裁判所に行ってきた 


 地方裁判所に行ってきました。

 ことの始まりは昨年9月。選挙管理委員会から覚えのない封書が届きました。 お役所からの手紙にはろくなことがないので、嫌な予感。開けると、 「あなたは検察審査員『候補予定者』として選出されました」。ハア??

 裁判員は最近よく耳にするけれど、検察審査員とは? 読んでみると、一般の国民を代表して 検察の不起訴が妥当かどうか審議する会なのだそうです。

 しかし、なんで私が?

 この候補者は、衆議院議員選挙の有権者名簿から「くじ」(デパートの福引のような!) で無作為に選ばれるのだそうです。約半年にわたる3回の「くじ」で候補者を絞り込み、 最終的に「審査員」もしくは「補充員」11名が決まるそう。第1回目に区内の有権者から 選ばれたのは14名。 私はそのうちの1名。なんという確率! いま宝くじを買えば億万長者になれるかも?

 なんて悠長なことを言っていたら、第2回目で正式な「候補者」に選ばれてしまいました。 なんでこんな時だけくじ運がいいのかしら、トホホ。

 今月末が第3回目、最後のくじ。もし当たってしまったら、小さい子どもがいる場合はどうなるの?  勤めのある人はどうするの? どのくらいの頻度で行かなければならないの? 断ることはできるの?  などなど、疑問がたくさん。いいタイミングで「説明会」があったので行ってきました (というか、通知のときにそのあたりのことを書いてくれれば、行く必要なかったんだけど)。


 オフィス街。大きな建物にはいると厳重な受付が。 はあー、裁判所ともなるとセキュリティが厳しいのね。 「検察審査員の説明会にきたのですが…」と伝えると、係の男性はけげんそうな顔。 「あの、裁判所の13階・・・」と、もごもご言ってると、「隣です」。 あろうことか、対極的な立場にある検察庁に、間違えて入ってしまったのでした。

 地裁の建物は新築4年目でとてもきれい。サービス向上に努めているとかで、 職員は親切で、窓口も銀行や証券会社のようにオープンな感じでした。

 説明会では、ビデオをみて、職員の説明を聞いて、裏話なども若干披露してもらい、最後にサービスで 法廷を案内してもらいました。参加者は、おじいさん、おじさん、おばさん、学生風の人、美しいOL風の人など まさに老若男女。「無作為」を実感しました。

 ビデオは、三谷幸喜の映画『12人の優しい日本人』(トヨエツ目当てに見た)のようなストーリー で上手にできていて、「あーあ、やりたくないなあ」から「うーん、やってもいいかな」と 思わせるに十分なものでした。さらに、検察審査員は「非常勤国家公務員」にあたり、 子どもの一時保育にかかる費用を大幅にオーバーする日当がもらえることが分かったので、 さらにやる気が出てきました(すっかり思うツボ)。ちなみに、原則的に、司法関係者、 犯罪歴のある人、病気等で出席が難しい人以外は断れないよう。仕事のある人には、 協力をお願いする文書を職場宛てに発行してくれるそうです。

 地方によっては審査会の開催が月1回なんてところもあるそうですが、 私の住む管内は大都市が2つあり、人口も事件も多く、毎週1回朝から夕方までみっちり 審議―つまり、小難しい調書に目を通してひたすら話し合う―があるそう。やっぱり、あーあ、かなあ。

 さて、最終結果はどうなるでしょうか。
 (ここに公表しません。私、内容をしゃべりかねないから…)

皆さんにも、ある日突然通知が来るかもしれません。どうぞ心の準備を!


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