歩 く(生活圏ローカル) (99/11)

歩くのが好きです。
といっても、公園などを優雅に散歩するのでも、昨今人気のウォーキングでもありません。 ただ移動するというだけのことです。 交通費を節約して歩くことも多々あります。結果的に歩いてしまった、ということもあります。

これまで歩いた中で印象に残っているものを挙げてみます。


  • 元住吉 〜 川崎
  • 綱島 〜 港北ニュータウン
  • 渋谷 〜 代官山 〜 学芸大学 〜 鷹番 〜 西小山(酒気帯び)
  • 自由が丘 〜 丸子橋 〜 元住吉(酒気帯び)
  • 美馬牛 〜 拓真館〜 牧場併設レストラン
  • 渋谷 〜 恵比寿 〜 広尾 〜 品川 〜 大森海岸(by会社の同僚・酒気帯び)
    元住吉 〜 JR川崎

    元住吉から三菱自動車と日本発条の工場の前を通り、北加瀬へ出る。 昔からの畑作農家が並び、庭の柿の木と澄んだ晩秋の空のコントラストが 非常に美しかった。

    その後、小学校で偶然バザーをやっていて、カレーか何か食べる。 バス通りに合流、途中お寺や百円ショップに寄ったりしながら進むと、突然視界が開ける。 「新鶴見操車場跡地」という名前の空間で、新川崎駅近くにあるので、横須賀線や成田 エクスプレスに乗る方ならご存じかもしれません。 橋の真ん中で立ち止まり、壮大な空き地を上から眺める。 雑草はちょうど刈られたばかりで、犬を散歩させている人が遠くからでも見えました。 向こうに夕陽でもあれば、感動的な光景に違いありません。

    橋を渡って川崎側は、少し雰囲気が変わります。緑や土が少なくなり、道幅が狭くなります。 建物1軒あたりの面積が小さくなります。鉄筋むき出しの事務所兼住宅も増えます。 しばらくすると、スナックや焼き肉屋、中華料理店が増え、ガラの悪そうなおじさん 2、3人にも会って、やがて川崎駅に到着。

    コースタイム:1時間
    (この移動の目的は、2週間前に川崎駅近くの図書館でうっかり借りてしまった 本の返却でした)


    綱島 〜 港北ニュータウン

    住宅地は綱島の駅前だけなんですね。早渕川を渡ると町工場や倉庫が増えてきます。 四角四面の土地割りで、少し殺伐としています。バス通りから外れて遊歩道を行くと、 この殺伐感はさらに色濃くなります。

    遊歩道そのものは、植木や花壇でなごやかな雰囲気を演出しているものの、 そのルートは、鉄筋を扱う作業場や小さな機械工場の裏を縫うようにして通っており、 フェンスには洗濯した作業服やマットが干してあったりします。 白昼でも女性の一人歩きは少し心許なくなります。 でも、女性うんぬん以前に、人がほとんど通っていません。

    遊歩道が終わる頃、途端に区画整理された分譲地が広がって、 港北ニュータウンに到着。

    コースタイム:1時間
    (この時の目的は、会社に置き忘れた化粧ポーチを取りに行くことでした)


    渋谷 〜 代官山 〜 学芸大学 〜 鷹番 〜 西小山

    渋谷で飲酒後、猿楽町の西郷山公園に夜景を見に行こうということになり、 代官山へ。夜の公園はカップルばかりで早々に退散。近所に美空ひばりの 実家があるとかで、中目黒方面へ。そのまま駒沢通りへ出て、(このあたり 酔っ払っていたので不明)五本木を通って学芸大学。

    ラーメンを食べて、目黒通り沿いの会社に寄る。 屋上に上がって夜景を見る。環7沿いのネオンと目黒通りの車のライトがきれい。 気がつくと、友人が社長室の上の屋根に下りていてびっくり。 急いで引きずり上げて、退散。 住宅地を練り歩いて、西小山(当時下宿していた町)へ到着。

    コースタイム:ラーメンを含めて2時間。
    (本当は夜は会社に入ってはいけません。入ってごめんなさい!)


    自由が丘 〜 丸子橋 〜 元住吉

    自由が丘で飲酒後、喫茶店を求めて田園調布方面へ。
    しかし、夜も9時を過ぎて営業している喫茶店など田園調布にはなく、しかたなく 多摩川園の駅から坂をのぼって、小さなお社やお地蔵さんやふるびた八百屋 などを経て、中原街道へ出る。5年後にはマンションになっているだろう 古い古い民家も幾つかあった。

    さて、中原街道にはファミリーレストランの一つもあるかと思えば、意外になく、 気がつけば丸子橋。最寄り駅もないので、これもしかたなく、渡る。 河原に白い子猫がいた。 武蔵小杉に近づいてようやく、確か i-HOP というファミリーレストランがあった。 ここでやっと飲み物にありつけました。

    このあと、南武線の最終電車まで時間がないと言って、友人は武蔵小杉駅まで 駆けていってしまったので、残された私は、元住吉(当時住んでいた町)まで 一駅電車に乗るのもばからしく、結局全行程歩き通しました。

    7センチヒールをはいていたので、最後の30分はとてもつらかったです。 靴の選択は重要だと痛感しました。

    コースタイム:3時間


    富良野線美馬牛駅 〜 拓真館(前田真三写真館)〜 牧場併設レストラン(名前忘れました)

    いきなり北海道は富良野の話です。

    たいていの人は車かバイクでまわる行程で、レンタサイクルをしても余りある距離なのですが、 駅前にレンタカーはなく、また自転車は友人が乗りたくないというので歩きました。 さすが北海道のこと、都会とちがって歩けど歩けど景色が全く変わらない。 よく写真でみる黄色や緑の色とりどりの丘陵。自然(開拓された自然ですけど)に比べれば 人間の歩みなど何と微々たるものかと感じさせられました。

    途中で何台ものバスや車やバイクに抜かれ、大型トラクターのおじさんに微笑みかけて もらい、牛舎から牛に眺められ、写真館近くの売店でじゃがバターなど食べながら 根気よく歩いたものの、さすがに飽きて、レストランから旭川の友人に電話をかけて 迎えにきてもらいました。

    コースタイム:3時間くらい?


    渋谷 〜 恵比寿 〜 広尾 〜 品川 〜 大森海岸(by会社の同僚)

    かれこれ10年近く前のこと。
    小学校時代からの友人と渋谷で飲んでいて妙に盛り上がった僕らは、なぜか大田区まで 歩いて帰ることにしました。
    ところがよく考えたら道がわからない(笑)。

    それでとりあえず明治通りを南下していけば国道1号に出るだろうとたかをくくって 出発しました。
    時間は午後11時。明治通りは恵比寿あたりまでは道も広く、開いているお店も沢山あって 上機嫌な2人は大声で歌なんか歌いながら歩いてきました(近所迷惑ですよね)。

    恵比寿を通り越してから急に寂しい道に早変わりした明治通り。
    天現寺(広尾)に着いたところで、相方の友人が
    「ここからだったら国道1号まで行く近道知ってるぞ」
    と自信たっぷり。
    それなら言うとおりに行ってみようと、首都高速沿いを歩き続けること30分。
    首都高速の下は川が流れていてところどころ蓋をしてありその上には公園があります。
    そこには浮浪者の住居(?)が沢山あって、季節も8月とあって酒盛りの真っ最中。
    上には高速。周りは閑静な住宅地。公園は浮浪者の集団。
    とにかくここは危ないと感じた2人は逃げるように国道1号へ。

    実はこの時点でものすごく遠回りしている事に気づくのは後日地図を確認してからです。
    まったく逆方向に向かって我々は歩いていました。

    やっと出た国道1号もすでに午前1時を回って車は少なくなんだか寂しい感じ。
    これではちょっと心細いと、我々の家の近くを通っていて安心感のある国道15号に 出ることに決定。
    この選択は後で間違いとわかるのですが、まだまだ酔っている我々には正常な判断力は 無かったのでした。
    なぜならそこから先は魚濫坂(と言っても一部の人にしか判らないですが)。
    かなりの急勾配を登っていきます。
    近辺には高松宮邸やらNHK交響楽団の事務所、寺院仏閣・学校・ホテル。
    歩いてる人影などまるで見あたらない地域です。
    たまにすれ違う自転車警官はどうやら我々をチェックしている様子。
    捕まる前に早いとこ立ち去った方が身のためらしい感じです。
    かなり怪しい足取りで、いつの間にやら無口になった2人が黙々と歩き続けていると、 坂を登りきり下りに差し掛かりました。

    ここから先は泉岳寺。そうです、赤穂浪士で名高い巨刹です。
    時間は午前2時近く。丑三どきに入っています。
    相変わらず辺りは物音1つしない高輪の高級住宅地。
    いくら夏とはいえ冷や汗が出てきます。
    後ろを振り向かないようにしながらも神経を張りつめて、とにかく一目散に坂を降りて いくと、やっと国道15号にぶつかりました。

    ほっと胸をなでおろすと、後は大森まで1本道。
    これでもうこっちのものと多少元気になって歩き続けます。
    この道はもう何十回となく車や並行して走る京浜急行で見慣れています。
    大森まですぐだろう、なんて考えた我々もそんな感覚でした。
    ところが歩けど歩けど大森は遠い。
    気が付くと時間はもう午前4時近く。
    もうヘトヘトの我々は明け始めた空の明るさがつらくなり、目の前にあったロイヤル ホストに倒れ込むように入って行きました。
    オーダーを取りに来た若いアルバイトにモーニングセットを頼むと2人はそのまま テーブルに寄りかかり熟睡モードに。
    モーニングセットを持ってきたアルバイトに起こされるまで気を失ってしまいました。

    とりあえず食べ終わったものの歩くのが辛くなり、ここからタクシーに乗ろうと手を挙げ、 たった10分の距離を乗って帰り着いたわけです。

    コースタイム:6時間    歩行距離:10km

    なんでこんなに時間がかかったのかは今でも判りません。
    (最後まで読んで下さって感謝致します)


  • 時間をお金に換算すると、
    必ずしも節約にはなっていないような気もする今日このごろ。
    いろいろ