の木々に覆われているが岩肌が見えるような山もあり、日本のとはちょっと違う。 万里の長城はさすがに混んでいた。細い上り口をジリジリと進むと左が男坂、右が女坂というように分かれている。比較的坂が緩やかという女坂を進む。これが結構キツイ坂で、途中の見晴台で何度も休みながら登った。普段写真を撮られるのは嫌いだが、今回ばかりは一生の記念!ということで撮ってもらった。でもあまり良く撮れていないのでもう一度来なくちゃね!西洋人は少なく、ほとんどが中国人の観光客だった。
万里の長城を後にし、昼食処へ。周辺に食事できるようなところはなく、お決まりのコースのようで、大きなレストランと友誼商店が合体した観光的な場所だった。当然食事は期待していなかったのだが、思ったよりもまずくはなかった。北京の家庭料理とのこと。やはりテーブルにはキュウリの漬物と豚のタレ漬けが並んでいた。茄子を炒めたものや大きなキヌサヤをあっさりと仕上げたものが良かった。小ぶりの皿が次々と並べられ、更に熱々のオコゲが運ばれてきて、ジュワワワーと湯気も勢い良く立ち上った。オコゲはおいしくなかったが、余る程の料理が並べられるのが中国的なもてなしだと再確認。でもモッタイナイ…。
午後は頤和園へ。西太后のわがままぶりが良く分かるすごい庭園だ。とても広く大きな湖(池というより湖なのだ)にはドラゴン型の遊覧船やボートがたくさん浮かんでいる。長い美しい回廊もあって、幅の広い手すりに腰掛けることもできるので、もっとゆっくり過ごしたいところだった。カップルにはラブラブ。イチャイチャ。にもってこいの場所だろう。贅を尽くした無数の部屋や建造物にはそれぞれ逸話があり、西太后の贅沢三昧な日々は想像を超えていた。
夕食にはまだ早い。足ツボマッサージを受けることにする。アジアではなぜかマッサージだ。怪し気なビルの3階だった。まず茶色い湯に足を浸す。10分程経つと湯が冷めてくるが、担当者が熱いのを注いでくれる。計20分程浸すとようやくマッサージの始まり。足の裏マッサージというよりトントントコトコとリズムをつけてスネを適当にたたくのでガッカリ。痛いだけであまり効果もないだろうナ。トントコは終わり、マッサージ師さんは私達にお土産をくれた。それは足首ストッキング…。弘美ちゃんと嬉しいネ!とニヤニヤしていたら次の瞬間、彼等は丁寧にそれを私達に履かせてくれたのだ!!この日に限りショートパンツだった私。足下だけはしっかり「北京の女の子」になってしまった。
終了後はこれまたアジアのツアーお決まりの土産物店へ。国営の農業展示場というものの、しっかり茶の試飲販売所が併設されていて、そこに案内される。日本語ペラペラの女性が茶をいれ、飲ませ、買わせるというシステム。茶についての詳しい説明はあまりなく、まとめて買えば安くなるという話ばかりだった。周りは日本人ばかり。日本人用の施設なの?でも初めて見た「猿が採ってきた葉を細長くよった茶」を購入。高血圧と糖尿に効くとのこと。私達の両親への土産にした。帰って調べたら苦丁茶の一種だった。葉は茶ではないようだ。猿が採ってきたなんていう話は載っていない。一応薬効はあると記してあるが、どこまで信用できるのか…。
さて、夕食。前門近くの大碗茶楼で家庭的な料理。またまたキュウリと豚の前菜。これは北京の決まりなのか?昼の料理に似ていたが、厚揚げを煮たものや玉葱を炒めたものがホッとする味。玉葱炒めはカツのないカツ丼の具という味だった。チャーハンはパサパサで、スープもイマイチ。どれがメインなのかまたまた分からないまま食べ散らかし、大部分は残してしまう。でも、家庭の味ってきっとこんなものでしょう。
お口直しの前に、兄の土産を買いにハードロックカフェへ。地図では近そうに見えるけど、タクシーで15分もかかるところだった。北京は本当に広いのだ!購入後すぐにホテル近くの五福茶楼へ向かう。 デパートの5階に茶楼はあった。可愛い制服の女の子に案内され席へ。台湾の烏龍茶や大陸の緑茶がたくさん並んでいる。碧螺春茶を選び、菓子は瓜子とナツメを注文した。観光向けではない普通の茶藝館は落ち着いていい。茶は背の高いグラスに入れられ、湯を注ぐとゆらゆらと揺れて美しい。ジュンサイの様な姿を眺めて楽しむ。ダラダラとくつろぐ2人であった。会計を済ませようとしたら2人で70元だという。120元用意していたのにすごく安い!説明を聞き間違えたのかな…1時間程過ごしてホテルへ戻る。さっきの茶はおいしく、なかなか充実していたね、ハードロックカフェにも行ったし…と、弘美ちゃんの顔色が変わった。土産の袋を茶楼に忘れたのだ!すぐにホテルのコンシェルジュに頼み、持ってきてもらうことに。ついでにやはり会計が間違っていたので不足分の50元を支払うことも約束。10分程待つと茶楼の店員が到着。無事に土産も戻り、茶楼も不足分を取りかえしたので丸くおさまる。忘れ物に注意!
3日目:パンダ隊、パンダに会いに行く!
朝食はまたまた牡丹園で。少しずつ内容が違うので一応一通り試してみる。そしてまた唇キラキラになる私達だった。朝食後、ホテルの中庭で行われる太極拳に参加。難しい!ゆっくりした動きの中にも素早さがあり、また足を高く上げたりとかなりの運動量だ。前日の万里の長城での筋肉痛が響き、ふくらはぎはピクピク。
地下鉄「建国門」から動物園近くまで20分程。駅を出ると大雨が…。雨宿りしてもやみそうにないので通りかかった「輪タク」に乗ることに決定!オジサンと交渉し、10元で乗車。雨の中を動物園まで10分程走る。決して痩せているとは言い難い2人を乗せるのはさすがに重いらしい。痩せたオジサンには悪いと思うが、我々にとってはとても楽しい体験だった。
動物園ではパンダ舎に直行。2頭のパンダは食事中だった。背中のあたりは汚れて茶色いが、一応顔や手はパンダの配色でカワイイのだ。フンッ!フンッ!と頭を振りながら勢い良く笹を食べていたのだが突然フッと止まり、そのままの姿勢で寝てしまった。さんざん眺めた後、今回の旅の大きな目標「パンダバッジ」を買う。満足。
次は恭王府。タクシーで向かう。胡同と呼ばれる路地を走り、古い街並が堪能できた。恭王府では昔ながらのスタイルで茶が飲めるらしい。入ってみると庭園はあまり整備されておらず、天気と同じで薄暗い感じ。茶を飲ませるところを探し、案内されて奥の部屋へ。チャイナドレスのカワイイ女の子達が4〜5人いて日本語ペラペラの1人が説明してくれた。「ここで茶を買ってくれたらこれから飲む茶のお金は要りません。買わないのならお金を払ってもらいます」なーんだ。観光茶楼と同じ仕組みでガッカリ!でも座ってしまったし、買う気はないので仕方なく茶を注文することにした。桂花烏龍茶(キンモクセイの香りの烏龍茶)だ。茶藝を見せてくれたが、感動はない。味も不味くはないが特においしいわけでもなかった。「地球の歩き方」を信用して行ったのだが…よくあることだけど、やはりがっかりしながら茶楼を後にする。
昼も近いので、昼食処に向かった。今日の昼食は「都一処」という焼売専門店。前門の近くにあり、途中、昨日も何度か通った「焼肉トロフィー通り(道の両端に焼肉屋とトロフィー屋が並んでいる!我々が勝手につけた名前)」を抜けて到着。近くにはこの後の目的地、茶の販売店もある。店内には大きなテーブルが5〜6卓ある。ほぼ満席状態。入り口近くの空席を指差され、とりあえずそこに座る。小学校低学年くらいの男の子とお母さんの2人連れと相席だ。お母さんは何も注文せず、男の子は1人で黙々と食べている。我々も早速注文。三鮮焼売と豚と芹菜(セロリ)の焼売。程なく熱々蒸籠が運ばれてきた。一つ一つは大きく、具もたっぷり。酢と醤油で食べてみる。三鮮はエビやホタテを豚でつないだような味。皮の味もよいが、具はしっかりした濃い味付けで続けて食べるのはちょっとキツイ。豚はこれに比べてサッパリした味なので、交互に食べると丁度よい。おいしい!が、頑張っても2/3で満腹。男の子は1人で12コ全てを食べてしまった!(中国人はよく食べるな…)焼売や餃子等の皮は存在感があり味もある。麺(小麦粉を練った生地)を使った料理は主食要らずという意味がよく分かった。素朴な味とボリュームに満足する2人だった。
店を出てすぐ近くの茶舗「張一元」へ。茶の試飲はないが、老舗の茶店である。広々とした店内はずらりと並んだ緑の茶缶と店全体に漂う茉莉花茶の香りが清々しい。女店員の白い三角巾もすっきりとして美しい。決して現代的ではないが無駄のない清潔感のある空間だ。品揃えは茉莉花茶と緑茶が充実しており、烏龍茶は隅の方に台湾の高級茶が少しある程度。値段はピンからキリまで。客は外国人は我々2人のみで、他は全て地元の人たちだ。出発前に一生懸命コピーした茶のリストと茶缶の文字を見比べ、あるものをチェック。欲しい茶の名前と必要な量とを紙に書き、端から包んでもらう。店員は私のメモ帳に、それぞれの茶に適した湯の温度と入れ方を記してくれた。1L800元の茉莉花茶と600元の六花片、550元の碧螺茶、西獅龍井茶を50gずつにしていくつか包んでもらう。白地にピンクの文字が書かれた紙にきっちり包み、薄緑の紙紐で十字に結ってくれた。スッキリした包みは美しく、とても嬉しくなる。が、香りは逃げやすいので部屋に戻ってすぐにビニール袋で包んだ。
旧い家々の並ぶ通りをブラブラ歩いて骨董街へ。途中にはたくさんの公衆トイレがあった。家の中にトイレが設置されていないということらしい。骨董街ではアンティークのレンゲを購入。素敵な蒼い染め付けのものだ。値切ってかなり安くしてもらったが本当に安く買えたのかは不明。
地下鉄で王府井へ出掛ける。デパートやホテルが立ち並ぶ繁華街だ。外国人よりも地元客で賑わっている。いくつかのデパートをひやかし、途中見つけた茶舗で茶を飲むことにした。1階では茶の販売と小さいスペースで茶を飲ませるようになっている。皆、茶漬けにちょうどよい大きさの茶碗に茉莉花茶や緑茶をなみなみと注いで楽しんでいた。我々は2階に上がった。広々とした空間に大きめのテーブルがゆったりと配置されていて、数名の客がのんびりとくつろいでいる。店員も可愛いチャイナドレスでくつろいでいる。ここでは南京雨花茶。緑茶だ。またまた細長いグラスに茶葉を直に入れ、湯を勢い良く注ぐ。葉の形は昨日の碧螺茶より大きめのジュンサイ。こちらも歩き疲れてグッタリした身体にスッキリと気持ちの良い香りと味だった。ついでに泡沫緑茶も頼む。緑茶に砂糖を少し入れてシャカシャカとシェイクしただけのもの。甘味はあまり強く無いので一応飲むことができるが、こちらはそんなにおいしくはない。それでもくつろげる一時…静かでのんびりした午後でした。
デパートをブラブラしながら「魔法瓶」を探す。派手な色のキッチュでレトロなもの。道端や小さい店で茶を飲む人の側に必ずあるので見ている内に欲しくなってしまったのだ。しかし、バラの花模様が気に入らず結局買わずに地下鉄に乗る。ホテル近くからタクシーで東郊市場へ。
市場はとても大きい。かつては派手な配色であったろうボロボロの門をくぐり、しばらく歩くと屋内市場がある。屋根の低い大きな建物の中にはたくさんの店が並んでいた。品物は山積みでホコリをかぶったようなモノも平気だ。食品と日用品は建物が別だが、どちらも薄暗く、買いたい!という気持ちは起こらなかった。再び門へ引き返し、タクシーを拾ってホテルへ戻る。ひと休み。
夕食にはまだ少し時間があるので、ホテル近くの友誼商店(国営の物産展)を物色。これまで見てきた土産物のほとんどがあった。ちょっと珍しいのは楽器屋。胡弓や銅鑼、見慣れない中国楽器が興味深い。欲しい気もするが練習しそうも無いのでCDを2枚購入。中身は聴けないが、中国茶を飲む時のBGMにするのに問題は無いだろう。
散歩しながら日壇公園へ。公園内の四川料理店で夕食をとるのだ。公園も地図で見るよりずっと遠く、ようやく到着。晴れているのでテラスに席をとる。テーブルにはチェックのクロスがかかり、あまり中国料理という感じはないが、まあ、いいだろう。メニューを眺め、鶏の唐辛子炒め・空心菜炒め・麻婆豆腐・セロリ餃子を注文。そして水とコーラ。コーラは普段飲まないが、中国では食事中に飲んでいる人も多いので頼んでみた。すぐに運ばれたコーラはなぜか甘く、薄い。炭酸も抜けた感じ。国によって味が違うのか??そして料理。ブツ切りの唐辛子が本当にたっぷり入った炒めものに驚く。しかし見た目程辛くは無く、全体にうす甘い味付け。空心菜は化学調味料味が濃い。麻婆豆腐は大変マズイ!!!!餃子は忘れていたらしく大分後になって運ばれてきた。こちらもイマイチ…。2人の箸は進まず、たくさん残してしまった。
口直しにまた茶を飲みに行こう!ということになり店を出る。出口近くの土産物屋で健康球(2つの球を手の平でコロコロ転がす)を売っている。弘美ちゃんの交渉によりこちらの言い値でOK。パンダの絵でなかなかカワイイのだった。キラキラリン!と音がするのだ。
またまた五福茶楼へ。店員は昨日の忘れ物事件の事などすっかり忘れていた。ともあれ注文。今日は女の子にお薦めを聞く。「金萱茶のイイのがあります」とのこと。烏龍茶の一種でバニラの様な甘い香りの茶だ。金萱茶、茶請けとして豆菓子とナッツを注文。茶は小さい茶壺で手際よくいれてくれる。一煎目は聞香杯で香りを楽しみ、二煎目以降は飲むだけだ。香りもよく、味もおいしい。茶海の茶がなくなりそうになると女の子が飛んできて湯を足し、どんどんいれてくれた。その間我々は茶請けを食べ、おしゃべりして過ごす。ナッツはハシバミ(ヘーゼルナッツ)。クルミ割りの道具で殻を割りながら食べるのは楽しいしおいしい。会計を済ませ、店内に飾ってある福健省の蓋碗を購入。元が余っちゃってるのだ。再両替できる額は決まっているので余らせても仕方ない。そしてホテルへ戻り、荷造りをした。
4日目:帰国
朝はまたまた牡丹園。油條と豆乳をメインに後は軽く済ませる。ホテルの食事はなかなかおいしいし、胃にもたれないのだが、どうも街場で食べるのはいけない。 「故宮博物院」そう、あのラストエンペラーの紫禁城へ向かう。故宮は天安門広場と続いている。素晴らしい建物とものすごい広さに圧倒される。石畳の上を歩き、巨大な門をくぐり抜け進む。皇帝の権力がいかに強いか良く分かったが、それは建造物のみから感じられること。中身は台湾の故宮博物院にあるためここはカラッポなのだ。ちょっとヒドイな…と思う。途中、映画の中で傅義が自転車の練習をしていたところを発見。故宮は広いが自転車の練習に適したまっすぐな道は少ないそうだ。
昼食をとり、空港へ向かう。昼食はもう大変なまずさでほとんど残してしまった。しかし、パックツアーというのはどこもヒドイものだ。とりあえず量を充実させ、中身は全然ダメ!それでも周りの日本人の中高年観光客は「中国はいつも食べ物が楽しみ」とパックツアーの食事で感動している。化学調味料の味と日頃から日本風中華料理に馴染んでいる舌には丁度良いのかもしれない。デザートの西瓜に国旗が飾ってあったのが何か悲しい…。
空港へ到着。チェックインを済ませ、再両替も完了。カフェで茶を飲んだら緑茶1杯が60元もした。それもティーバッグだ!あー悔しい。 映画の「スチュワート・リトル」を観る。違うチャンネルではベルギーの街紹介をしていた。ウーム、なかなか面白い。ベルギーのランビックという自然発酵のビールに興味を持つ。機内食は変わらず大変まずいものであった。
全体を通して食べ物の幸せはあまりなかったが、茶はおいしいものも飲めたし素敵な気分も味わえた。そして次回パンダ隊遠征ではパックツアーは絶対やめようと心に誓うのだった。確かに便利で安い!ある程度の安心はあるけど、何ごとにも自由がないのだ!!中国は広い…ハラハラドキドキ、自由にゆったり過ごしたいのだ。 土産のCDは期待したものとは正反対。しっとり中国茶を…なんて気分には全然なれないモノだった。
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