暴力団だった!(正体発覚編)

 これから記載する事柄は全てノンフィクションですが、登場する人物・団体名は仮名にしてあります。
 警察・公安・司法機関等からの要請以外、記載に当たっての資料・データ等は一切公開に応じません。
 自己保身のためですのでご了解下さい。(嘘だと思ってもらってもかまわんちゅうこってす)


 平成10年も暮れようとし、町中がクリスマス気分で浮かれているとある平日でした。
 私が常駐する管理人室の扉がノックされました。
 扉を開けて入ってきた人物は二人。
 一人は身長175センチ前後、体重80kオーバー、ダブルの明るめの色のスーツに身を包み、髪型はオールバック。
 体型と身のこなしから明らかに格闘技を身につけていると思われるいかつい風貌。
 もう一人は痩せ型、ダークスーツに身を包み、頭はパンチパーマ、目つきは鋭く、これまた剣道は5段ぐらいだろうなと思わせる身のこなし。

 キャァ〜〜〜!! き、来た〜〜〜!!~(°°;)))オロオロ(((;°°)~ マル暴関係だ〜〜〜!!
  ションベンチビりそう...    ....少しチビった

男A「すいません、管理人さんですか? ちょっとお話をお伺いしたいことがありまして。」
私 「は、はい。 何でしょう?」 ......(((((((((ToT
男A「おたくのビルの210号室にいた、パソコンサービス(仮称)という会社についてですけどね。」
私 「(やっぱりそうかっ!) は、ハイ...何か?」

 パソコンサービスという会社はこの年の夏から秋にかけて賃料滞納から退室明け渡しの訴訟を起こし、この暮れにようやく片づいたばかりの会社である。

男A「あっ、申し遅れました。 私らこういうもんです。」
と、その男がおもむろに差し出したのは1枚の名刺でした。

男B「私ら大阪府警のもんです。」
男A「パソコンサービスという会社に関して情報を集めておりましてね。 できれば操作にご協力願いたいのです。」
私 「刑事さんですか...」
 (おまえら、本職のマル暴より怖いんとちゃうか!?)と内心そう思った。(o_ _)oパタリ

 特命捜査班と言うと...いわゆる特捜っていう部署。
 すっごいんだ〜と感心した私でした。

刑事A「おたくのテナントのパソコンサービスというのがですね、川ちゃん組(仮称)が運営する偽装会社なんですよ。」
刑事B「広域暴力団川ちゃん組はご存じですよね? そこの直系旗本のあぼーん組(仮称)といのが大阪某所にあるのです。」
刑事A「あぼーん組は川ちゃん組内でナンバー3と言われている武装集団でしてね、こういった複数の企業を使って手形詐欺や商品詐欺を行っているのです。」
私 「....」ガ━━━(゚Д゚lll;)━━━ン!
刑事A「(株)パソコン・サービスによる手形詐欺で被害が頻発しているので、今回こうして訪ねたわけです。」

 この時点でとんでもない相手と訴訟を起こしていたことに気づいた。
 そして、刑事さん達にこれまでのいきさつ、訴訟を起こしたこと、パソコン・サービスは退室していって現在は行方すらわからないことを細かく説明した。



いただいた名刺
(偽造するヴァカがいるので一部編集してあります。)

 刑事さんの説明によると、あぼーん組は傘下の暴力団系金融業者などで焦げ付いた会社、資金に行き詰まった会社や不渡りを出した会社を組織ぐるみで乗っ取り、それらの会社を通じて手形や小切手を乱発し、詐欺行為を行っているらしい。
 それぞれの会社の代表者は手形・小切手の発行者として操り人形にされているらしい。
 捜査本部としては、そんな操り人形や実行犯である下っ端には興味が無く、あぼーん組及び組長への操作のメスを入れたいため証拠と情報を収集しているとのこと。


刑事A「いや〜、問題無く出ていったんですか、それは良かったですね。 スムーズな方ですよ。」
私  「ハハハ..(汗) ホントに出ていってくれて幸いでした。(ヒキツリ)」
刑事B「今後もし、何かありましたらそちらの名刺のところに連絡ください。 たぶん何も無いと思いますが。」
何かあってたまるかっ!!
私  「..はい、こちらも何かあれば連絡致します。」

 こうして2人の刑事さんは去っていったが、後に残された私は頭がパニック状態。
 今後こんなことが起こらないように祈るばかりです。(-人-;)カンニンシテ
 この後、このパソコンサービス、あぼーん組、刑事さん達との接触は全く無縁で現在に至っています。


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