交配ユリ・現存編(2)
カサブランカ×キカノコユリ

 俺が都築紡績(株)でユリの交配をしていたのは92〜93年ですけどが、その頃はまだ黄色のオリエンタルハイブリッドが無かったので、ぜひ黄色いのを作ろうと思ってカサブランカキカノコユリを交配してみたんだ。


えいの計算では、こうなる筈でした。

 ×    ??
 この組み合わせで「なんでレモンイエローの花が咲くんや?」などと深く追及することは避けてください。そこがえいの勝手なところなんだ。とにかく「黄色いカサブランカ」を咲かせたかったんですけどが、実際に咲いたのはこんな花でした。


キカノコユリ特有 ? の紫の斑点が、ある。

カサブランカ×キカノコユリ
交配 93年7月30日 開花 96年7月2日

 ・・実際に咲いたのはキカノコの花形カサブランカの花色キカノコの紫の斑点、という風変わりな花でした。最初はサスガにガッカリしましたけどが。でもよく見るとかわいい花です。それと、やっぱキカノコの血が混じってるだけあってスゲー丈夫なんだ。今年はじめて3株ほど畑に地植えにしてみたけど、しっかり咲きました。ベランダの鉢植えも大株になって、今年は1株に10輪以上咲いたんだ。8号鉢に4〜5株植えてるけど、なかなか見事なもんよ。
 花のサイズは普通の鹿の子百合と同じくらいですけど、花弁の反転は鹿の子百合ほど強くないです。丈は鉢植えで1〜1.2mくらい。切花にしても結構長持ちします。香りが無いのが残念だ。

 これは今年初めて咲いた花ですけどが。薄く赤い筋が入ります。この交配では未熟な胚が1つしかできなくて、そこから増殖したから全部クローンの筈なんだけど、培養の過程で変異したんでしょうか?? それか、カサブランカには赤鹿の子の血が混じってるのかも? どっちにしても興味深い。


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