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くろがお遍路から帰ってきた翌日の3月31日、いよいよマンション「M」の本契約をすることになりました。人生最大の買い物なのに、あっさり購入を決めてしまったのですが、いざ契約となると、やはり震えるものです。 約束の時間にF社に行くと、NさんとSくんが出迎えてくれました。そして、くろとなっちは3畳ほどの部屋に通されました。担当というのに、Sくんはここで中座、今回もNさんが相手をしてくださることになりました。 しばし雑談をした後、いよいよ本題。おもむろにNさんは宅建主任者の免許証を出し、重要事項の説明に入りました。なっちは???って感じで話を聞いていましたが、何度か引っ越しを経験しているくろにとっては、「言われたそのまんまだよな」と特に引っかかるところはありませんでした。それよりも逆さから文章をすらすら読めるNさんにびっくり。売買契約書も同じ。 説明が始まっておよそ1時間、さあ、ついにはんこを押す時がやってきました。ドキドキしながら、はんこを取り出し、一つ目のはんこをつきました。「押してしまった」。感慨にふける間もなく、Nさんに言われるまま、次々はんこをついていきました。契約手付け金100万円を払って契約完了。この瞬間、マンション「M」402号室は、くろとなっちのものになりました。 この後、青田買いの特権、間取りの変更などの話に移りました。オプションを提示しておきながら、Nさんはことごとく「付けなくていいですよ」「変更しなくてもいいですよ」と否定してくれました。唯一、「これはお得」と進めてくれた流し台足元温風器だけ付けることにしました。
最後にマンション管理組合の分厚い管理規則が取り出されましたが、「これは暇な時に読んでおいてください」で終わり。駐車場の契約をして、全日程終了。 気が付いたら、2時間が経過していました。くろとなっちは一仕事終えた充実感に包まれながら家路につきました。 |
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