沖磯の巻
磯の醍醐味は何と言っても大海原にぽつんとたたずむ沖磯での釣りである。
陸に接した岩場と違って人の侵入が少なく,潮の通りも良いため魚影が濃く,数,型共に豊富に釣れる一番の近道である。
反面,厳しい自然のまっただ中にさらされるため,気象の急変,救助の遅延という危険と背中合わせの環境でもある。
いきなり,磯初心者がこの様な厳しい環境の沖磯(いわゆる一級磯)に上がることは無理であろう。
ここでは,渡船店を利用した沖磯の楽しみ方,マナー,心がけを解説します。
沖磯とは四方が海で囲まれた海の上の岩場を指すだけでなく,船を利用しないと行けないような地磯も含め,総称して呼んでいます。
先輩方が築いてきた船の乗船マナー,磯の上での釣りのマナーは必ず守るように心掛けて下さい。
心無い釣り師一人のために,磯釣り師全員に悪影響を及ぼすことがあることを肝に命じて下さい。
以前に実際に起こったことです。
とある磯で一人の磯釣り師が落水して尊い命を失いました。
その人はきちんと救命具を装着しておりましたが,船に救助されたときは既に死亡しておりました。
おそらく頭部を強打したのだろうという噂ですが,その日は気象条件が良く,落水する危険な行為を行ったことが原因だと思われます。
沖の一級磯の一つだったのですが,その日から磯はフェンスで囲まれ,誰も上がれなくなってしまったのです。
この様な悲劇を繰り返さないためにも必ずマナーは守って下さい。