外壁補修工事顛末1
私が管理する建物も竣工後17年の時を迎えた。
鉄筋コンクリート造りの建物は10〜15年前後で屋上防水や外壁の補修を行わなければならない運命を持っている。
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更に阪神間に存在する1995年以前に作られた建物の大部分は阪神淡路大震災の傷跡を少なからず持っているのが現状です。 私が管理する建物も基礎部の致命的な破壊はまぬがれたものの、外内壁に大きな傷跡を残してくれた。 縦横に走る外壁のクラック。 建物の1階から8階まで一直線に走っている亀裂。 数年前から上層階の各部屋で雨が強い日には雨漏りが始まっていたが、雨水受けの大きなバケツを特注し、天井裏に設置するなどしてごまかしていた。 住人からは「出来るだけ早い修理を」と要求されていた状態だった。 |
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建物の上層階はスロープとなっており下から見上げても見ることは出来ない。 業者が指さしたセットバックした壁面を見て私はガクゼンとしてしまった。 亀裂というような生やさしいものではない。 コンクリートに走るクラックは「隙間」と呼ぶほどに口を開いており、1辺が1.5mほどの大きさの三角錐となって建物から浮き上がってしまっているのである。 このコンクリートの固まりは建物の鉄筋だけで支えられているようで、鉄筋が腐食して力を失えばいつ落下してもおかしくない状態だった。 下は一般の人が歩く歩道。 もし、このコンクリートの固まりが落下したら・・・・と思うとぞーっとしてしまった。......\( ><)シ ぎょぇぇぇ もしかして、と思いビル外壁の総チェックをしてみると、有る有る、あちらこちらクラックと崩落が始まっている場所が・・・ これは建物全体の補修工事を行わなければどえらい事になってしまうぞ。 期間は・・・予算は・・・安全面は・・・住人・近隣へ迷惑をかけてしまう・・・ 大工事になるな〜・・・頭が痛くなってしまった。(-""-;) その年も押し迫っていたし今から資金調達を行うことは不可能なので、補修工事は翌年行わざるをえなかった。 ひたすら、強い地震が来ませんよーに、落下しませんよーにと祈るばかりで翌年を迎えた。 | |