きゅぴ島便り



5月31日
しおちゃん、スーパーのカートも押したがるようになる。つかまっても足が届くわけじゃないのに、どうしようというのか。スリングで抱っこしていても身体をひねって押そうとするので、たいへんな感じだ。

5月30日
しおちゃん、手押し車(夫の実家からの誕生祝い)で元気よく遊ぶ。歩くことと、なにかを押すことが同時にかなうのでたまらないようだ。

5月29日
しおちゃん、ときどきバイバイのような手の動きをするようになる。だが、バイバイは?と言われると、またパチパチになってしまう。

5月28日
千駄ヶ谷へ。ちょうど1年前に来たときに立っていた巨大三角コーンがまだ立っていたので、もう一度いっしょに写真を撮る。あのときは出産直前だったが、今回は1歳直前のしおちゃんといっしょ。あたりまえだが不思議である。

5月27日
映画キングコングを見て衝撃を受ける。島の風景のすごさと巨大生物が恐さで、ニューヨークでの出来事などすっかり霞んでいる。しおちゃん、自分で立つ練習に余念がなく、成功すると、うお〜〜〜と言って得意そうな顔になる。キングコングのようだ。

5月26日
午後メーヴェのテストフライトを見に行く。長いゴムでびよ〜んと引っ張って飛ぶという形式。最初は浮いたくらいの感じだったが、2、3本目から、ほんとにふわーっと、飛んでるよ〜という感じになる。やっぱり、飛ぶって、いいなあ〜。しおちゃんは地上に止まっているメーヴェのうえに乗せてもらうが、泣いてしまってすぐに敗退。

5月25日
昼間、打ち合わせで大島弓子について語り合う。しおちゃん、ときどきふつうのはいはい(腰のあがった)をするようになる。

5月24日
しおちゃん、ぱちぱちは?と言われると、ぱちぱちをするようになった。

5月23日
しおちゃんが寝ているあいだにずいぶん動くようになってきて、ベッドに3人で添い寝をしていると大人が落とされそうなので、空き家になっていたベビーベッドの向きを変えて、大人のベッドの隣に横付けにする。これなら隣に寝ているのと同じだし、ベッドが広がったみたいで、なかなかいい感じ。

5月22日
歩きながらぼんやりと、わたしにとってもっとも重要なテーマは夢(将来に関する希望ではなく、寝ているあいだに見るものの方)なのかもしれない、と気づく。創作活動のほとんどが夢について考えるためにある気がする。目から鱗が落ちるようだった。それにしても、気づくのに10年以上かかるとは。

5月21日
誕生日。夫に鳥の形のバッグを買ってもらう。それから東京タワーへ。いつのまにかリニューアルされていて、ノッポンとかいうキャラまでいて驚く。発展中のアジアの観光地に行ったみたいな気分になる。

5月20日
富士山へ。途中まで晴れていたのに、車でのぼっているうちに雲がどんどんやってきて、5合目に着いたら雨だった。仕方なく下に降りると、富士山だけがすっぽりくらげのような雲に覆われていた。

5月19日
新宿へ。鳥鍋を食べる。

5月18日
しおちゃん、おもちゃを持ったままだと、どこにもつかまらないでしばらく立っている。つかまってないと気づくと、、あっれ〜?という顔をして、ちょっと得意そうに笑ってから、すぐにどこかにつかまる。あれはダンボの羽のようなものなのか?

5月17日
そろそろしおちゃんも遊べるかと思って、出産祝いにもらったレゴを出す。しおちゃんはまだ組み立てることはできず、ケースからブロックを出すのが楽しい様子。意外と早く夫が帰宅し、ブロックを横取りし、塔を作りはじめる。

5月16日
昨日見たカタツムリのことをまた考えていて、むかしギリシャで見たヤツのことを思い出す。バカでかくて、殻が立体的で、しかも群生しているのだ。なんかとにかくすごくて、神殿と同じくらい印象に残っている。

5月15日
散歩していて、地面に真っ白いカタツムリの殻を発見する。けっこう大きい。なぜこんなに真っ白なのだろうか。もしかしたら、本体が死んでからしばらくたつと、カタツムリの殻はみんなこんなふうに真っ白になるのか?

5月14日
これからの人生にとってそれなりに重要で、決定がむずかしいことを考えていて、結局運任せにするという結論に到達する。

5月13日
ふたたび代々木八幡へ。同じものが大きく見えたり小さく見えたりするのは、まわりの状況やそのときの気分によるのだと気づかされる。

5月12日
しおちゃん、最近は入れ物のなかからなにかを出すことが気に入っているらしい。わたしのかばんから勝手におもちゃや財布を引っ張り出して遊んでいる。

5月11日
しおちゃん、たまごボーロのアルミの袋を振り回し、中身をソファと床にぶちまける。どこまでもたまごボーロが広がっていく。最近パソコンに異様に関心を示すようになった。うお〜〜〜と喜びの声をあげながら、キーを力任せに叩いている。感触がよいのか? 

5月10日
しおちゃん、わたしの母といっしょに、ゆれゆれダンスをするのが楽しかったらしい。

5月9日
代々木八幡へ。意外なところに竪穴式住居があり、驚く。

5月8日
しおちゃんは、鏡を見るのが気に入ったらしく、近くまで這っていっては、鏡に映った自分の顔をべろべろなめている。鏡をなめようとすれば自動的に鏡に映った自分をなめることになるわけだが、自分の像と目を合わせながらなめているところを見ると、それが気に入っているのだろう。自分だと思っているのか、他人だと思っているのかはわからないが。

5月7日
しおちゃん、おつむてんてんができるようになる。おむつをパンツタイプに変える。こんな便利なものがあるとは。紙なのに、こんなにのびて、やぶれないなんて! 紙おむつ業界、なんてすごいんだ。

5月6日
しおちゃんはきょうで11カ月。わたしがどこにいても、ずりばいと伝い歩きでついてきてしまう。しかも、遠いと半泣きだ。生まれたばかりのころは全然動けなかったのになあ。

5月5日
河口湖へ。ロープウェーに乗って高いところから富士山をながめる。ああいうでっかいものって、何度見ても怖い。なかにどれくらいなにが詰まってるのか、とか。むかしから、土星とか木星とかが浮かんでるところも想像すると怖かった。夫になんで怖いんだろう、と訊くと、リセイとゴセイの話をしてくれる。

5月4日
しおちゃんはやっぱりもう歩行器には乗らないらしい。あくまでも自力で立ちたい。そして歩きたい。歩行器の縁からソファへどんどん伝い歩きをしていく。そしてなんか拾っては、ああ〜う〜とか言って眺めている。

5月3日
秋葉原へ。照明や椅子なんかを見て回る。みんな立派。椅子みたいにただ座るだけのものがこんなふうに進化するなんてすごいことだ。家でも食器でもなんでもそうなんだけれども。

5月2日
神楽坂へ。一通が多くて、車で来ると樹海のようだ。立石大河亞展を見る。増えたり、変形したりする富士山たちがいい感じ。それから食事に。しおちゃんは茶碗蒸しをはじめて食べる。

5月1日
しおちゃん、両手でぱちぱち(拍手のようなもの)ができるようになる。




4月へhome