問題点その4

当事者の意見が封じられる不思議
同窓生が反対しているのはノスタルジーか

 浅野知事は、「21世紀の子供たちのことを考えて」などとほざき、共学化に反対する人たちを時代遅れの、伝統、ノスタルジーにとらわれた人たちだと決めつけるような発言をしています。

 しかし、(当たり前ですが)そうではありません。


現役高校生の反対

 まず、共学化反対を唱えているのは、同窓生だけではありません。仙台一高の生徒会でもいち早く反対声明を出し、県教育委員会に話し合う場の設置を求めています。彼らがなぜ反対なのか?年寄りばかりの有識者会議のメンバーや教育委員会に比べてよっぽど21世紀の子供たちに近い年代の、そして21世紀の子供たちの親になる世代である彼らの意見をもっと重要に受け止めるべきです。

同窓生はなぜ反対しているか

 同窓生の反対の理由は様々です。

 たとえば私の場合は母校の共学化には必ずしも反対しません。ただし、それが母校自身が選択したことであればですが。

 しかし、全ての高校を一律に頭ごなしに共学化することには断固として反対です。各学校毎の決定が優先されるべきであるし、多様な選択肢を残しておくべきだからです。

 もちろん違う考えの方もいます。

 男子高・女子高をもっと増やすべきだと言っている方もいますし、今のまま残して欲しいという方もいます。

 少なくとも自分の母校だけは残って欲しいという方もいます。

 

 こういう様々な意見を一括りにして、ノスタルジーと切り捨てる人たちの神経を疑います。少なくとも、本気になって意見を聴いていないんでしょう。

 なかには「伝統」「ノスタルジー」だけで共学化に反対している人もいるかもしれません(私はあったことないですが)。しかし、大半の人は、自分の経験をもとに、これからの子供たちのために高校の将来を考えて、男子高・女子高を残すべきと主張しています。

 同窓生は、男子高・女子高の良さを身をもって体験してきたのです。本来全く知らない人に比べて意見を尊重されてしかるべきです。また、年寄りの男子高・女子高出身者(21世紀の子供たちとかほざいているおっちゃんとか、私の頃には女子高しかなかったというおばちゃんとか)よりも、男子高・女子高・共学がある中で男子高・女子高を選んだ人たちの意見をもっととりいれて欲しいものです。

 

伝統を軽んじるな

 伝統というものは、一朝一夕にできるものではありません。そして、古いものをただ漫然と残しても伝統にはなり得ません。少しずつ少しずつ新たなものを積み重ねてきたのが伝統です。その良さは、伝統に慈しまれ、その伝統に新たなページを刻んできた人たちが一番よく知っているのです。

 これからの学校が、その伝統を尊重した上で、今までの路線でさらに積み上げていくのも、あるいは新たな形で積み上げていくのもいいでしょう。しかし、全くの部外者が「古い」「時代遅れ」と言って切り捨ててはいけないでしょう。


当事者の意見は無視されるべきではありません。また、同窓生たちも、21世紀の子供たちのために考えて、共学化に反対しているのです。


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