2000/6 衆院選立候補者に対する公開質問状


 2000年6月に行われた衆議院選挙に県内の小選挙区から立候補を予定していた22名の方に、公示直前に下記のような公開質問状を送付いたしました。

 もちろん国政選挙ですから、共学化の話が選挙の争点になるはずがありません。また、国会議員が地方政治に口を挟むということ自体変な話ですから、共学化への賛否そのものを見て投票するということにはならないと思います。

 しかし、教育問題や、男女共同参画社会などについて考え方など各候補の考え方を知る一つの目安になるのではないかと期待しています。

 公示直前〜直後の忙しい中でしたが、22名中16名の方から回答がありまして、興味深い比較が出来たと思います。

 当選者にはその旨記してあります。当選された6名のうち回答をいただけなかった方が3名もいらっしゃったのは非常に残念でした……

各候補からの回答

宮城1区 宮城2区 宮城3区
宮城4区 宮城5区 宮城6区

公開質問状

依頼状

 お断り 政党所属の方は連絡先を調べられたのですが、無所属で宮城6区から立候補の伊藤智巳氏のみ連絡先を当初調べられず、遅れて質問状を発送いたしました。(6/19追記 わざわざ速達でお送りいただきました、ありがとうございました)


候補者からの回答

※各選挙区とも回答の到着順で掲載しています。
※各候補の表示幅はIE5.0では同一選挙区内では同じ幅で表示されますが、他のブラウザでは見え方が違うようです。ご了承ください。

宮城1区

沖田カツオ
(社民党)
6/15着
遠藤いく子
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
今野東
当選
(民主党)
6/18着
愛知和男
無回答
(1)県立高校の共学化について  該当する選択肢無し
「父母代表や生徒代表・教職員代表・学校長による学校評議会で充分議論しながら教育委員会とも相談して決めるべき問題だと思います」

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

2.基本的に共学化して、男子高・女子高も一部残すべき
(2)男子高・女子高の共学化の判断は

該当する選択肢無し
「父母代表や生徒代表・教職員代表・学校長による学校評議会で充分議論しながら教育委員会とも相談して決めるべき問題だと思います」

2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
5.全県的に教育委員会が決定
ただし、在校生、同窓生、地域住民の意見を大いに踏まえて
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  2 必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい
1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。
2 必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい
(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 6 わからない
「ジェンダーは高校の体験が影響する場合もありますが、高校時代だけで形成されるとは言えず、個人差があると思います」
2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
(5)学区制について 6 居住地による一校一学区にすべき
「学力により輪切りにされ、場合によっては遠くの高校まで通学しなければならない理由は何もないと思います。様々な要素がある様々な人間がいる多様なコミュニティー学校が世界的な教育改革の傾向です。これは民主主義を発展・維持させる人材の育成に欠かせないと思います。」 
5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
3.学区は現状のままで、越境入学の規制を緩和すべき

宮城2区

津田のぶかつ
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
鎌田さゆり
当選
(民主)
6/16着
中野まさし
無回答
(1)県立高校の共学化について 

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

2.基本的に共学化して、男子高・女子高も一部残すべき
選択の機会は大事です
 
(2)男子高・女子高の共学化の判断は 2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
 
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。

2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい


(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
(5)学区制について 5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
2.現状より大きな学区にすべき
更に越境入学の規制をゆるやかに

宮城3区

加藤みきお
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
小山かつひろ
(民主党)
6/19着
堀誠
無回答
三塚博
当選
無回答
(1)県立高校の共学化について 

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

4.現状を保つべき
共学校・男子高・女子高と生徒自らが選べるようにする。
(2)男子高・女子高の共学化の判断は 2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。
3.全く関係ない
(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
(5)学区制について 5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
1.撤廃し、全県一学区にすべき

宮城4区

佐藤道子
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
伊藤宗一郎
当選
(自民党)
6/16着
作並ゆきの
(民主党)
6/20着
(1)県立高校の共学化について 

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

2.基本的に共学化して、男子高・女子高も一部残すべき 2.基本的に共学化して、男子高・女子高も一部残すべき
(2)男子高・女子高の共学化の判断は 2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
5.全県的に教育委員会が決定 3.学区毎に校長会で判断
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。
2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい 2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい
(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない 3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
(5)学区制について 5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
2.現状より大きな学区にすべき 3.学区は現状のままで、越境入学の規制を緩和すべき

宮城5区

原信雄
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
土井喜美夫
(自民)
6/16着
安住淳
当選
無回答
(1)県立高校の共学化について 

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

1.全校一律に共学化すべき
(2)男子高・女子高の共学化の判断は 2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。
2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい
(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
(5)学区制について 5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
1.撤廃し、全県一学区にすべき

宮城6区

芳賀 よしあき
(共産党−6候補連名で回答)
6/15着
佐藤久一郎
(自民党)
6/16着
かんの哲夫
(社民党)
6/16着
伊藤智己
(無所属)
6/19着(こちらからの発送が遅れました)
大石正光
当選
無回答
(1)県立高校の共学化について 

コメントのみ
男女共学に賛成です、すすめ方は一律でなくてもよいと思います。

3.共学化は生徒数減に伴う男子高・女子高の統合のみにとどめるべき
該当なし
学校運営は県、学校長、父母、教師、生徒が決めるべき問題であり、一律に何がいいかを言うことは出来ません。
5.むしろ男子高、女子高を増やすべき
新設するならエリート教育をめざす別学校の方がよい
(2)男子高・女子高の共学化の判断は 2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決

2、5、6、のそれぞれの段階での検討と合意が必要と思います。
5.全県的に教育委員会が決定
過程に於いて在校生、同窓生、地域住民(入学予備軍)と議論を尽くすべきと考える。
該当なし
父母、生徒、教職員、学校長の話し合いによって決める
選択なし
共学か、別学か否かはそれぞれの学校の校風・伝統と結びつく個性として尊重さるべし。私立学校でない限り、変化は許されない。共学化するくらいならもう県立高校など必要ない。
(3)男女共同参画社会の実現に共学化は不可欠か  1.必要不可欠
社会・家庭、特に学校で、男女という存在を尊重する教育が大切で
す。
2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい 2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい 4.むしろ男子高・女子高のほうがよい
生きる力を養わなければならない重要なトレーニングの時期に異性の存在は悪影響しか及ぼさない
(4)男子高・女子高出身者は男女共同参画社会の実現に寄与できないか 2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
少なくとも性による差別は少なくなると思います。
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない 3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない 4.むしろ男子高・女子高出身者のほうが容易
別学校出身の方が性に対する理解と尊重は当然に深くなる。
(5)学区制について 5.現状より小さな学区にすべき
学区の拡大は学校の序列化・受験競争の過熱化で、子どもの心をゆがめます。
3.学区は現状のままで、越境入学の規制を緩和すべき
6 居住地による一校一学区にすべき 1.撤廃し、全県一学区にすべき

 


質問状の内容です。


質問状

 質問は全て多岐選択式です。該当する番号に○をつけてください。又、何かコメントがございましたら各質問の後の下線が引いてある部分に一行程度でご記入願います。

 e-mailで回答頂く場合は、本文に
 (1)-1 ……コメント……  (2)-4 ……コメント……
  等のように、質問番号と選択された回答、(もしあれば)コメントをご記入の上、
nob@haga.com までお送りください。

 以下、質問項目です。

(1)県立高校の共学化について、あなたの考え方に最も近いものを選んでください。

1.全校一律に共学化すべき
2.基本的に共学化して、男子高・女子高も一部残すべき
3.共学化は生徒数減に伴う男子高・女子高の統合のみにとどめるべき
4.現状を保つべき
5.むしろ男子高、女子高を増やすべき
6.関心がない
7.わからない


(2)統廃合を伴わない男子高・女子高の共学化について、共学化する・しないの決定はどこでなされるべきだと思いますか。

1.各校毎に校長が判断
2.各校毎に在校生、同窓生、地域住民も交えて学校として判断
3.学区毎に校長会で判断
4.学区毎に住民投票で判断
5.全県的に教育委員会が決定
6.全県的に県議会で議決
7.全県的に住民投票で決定
8.関心がない
9.わからない


 

次頁へ続く

(3)男女共同参画社会の実現には、県立高校の共学化は必要不可欠だと思いますか

1.必要不可欠
2.必要不可欠とまでは言わないが、あった方がよい
3.全く関係ない
4.むしろ男子高・女子高のほうがよい
5.関心がない
6.わからない


(4)男子高・女子高出身者は、男女共同参画社会の実現には寄与できないと思いますか

1.寄与できない
2.必ずしもそうではないが、共学校出身者のほうが容易
3.男子高・女子高出身でも共学校出身者でも関係ない
4.むしろ男子高・女子高出身者のほうが容易
5.関心がない
6.分からない


(5)県立高校の入試における学区制についてどのように考えますか
(主に普通科について)

1.撤廃し、全県一学区にすべき
2.現状より大きな学区にすべき
3.学区は現状のままで、越境入学の規制を緩和すべき
4.現状のままでよい
5.現状より小さな学区にすべき
6.居住地による一校一学区にすべき
7.関心がない
8.わからない


 質問は以上です。ご協力ありがとうございました。

 


 各候補への回答依頼状です。


衆議院選挙立候補予定者各位

平成12年6月10日

宮城県の高校の共学化を考える会

ウェブサイト管理人 芳賀 宣明

宮城県立高校の将来構想に関する質問状への回答のお願い

 拝啓

 若鮎おどる季節、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

 さて、私ども、宮城県の高校の共学化を考える会は、昨秋発表された「県立高校将来構想素案」に打ち出されている「全県一律画一的共学化」に疑問を持ち、情報開示請求により開示された資料のウェブサイトでの公開、掲示板やメーリングリストなどでの意見交換など、主としてインターネット上で活動している団体です。

 高校の共学化自体は基本的には県政の問題であります。しかしながら、男女共同参画社会の実現に向けてどのような展開が求められるのか、あるいは学校教育はどうあるべきか、大都市一極集中が進む中、少子化が加速する地方での学校教育の在り方など、国政レベルでも議論すべき問題の一つの側面でもあると私どもでは認識しております。

 つきましては、今回の衆議院選挙に立候補を予定されている貴殿に、この問題に対するお考えを伺い、有権者の投票行動の参考にさせていただきたいと思います。

 回答にお時間を要しないように多岐選択式にしてございます。ご多忙のおり、大変恐縮ではございますが、同封の返信用封筒もしくはe-mailにて回答をお寄せいただければ幸いです。誠に勝手ながら、6月16日までにご投函していただけるようお願い致します。

 なお、質問状送付の趣旨と質問項目については遅くとも6/12までに、回答結果については、回答が届いたものから私どものウェブサイトにて掲載させていただきます。

敬具

この質問状に関する問い合わせ先:

    宮城県の高校の共学化を考える会 
                    
http://homepage1.nifty.com/kyogaku/

      ウェブサイト管理人 芳賀 宣明 nob@haga.com


nob@haga.com