採 集 日 記 NO.1 NO.2を見る
3月5日(日) 晴
最近、春を思わせるような暖さになってきている。今日は「啓蟄(けいちつ)」という日で虫に携わる私に
とって、これからブリードが本格的に忙しくなるなぁ〜と心が躍る日でもあった。そんな日にやはり採集に
行かずにはいられなかった。仲間のS氏を無理に誘って午前中の採集を決行した。ポイントは前回脚立
がないがために断念したあの気になる木がある森である。気持ちは既に愛知産オオクワ(幼虫)ゲットと
心が弾んでいる(^0_0^)。もちろん今回は脚立を持参しての採集だ。

オオクワの棲む森 気になる朽ちた枝
さっそくポイントに到着し、車から脚立を取り出し、あの気になる木へ。アルある!朽ちた枝は無事で
ある。その木に脚立を立てかけ、身軽なS氏が期待を背負って登っていく。何とか朽ちた枝に触ることが
でき、ホッとした。さっそく、期待してノコギリで枝の根元からゴギゴギと快調に刃を走らせる。しかし、こ
の枝は案外硬い。それでも中にオオクワ(幼虫)がいると信じ、懸命に刃を走らせるS氏であった。私は
脚立を支えており、上から落ちてくる木くずに耐えていた。
15分程かかったろうか、やっとのことで枝が落ちた。S氏を無事に地上に降ろし、落ちた枝を拾いに行
き、さっそく期待して2人で割り始めた。最初の一振りで大きな食痕が出て来た!と、書きたかったのだ
が、小さなそれしか出てこない。これは明らかにカミキリの食痕である。叩いても叩いてもカミキリの食痕
ばかりであり、2人とも思わずガックリしその場に座り込んでしまった(T_T)。あまりにも期待していたので
そのショックは大きかった(>_<) (>_<) (>_<)。
期待した朽ちた枝 (>_<)
それでも気を取り直し、他の木をルッキングした。もう1つ程よく朽ちた枝がありチャレンジしたが、やは
りカ・ミ・キ・リの食痕であった。今日はこれ以上なす術もなく、次回に期待して早々と退散した。
<今回の採集結果> ナッシング
2月20日(日) 雨のち晴
痛めていた腰の調子も何とか回復に向かっており、ホッとしている。今日も採集に出かけることができ、
うれしい。午前中より小雨が降っており、午後から晴れるという天気予報を信じ、急きょ午後からに日程
変更をした。今回の採集は4日前に降った大雪で大変であった。足場が悪く、滑りやすく、たとえ長靴を
はいていても足が冷たく、しもやけになること間違いなしという状況であった(>_<)。
今日の同行者は近所のS氏。採集場所は愛知県の某所である。いつものようにS氏の自宅に向かい、
第1ポイントへ。そこは、神社の裏に広がる森であり、夏にはさぞかしカブト・クワガタで賑わいそうな場
所である。到着し、さっそく森へ。大雪であたりは真っ白である。新雪を滑らないように足元に注意しな
がら、奥へと進む。さっそく立ち枯れを見つけ、たたいてみるが硬い。それでもさらにたたいていくが、
食痕が見られないので他の木を探す。だんだん奥へ入っていくとクヌギでよい感じの木がたくさんあり、
俄然、力が入る。しかし、たたいても、たたいてもクワの食痕らしいものは見当たらない。期待はずれか
と思いながら上の方を見渡すとクヌギの上の枝に「これこそは!」と思える朽ちた部分があり、S氏と期
待した。でも、高すぎる。脚立がないととてもたたくことは不可能だ。そのクヌギは夏には樹液を出してい
る様子である為、さらに期待が大きく膨らむ。結局、その木は次回まで待つことにした。
第2ポイントへ移動。S氏はここで実際にオオクワを採集したということを聞いていた。ここも神社であ
る。確かに大きな木がところどころに君臨しているが、たたくわけにはいかず、夏の樹液採集に期待した
いところである。伐採してほかってある倒木の材割をしてみたが、コクワ・カミキリばかりであった。
第3ポイントへ移動。ここはS氏がかねてから怪しいと思っていた場所で、薄暗い林であった。さっそく中
へ。いきなり立ち枯れがあり、ちょっとした力で倒れてしまった。私は上部を、S氏は根元を探し始めた。
すると、根元をたたいていたS氏がノコの幼虫を発見。見てみると、コクワの頭の色とは明らかに違い、
赤い、これは入っていた場所からもノコかヒラタのどちらかであろう。上部をたたいていた私は結局、コク
ワの幼虫しか取れなかった。S氏に加勢し、私も根元を探す。S氏が土を掘り起こしてみると、なんとノコ
♂の越冬成虫が現れた。土に蛹室を作っており、その中で越冬していたのである。これでここにいる幼虫
は間違いなくノコである。その後もその根元からノコの幼虫はタコ取れであった。S氏は辺りをルッキング
したが、いい木がないようであった。しかし、根食いのノコ幼虫採集はキツイ。根は硬く、幼虫はしっかりと
納まっており、そこにずっとしゃがみ続けての採集である為、また今回は雪という悪条件だったので足が
冷たく、感覚がなくなってきていた。これ以上は限界だったのでここで今日の採集を終えた。

今日のふたりの結果 ノコ♂越冬成虫とノコ♂巨大3令幼虫
<今回の採集結果> ノコ♂越冬成虫…1頭、コクワ・ノコ幼虫…多数
2月11日(金・祝) 晴
3〜4日程前より腰を痛めており、前日も仕事帰りに接骨院で電気マッサージ治療をしてもらい、何と
か今日の採集に臨んだ。(妻:なぜ、そこまでして採集に行くの? 私:好きだからさ! (^O^) )
しかし、無理をしていたのは私だけではなかった。本日の同行者のひとりのH氏も前日まで風邪で倒れ
ており、病み上がりながらの参加であった。もうひとりの元気なD氏を含め今回は3人での採集であった。
いつもの時間・場所に待ち合わせをし、今日のポイントである岐阜県の某所へ。ここは岐阜県でも有名
な場所でさすがに人が入った後が多く、そこら中に木に鉈が入っていた。我々もさっそく辺りを物色しなが
らそれらしい木を見つけては鉈を入れるが、採れるのはコクワ、カミキリばかりである。最近、坊主ばかり
で本当にいるのだろうか?と思うようになってきており、探し方が悪いのか?探す場所が悪いのか?(T_T)
しかし、あせる事はない。きっと、いると信じ、また探すのであった。2時間程が経過した頃、よい木がた
くさんありそうな開けた場所に我々は出た。そこにはたたいてはあるが程よく朽ちた木があり、さっそく我
々3人はそれぞれの場所をたたき始めた。しかし、やはり……、非常に朽ち具合がよく、期待したのだが
これまたハズレであり、くやしいから産卵木用としてその木片を持ち帰る事にした。
その頃より、痛めている腰が徐々に重くなってきていることが感じられ、歩行もままならぬ状態になり、
その後の採集を断念せざるを得なかった。また、H氏も病み上がりで気力が薄れており、これ以上継続
できない様であった。元気なD氏には申し訳なかったが、そのポイントを後にして昼食を取ることにした。
昼食を済ませ、次は愛知県某所へ。そのポイントは桜の木であり、ここで採集したであろう事も聞いて
いる。既にたたく気力がないH氏と私だがルッキングなら何とか。桜の木を一本ずつ丹念に見て回り、朽
ちた木を探すが残念ながらほとんどなかった(T_T)。
次回はスコップ持参でヒラタ狙いを予定しています。が、その前にこの痛めた腰を早く治さなければ!
<今回の採集結果> ナッシング
2月5日(土) 晴
待ちに待った(^_^)2月5日、今日は1ヶ月程前からある方(T氏)と採集の同行を約束しており、関西方
面からわざわざ愛知県まで来られるというわけだ。T氏とは面識がないが電話でのやりとりはあり、それ
ほど知らないわけではなかった。前日に、お昼頃にポイントに到着するよう自宅を出発するとのことであ
り、また2人(H氏、O氏)のクワ仲間を連れて3人で来られるという連絡があった。ちょうど私はその日の
午前中、長男の保育園の発表会があり、どうしても抜けることができなかったので、時間を考慮していた
だき、ありがたかった。
長男の発表会で私はビデオ撮影係を引き受け、カメラのファインダーからのぞく息子の姿を見て、大き
くなったなあ〜と親バカながらビデオを撮っていた(^O^)。どこの親も自分の子供の姿をしっかりと残そう
とビデオ・カメラをまわしている姿はいつ見ても親バカにつきる!と思う自分もなぜか必死で撮影している
のだ。親って、こんなもんだな。
無事発表会も終わり、「さあ〜これからだ!」とハヤル気持ちをおさえ自宅に帰り、素早く昼食を済ませ
た。さっそくT氏に連絡し、今どこにいるのかを確認した。すでに採集ポイントに到着しており、採集にとり
かかっていたが、現在のところオオクワはゲットできていないらしい。私も採集準備をし(いつも車に積ん
である)、車を飛ばした。今回の採集ポイントは愛知県である。そこは1年程前に一度訪れた場所だが、
その時はいなかった。現地に到着すると、3人はすでにコクワ成虫、幼虫などたくさん採集していた。さっ
そく自己紹介し合い、いろいろと笑談したが、一緒に来られたH氏は○○でクワショップを経営されている
という方だ。またT氏は以前このポイントでオオクワ幼虫を採集した経験の持ち主だ。今回は期待できる
のでは?と心の中で思ったが、このポイントはオオクワが生息するような雑木林には程遠いものでやはり
不安だが、この地域はこの環境にオオクワが適するようになったのだと思っている。年頭にこれからは先
入観を捨てて採集にかかろうと思うことにしたので、まずは自分の目で確かめたかった。他の3人は昼食
がまだらしくコンビニへ買出しに行きました。さっそく、枝をかきわけ林らしき中へ入っていった。立ち枯れ
の木を探すがほとんどなく、木の上部に部分枯れした枝もあまりないようだ。もっと奥へと行きたいが、
水がほとんどない川があり、地面がぬかるんでおりそれを横切らなければ奥へは行けない状況だ。
仕方がないので諦め、手前のあたりをバラのトゲに気を付けながら歩き回った。そのうち昼食も終わっ
たT氏から次のポイントへ移ろうと声がかかり、車で移動した。このポイントは次回に行こうと思い、場所
をチェックしておくことにした。T氏からこの地域の採集ポイントに連れて行って欲しいという依頼があり、
勘をたよりにある神社に行った。さすがに神社の中の木はたたくわけにはいかず見るだけにした。いろい
ろな木を見ているとカワラ茸がほどよく生えている立ち枯れの木があり、もしかしたら?と思ったのは私だ
けではなく他の3人も思っていたようだ。しかし、たたくわけにはいかず断念した。
次のポイントは竹藪林のような所であった。ここは倒木からの採集であるが、コクワの幼虫ばかりであっ
たが、H氏曰く、「きっとオオクワですよ。」と自分に言い聞かせるように我々に笑いながら言っていた。こ
の方は楽観主義者だな〜と感じた。いい意味でいいことである。H氏とO氏が奥から1本の倒木を運んで
来た。私はそこで初めての光景を見ることになった。H氏がその倒木を割っていくと大きな食痕が現れた。
これは今までに見たことのないような荒い食痕であった。ここまで見ればわかる方がいると思いますが、
カブトの幼虫が入っていたのです。カブトの幼虫が木にも入ることは知っていましたが、実際に見たことが
なくこれは貴重な光景でした。T氏が「カブトが入っている材は良く、オオクワが入っていることがある」と
いう言葉で元気になり、割ってみるがやはりコクワの幼虫である。
次のポイントは岐阜県の某所である。ここでは脚立を使い、木の上部の枯れた部分を割っていく戦法を
取った。既にたくさんの人が入っており、割られた材が方々に散乱しており、期待が膨らむ。元気なH氏を
先頭に立ち枯れ部分をチェックし割る木を選別した。身軽なH氏が木に登り立ち枯れ部分を切り落とし、
下でその材を割ることに。期待して割ってみるが、カミキリの食痕らしきものばかりでオオクワのそれらし
きものがなかなか出てこない。割る材、割る材、残念ながら全部入っていませんでした。やはり、オオクワ
の幼虫を採集することは並たいていの事ではないのだろう。日没になり、寒くなったので採集を切り上げ、
その後喫茶店にていろいろ談話をし、次回は私が遠征することになったようだ。非常に楽しみである。
それにしても今日はハードな1日でくたくたに疲れました。
<今回の採集結果> ナッシング
1月29日(土) 晴
今年初めての採集である。今月は風邪で寝込んだり、家の中がバタバタしたりして採集になかなか行く
事ができなかったが、それも一段落してようやく行ける事になった。今年こそはワイルドをゲットするぞ!
という思いを胸に自宅を出発した。
今回の同行者はクワ仲間のS氏。1年程前に採集時で知り合った近所のクワ仲間である。
朝8時にS氏の自宅まで迎えに行った。さすがに1月、寒さはこのところ一段と厳しくなったが、好きな
採集のためなら我慢もできるかな?。今回のポイントはS氏が前回採集に行って大きな幼虫(オオクワ?)
をゲットした岐阜県某所である。現地に到着するとそこは雑木林で「これは期待できるぞ!」という思いが
膨らんできた。さっそく前回S氏が幼虫をゲットした大きな切り株から始めてみた。
しかし、この寒さで手がかぢかんでナタで思うように割れません。ましてやこの切り株は非常に硬いので
す。この時点でS氏がゲットした幼虫はオオクワではなくノコのように思えてきました。それでも割りつづけ
ていき、S氏の一振りで幼虫が見えました。慎重に取り出してみると頭の色からしてコクワではないことは
確かなのですが、これがオオクワかノコか見分けがつきませんが、入っていた場所・大きさからしてノコの
ような感じですが、蛹にならないとこればかりはわかりません。その切り株から同様の幼虫を2匹割り出
し、その切り株は硬くこれ以上たたくのは無理と諦めました。次回来る時はスコップでも必要かもしれま
せん。
その後、同じような切り株をあたったのですが、食痕すらなく、場所を変えてみる事にしました。
次のポイントもS氏が前回狙いをつけていた場所で、そこは桜の木である。立ち枯れの木がたくさんあ
り、キノコも生えていたので期待したがこれまた食痕すらなく、ガッカリした。ここで断っておきますが、桜
は国花なので絶対に生木はたたいていません。その後新しいポイントを探す為、方々を歩き回りましたが
なかなかオオクワが生息するような雑木林がありませんでした。
二人とも今日も運がなかったのだと呟きながら帰路につきました。
<今回の採集結果> ノコ(オオクワらしき)幼虫…3頭 ⇒⇒⇒ 不明幼虫のその後
12月30日(木) 晴
約30分程車を走らせ、目的地にたどり着く。さっそく採集道具を車から取り出し、準備を。昨日購入した
ばかりのナタ(2本目)の筆おろしである。1本目は、もうすでに刃がボロボロで切れ味が悪く、体力をロス
してしまい不向きである。車から5分程奥へ入っていき、採集ポイントへ。前回と変わらぬ状態で、その後
誰も入っていなかった。目的の立ち枯れのクヌギの木をさっそくH氏とたたいてみる。たたいても、たたい
ても、目的の幼虫は出てこない。出てくるのは、カミキリ・タマムシの幼虫ばかりである。あっれー、おかし
いな?しばらくすると、H氏が「いたー」と1匹の幼虫を見つける。
丁寧に木から掘り出し見てみると2令の幼虫である。うー、これはオオクワか?コクワか?入っていた場
所からするとノコでもヒラタでもない。オオクワになることを期待して、飼育してみるということになった。
その後、その木はあきらめ周辺を探索してみることに。30分程歩き回ったが、樹液採集には打ってつけ
のクヌギはたくさんあったが、立ち枯れの木はなく、その場所を後に愛知県の某所へ場所を変えた。
そこは、私がしばしば採集に行っているポイントであるが、まだオオクワ幼虫をゲットしたことはない。い
や、そこだからではなく、今まで一度もゲットしたことがないのである(T_T)。
さっそく、ポイントの森へ。最近、このあたりは新しく道路を作っており、この森の環境が変わるのも時間
の問題だと思う。その前にどうしてもオオクワ幼虫をゲットしたいのである。
H氏が入り口で切り株を見つけ、たたいてみるとコクワらしき幼虫を5匹ゲットしました。その後はいろい
ろ木を見てたたいてはみたのですが、幼虫はでてきませんでした。あ〜ア、またダメだったか、とH氏とた
め息をついて、帰路についたのであった。来年こそは絶対にオオクワをゲットするぞ!という思いが2人
の心にはあったのは確かであった。
<今回の採集結果> ナッシング