
1999年秋、宮城県が行ったアンケート結果が発表されました。
「共学賛成が6〜7割」等と報道されました。
しかしこのアンケートには様々な疑念があります。
誘導的な前置き
アンケートにおいては、どのような前置きがあるかで回答に大きな影響を及ぼします。
このアンケートで用いられた前置きはこんなものです。
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男子高・女子高を時代遅れのものとみなし、「共学化賛成」という結果を得たいアンケートである事が明白です。
かりに、「本県では男子高・女子高が独自の校風を醸成し、素晴らしい人材を輩出してきました」という前置きでこのアンケートが始まっていたら、全く別の結果が出たと考えられます。
曖昧な設問
さて、露骨な誘導的な前置きのあとの設問はこんなものでした。
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先ほどの誘導的な前置きを見て、この曖昧な設問に対して「反対」と答えるのはよっぽど自分の考えを持った人だけでしょう。そうじゃない人は「どちらかといえば賛成」に丸をつけるでしょう。
また、「全県一律共学化」への是非についての設問でないことも重要です。共学を増やすべきだが、男子高・女子高も残すべきだと考える人も、この設問では「どちらかといういうと賛成」になります。
「県立高校を全て共学にすることについて、どう思いますか」という質問なら、賛否がひっくり返るかもしれません。
アンケート対象者
アンケート対象者からは、男子高・女子高のよさが理解できてくる高校2・3年生は除外されています。
共学化反対という意見が少しでも少なくなるようにという配慮が見え見えです。
といった具合に、このアンケートには非常に恣意的なものがあり、これを即県民の声と考えることは大変危険です。