いま好きな場所 


 もちろん、北海道のあちこちに好きな場所はあります。でも、簡単には行けない。 ということで、最近気に入ってる、近場の落ち着けるスポット2つ。

 ひとつは、江の島の海鮮定食屋「きむら」。

 2階の座敷の窓から外を眺めるのが好きです。竹の植え込みの向こうに、海が見えそうで見えない。 でも、海の風が入って気持ちいい。表通りから1本入った路地にあり、ひなびた雰囲気で落ち着きます。遠くの島へたどりついた感じ。

 思い出すのは、焼尻島の民宿に泊まった時のこと。 オホーツク側ではあまり見かけない濃い青空と濃い緑(しかもぼうぼうに繁ってる)が、 窓からよく見えました。テレビとお膳とごみ箱しかないシンプルな6畳間で、その景色は まるで絵画のようでありました。そのときの空気に似ています。

 お客のほとんどは生ビールを飲んでますが、賑やかさはなくて、 会話もぽつぽつで、ゆったりした雰囲気。

 もうひとつは、自宅から徒歩15分のガーデンレストラン(バー?)「TRIBE」。

 以前はランチもやってて、「にゃご」さんと行ったこともあるのですが。 高台にあるドームハウスにウッドデッキやら離れやらを増設してて、階段状の庭には 野性的なグリーンがいっぱい。住宅街の夜景や電車の明かりが見えて、夜風がよく通って、 気持ちいい(が、蚊も多い)。流れるラテン音楽を聞いていると、生活圏にいることを忘れます。

 他のお客さんはあまり見かけず、いても身内か友人みたい。商売大丈夫なのか? と心配になることも。だからこそ貸切状態で気分よく過ごせるのですが。

 住人もあまりやる気がなさそうな、力の抜けた感じ。私はなぜか、おやじさんの 知りあいということになっていて、訪ねていくとわざわざ息子さんがおじさんを 呼びに行ってくれます。

 どちらも、実際はくつろぐというより子どもにかまったりして1時間ぐらい あっという間に経ってしまうのだけど、なぜか自分にトリップ(?)できる場所です。 今の私には必要。いつかひとりで行って、ほんとにぼうっと過ごしてみたい。でも、その頃には必要なくなってるのかな。

キーワードは、風と緑とゆるい感じ?


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