猫の死体

 ある日,入居されているテナントの事務員の女の子が管理室にやってきました。
 「管理人さん,建物の裏で猫が死んでいるんです...」
 さっそく現場を見に行くと,黒い猫が段ボール箱の上で眠るように死んでいました。(-_-;)
 こういった動物の死骸処理も管理人の仕事です。

 さあ、どこへ連絡したら良いのかわかりません。
 とりあえず管轄の保健所に問い合わせ。
 「OO保健所ですが。」
 「あの〜,猫の死骸があるんですが,こういった事は保健所でよろしいのでしょうか?」
 「いや,死んだ動物は環境衛生局に問い合わせて下さい。」

 次に環境衛生局へ問い合わせ。
 「あの〜,猫の死骸があるのですが。」
 「ペットですか? それともノラ猫ですか?」
 「ノラ猫です。」
 「それでしたら午後に回収に伺います。 ビニール袋に入れて猫と張り紙して,いつもゴミを出される場所に置いておいてください。」
 「....わかりました。」

 さて、猫チャンの死体をビニール袋に入れなければいけない...
 直接手を触れるのはなんとなく気持ち悪いので,かぶせてビニール越しに触ることにした。
 本当に眠ったように死んでる猫にビニールをかぶせ体を抱き上げる.......あうっ,硬直してる......(×_×;)

 死んだ形のまんまで袋に入った猫をゴミ回収指定場所に置きに行く。
 メモ紙で大きく「ネコ」と書いて張り付けると通行人は不思議そうに袋を見て歩いていく。
 (^。^;)

 数時間後,回収したかどうかを見に行くときれいになくなっていました。
 死骸は衛生局の方々の手によって焼却処分されるのですが,なんとなく哀れでした。
 猫チャンのご冥福を祈ります。


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