世界最小のHPアップマシン実証実験

好評連載■トノ藤吉の「一日一食!!」

目指せ爆食!で世界中を絨毯爆撃のごとく食い尽くす
元祖”人間バケツ”のトノによる、世界漫遊食い歩き

*このHPは、パーム互換マシン・バイザー+アイモジュール2(カメラ)+
スプリングポート56Kモデムでお送りしています。
ちなみにNIFTYローミングでNET接続です。

文句のある人は上記トノ藤吉までメールを
(上の青反転をクリック!!)

5月5日穴子刺し@釜山

釜山第一食目。魚市場の二階で捌いて刺身にしてくれた穴子。
コリコリとして淡泊。これにアラの味噌汁が付く。

5月6日テジ(豚)カルビ@釜山

繁盛している店に吸い寄せられて食べたテジ(豚)カルビ。
秘伝の味噌ダレと焼いても柔らかい肉が人気の秘密とか。

5月7日参鶏湯@釜山

本場釜山は参鶏湯。いつもサイドディッシュがいろいろ付くが、
お銚子が付いたのにはびっくり。食後にショウガ湯もまた可。

5月8日ユッケビビンパ@ソウル

仁川空港待ち時間に食べたユッケビビンバ。とにかくユッケが山盛でびっくり!。
金浦空港の韓式食堂も大衆的で捨てがたいが、ここも本格で美味。
韓国料理の美味さを味わってみろという心意気が心地よい。
成田空港にもこの気合いを是非見習ってほしいもの。

===ここまで韓国編===

9日から10日はどうなったのだ!!
(実は、この間、ソウル〜成田〜茅ヶ崎〜秋葉原〜茅ヶ崎〜成田〜ソウル
〜関空〜羽田〜(泊)〜成田〜パリというとんでもない旅をしています。
メシを食う暇はないわな〜)

===これよりフランス===

5/11 晩飯抜き(写真無し)
夕刻パリに着くといきなりホテルが見つからず、夜十時までさまよう。
地下鉄乗り継ぎやっとたどりついて食事もとらず、倒れるように寝る。

5月12日スズキのソテー@Paris

安宿の多いバスティーユに移る。地下鉄駅近くのビストロで遅い昼食。
スズキのソテーに香り高いシャンピニオンのソースがよく合う。

5月13日兎のソテーチーズソース@Paris

宿のすぐ近くに古典的ビストロ発見。フレンチならではのジビエ(獣)がスペシャリテとか。
柔らかくローストされた兎にはブルーチーズのソースがまといジューシー。
あっという間に平らげた。グラスワインのボルドーも激ウマ!


フランスここまで
以下、イタリア・ローマ編へ

5月14日カプチーノとサンド@Rome

イタリア人のスタイルに習いバールでカプチーノとサンドイッチ。
イタリア人の朝はバールで甘いパンとカプチーノというのが一般的。

5月15日リゾットとフリット@Rome


ローマののビジネスマンで賑わうセルフサービスの食堂で昼食。
茸のリゾットかと思い、烏賊のフリットとセットにしたら、
これがシーフード、味は悪くないが魚介類がかぶった、しまった失敗。

5月16日ピッツァマリナーラ@Rome

トラステヴェレ通りまで歩く。学生街のここらへんはなんといってもピザが旨い。
入った店もあたりだった。こちらの人は昼にピザを食べることがあるが、
ピザハウスで切り売りしている四角いものが普通。こういう円形のピザは夕食向きだそうだ。

5月17日サンドウイッチ@Is Sardegna

オリビア空港にて。このあと上手く目的地のポルト・ポロにたど着けるか今のところ全く分からない。
非常食の意味も込めて多めに買い込む。
こちらで食べるパンは噛みしめると素朴な麦の味がしていい。
コレはサルディニア上陸第一食目。
期待と不安な気持ちが入り交じった一食。

5/18 蛸のトマトソース@Is Sardegna

鰯(サーディン)の語源ともなったここサルディニア島は新鮮な魚貝が名物。
今夜も蛸のパスタを頼む。こちらの人は吸盤が苦手なのか皮が丁寧に剥いてある。
磯の風味が香る。

●滞在地ポルトポロ
サルディニア島北部Sassari州。北端の港町Palauから西に約10k。
コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)に面したリゾート地。
長い砂州にはミストラルとシロッコが吹き抜けるイタリア随一のゲレンデ。
キャンピングカーで長期滞在するウインドサーファーも多い。


●Hotel Le Dune
今回滞在した三ツ星リゾートホテル。
晴れた日には対岸にフランス、コルシカ島が見える。
2001 4月1日〜6月2日まではオフシーズンの為、一週間滞在、
朝晩リストランテの食事がついて550,000L、3万円弱と格安。
http://www.hotelledune.com

5/19 適当な昼ご飯@Is Sardegna

近所のスーパーでサラミと林檎と鰯のマリネとピタパンを買ってくる。
ペコリーナチーズと豚の生ハムは今朝農家の親父が売りつけに来たもの。
コイツ等を適当にナイフで削ってはパンに挟んで食べる。この生ハム、サラミが絶品であった。
(とうとう自炊に手を出したtono。薬膳カレーだけはふるまわないでね)


●チーズ売りの親父
朝、車にチーズと生ハムを積んで売りつけに来た親父。
モノはいいのだが、多分ぼられたんだと思う。意気揚々と引き上げていきやがった。
しかし日本での末端価格を知ったら彼らの方が腰を抜かすだろう。
それにしてもこのペコリーナも生ハムも臭いの自己主張が強い!
食事の時以外は密閉して引き出しに封印とする

5/20 ホテルの朝食@Is Sardegna


イタリアの一般的な朝食。
ローマでも紹介したがイタリア人の朝食はエスプレッソかカプチーノ、
それと甘いクロワッサンというのがきまり。これは実にシンプルだがしみじみ旨い。
日本ならさしずめ、温かい御飯に湯気たつ豆腐の味噌汁、それに納豆かメザシ
てな感じなんだろう。(あ、いけね、ほんとに食べたくなってきたよ・・・)

●日本との意外な縁
ホテルのPCをオーナーの許可の下、日本語表示、入力可能にさせてもらう。
早速このページを見せると喜んだオーナー氏は意外な話を始めた。
このHotel Le Duneのオーナー、Pietro Pistiddaさんの母方の祖父、Pudinu Paolo氏は、
イタリアで最初の日伊辞典を作った人物だというのだ。その本を見せて欲しいとお願いしたら、
明日、商用でミラノに行くのでその際に探してみるとのこと。詳しいデータの確認もお願いした。
イタリアのはじっこの島にきて意外なところで日本との接点がでてきたものだ。
詳細は追って!

5/21 白身魚のベルナチア風@Is Sardegna


イタリア語でFiletto di Pesce Alla Verndccia
この日のセコンド・ピアットも良かった。むちっとした食感の白身魚をワイン蒸で軽く火を通し、
白ワインとバターのソースで味付けしてある(多分ね。調理法は推測です)。

この白身魚(名前はTracina)の食味はアンコウにかなり近い。
皮もゼラチン質でプルンとして美味しく、素材の持ち味と繊細なソースとの
コンビネーションが絶妙に仕上がっている一皿。
魚好き日本人が食べたら皆大喜びしそうだ。

この日はギャルソンのAntonelloさんが張り切って自らドルチェを作ってくれたり
(Delizia di Antonello だそうです)最後にシェフ手製のあまーい食後酒
(Crema di Limone)を頂いたりとこちらもがっぷりよっつで喰いまくった。
うーハラ苦しい!

5/22サルディニア風ニョッキ@Is Sardegna


サルディニア名物料理を是非、とリクエストしてみたところ、このGnocchetti Galluresiが登場。
地元特産サラミ入りのトマトソースでニョッキが和えてあり、これに名物のペコリーノチーズをかけて頂く。
派手さはないがなにかホッとする一皿。その土地に根ざした日々の糧とはこういう料理でしょう!

ところでニョッキというのはジャガイモ等をを練って一口大にゆでて作るスイトン風の
パスタだと思っていたけども、これは乾燥パスタでした。こういうのもあるのか。

●近況
今日は朝から雨が降ったりやんだり、だいたい一日中ゴロゴロ雷の音が響いています。
カイトボーディングのレッスンの予約を入れていたのですがこの天気では風も吹かずキャンセル。

天気予報を見ると地中海地方全域を分厚く雲が覆い今日明日は天気が悪そうです。
24日朝にはこちらを発つのであと一日くらいはすっきりと晴れた日が欲しいものです。

さて、昨日ホテルのオーナーの話を伺ったところ、彼はこのホテル、リストランテのほかにサルディニアの
特産品を販売するネットショップもやっており、土地の名産と名物料理を明日紹介してくれるということに
なっています。ボッタルカ(からすみ)、生ハム、サラミ、オリーブオイル、ペコリーノチーズ、
白ワインなどおいしいものがたくさんあるそうです。

昨日のサッカー、中田でてましたか?ホテルのスタッフとテレビ見てたけど見あたらなかったような・・・
(後半34分で、バティとトッティを2トップにゲームメーカーに、1アシスト1点GETだ〜)

5/22舌びらめのムニエル@Is Sardegna

会話は最高のスパイス
今日は舌平目のムニエル。やっぱり魚は新鮮で旨い。
隣に一人で来ているウインドサーファーがいたので、一緒に晩飯でもということになった。
アリタリア航空のパイロットのマックスは何回か日本に来たことがあり、日本食が気に入ったあげく、
自宅キッチンに日本のまな板を置き自分で刺身を作ったりするそうだ。
わざわざイタリアからエスプレッソ用の豆や食材を入手している僕とどっこいどっこいというところか。
日本食好きのイタリア人とイタリアン好きの日本人、ヘンな組み合わせである。
しかし考えてみたら誰かと一緒の食事は久しぶりだ。やっぱり会話しながらの食事は美味しい。

5/23 特別レポート:カイトボーディング、あるいは地中海式処刑
カイトボーディングというのは差し渡し3mほどある大型のスポーツカイト(凧)に牽引されて、
ボードを履いた人が海上を疾走するという比較的新しいスポーツだ。この機会にチャレンジ。
今日は3回目にして海上でカイトを操る練習だった。ボートで湾の真ん中に移動して、
教習者は(僕ですね)ライフジャケットをつけてザブン!と海中に飛び込みます。手にはカイトを
操るバーをしっかと持っていて、ここから20mくらいヒモが延びて反対側には例のカイトが
プカプカ浮いている、というのが準備段階。ボートの教官がカイトを持ち上げて風を入れエイ!
と空に放つ。要するに凧上げする練習な訳です。ただし足場のない海中で。
さて、上手くいけばカイトはちょうど頭上に安定するはずだから、その隙にボードを
正面にタグリ寄せて、そろそろとストラップに両足を入れる。この間もカイトのコントロールを
失わないように操作を続けます。それからカイトを引っ張る方向にコントロールすると
おもむろにカイトボーダーが水上を疾走し始める。
大体こんな手順なんですが、どうです?できる気がしますか。
今回僕はボードなし、カイトの水上コントロールのみのレッスンだったんだけど、
海水をかなり味わう羽目になりました。カイトがぐぃーーーん、ぼちゃ、と落ち、
ボートがぎゅーんと引っ張って教官殿がエイッ!と再開、こんなことを何回も
繰り返すとライフジャケットで浮かんでいながらも溺死者が
味わう絶望的な気分がもれなく追体験できます(お得ですネ!)。
ここらでレッスン5回目のアントーニオ君と交代です。彼はさすがにカイトの
コントロールが上手く、苦労しながらもボードを履く手順まで到達します。
でもいざボードを履こうと目を離すとカイトは彼の気を引こうと暴れたり、
力無く墜落する振りをします。その度にアントーニオ君はボードを放り出して
カイトを必死でコントロール。振り出しに戻る、の繰り返し。我が教官殿はその間
ずっと声を張り上げて「右だ!左だ!違う違うそうじゃない、よしがんばるんだ!
おいなにやってるんだオーソレミヨ!」と意味は分からないけど
おおよそこんな感じで叫びっぱなしです。「オイオイそんな言われた通りに
できねーよ!」とツッコミの一つも入れたくなります。
結局アントーニオ君は約20分の健闘の末なんとか2、3秒間水上を走りかけるという成果を残しました。
最後にまた僕に交代です。さっきよりはやや上手く行き、上空のカイトに蒼き地中海を引きずり回される、
という貴重な経験をしながら、これは何かに似ているなあ、と頭の片隅で考えていました。
西部劇に出てくる処刑方法で、罪人の両手をロープで縛り、それを馬に結びつけて走らせ、
埃だらけの町中を引きずり回す、というのがありますよね。馬をカイトに、罪人を僕に、
埃っぽい西部の街を海の中に、と置き換えて想像してもらうと大体の感じは掴めると思います。
どんなスポーツも最初は上手くいかないものだけど、それにしてもいやはや、疲れた!

使用前 わがままなカイト 健闘するアントニオ君

5/23本場のティラミス@Is Sardegna

本日の惨状をマックスに説明して二人でゲラゲラ笑いながらディナーを食べた。
今日はこれだけ塩っ辛い想いをしたのでデザートに甘い物は欠かせない。
本場で食べるティラミスはやっぱり美味しい。今日はまた格別美味しい!

5/24ボッタルカのスパゲッティ@Is Sardegna

マックスの車で送ってもらい昼頃オルビアに着く。街は選挙で大賑わいだ。
こちらでは選挙はお祭りみたいなものらしい。いつも霊感に従い町外れに落ち着いた
リストランテを見つける。ここでついにボッタルガと浅蜊のスパゲッティに出会う。
ボッタルガとはサルディニアの名物で日本の「からすみ」とほぼ同じ物で、おろしたボッタルガを
たっぷり絡めたパスタは長いこと憧れていた料理だ。
待つことしばし、目の前に運ばれてきたそいつを口に運んでみると、香ばしい魚の風味が広がった。
この味わいは鰹節のだしにとても近い。なんだか関西風のうどんを連想させられてなんだか
郷愁を感じる。(このせいかどうか、26日パリで国虎屋といううどん屋を見つけて、
思わずフラフラと吸い込まれてしまった。気がついた時にはキツネうどんを最後のだしの
一滴まで残さず平らげていた。)
《あ、tono、日本と同じことしてる》

5/25 ローマで宿見つからず
ローマは雨だった。駅のTourist Infomationに行くと長蛇の列。今イタリアは選挙でお祭り騒ぎらしく、
手ごろなホテルはどこもいっぱいだ。果たして今夜の宿は確保できるのか?夜九時も過ぎようやく
順番が回ってくる。ここのところ夜になると咳が止まらなくてよく眠れない。今夜は何とかホテルに
泊まりたいものだ。結局4つ星のホテルが予約できたが、地下鉄終点一つ前で降りて、さらにバスで
10分というひどい場所だった。痛む喉を押さえながらなんとかバス停までたどり着いた。
しかし予約したホテルの看板が分かりにくくてバス停を乗り過ごす。結局ここまで来て夜中の見知らぬ
バスで往復する羽目になる。まったくもう、疲れてるときに限ってこのザマだ。おまけに咳はますます
酷くなる。夜半過ぎ、街外れの味もそっけも無い団体旅行用四つ星ホテルにたどり着く。
夕食を取る気力もなく手持ちの薬を飲んで即寝。

5/25 マズイものの話
薬が効いたのか喉の調子はやや良い。朝一で昨夜泊まった四つ星ホテルの朝食を採る。
今回初めて不味いものの話を書くが、ここのクロワッサンが不味かった。昨夜はほとんど
何も口にしていなくてお腹が空いているのに、はっきり分かる手抜きの味だ。イタリアにきてから
毎朝のようにカプチーノと、このやや甘いクロワッサンというシンプルな朝食のお世話になったが、
どこで食べてもとても美味しかった。イタリア人が毎朝食べるもの故、ごまかしが効かないのだ。
では誰に対してならごまかしが効くのか?
周りで朝食を採っているのはアメリカや日本から来た団体の旅行客だ。皆、ホテルの朝食って
まぁこんなもんだろシカタナイ、という顔して食事している。
どうせわかりゃしないんだから、コイツ等にはこのくらい出しておけばイイダロというホテルの姿勢が
かいま見える。別に高級なものを出せといっているのではない。下街のバールで出している普通のもので
十分美味しいのに客をバカにして明らかに質を落とす。こういう値段だけ高くて、客をもてなす気持ちにない
マスプロホテル(日本にも、外国にもあるんですね)には「観光客をバカにするな!!」と声を大にして
言ってやりたい。

5/25 テルミナ駅地下のジェラート
口直しに美味しいものもちゃんと紹介。テルミナ駅の地下のジェラート屋で食べたもの。
パイナップル、ウォールナッツ入りバニラ、ストロベリーが仰天のてんこもりでわずか5000リラ(約250円)だ。
どうだ美味いぞ!ストロベリーなんか苺たっぷりでツプツプしてるぞ参ったか!持ってけ泥棒!
てな美味しさです。
イタリア人は老若男女みんなジェラートが大好きで、ゴッドファーザーに出てきそうな強面のオヤジが
街角でペロペロやっているのも珍しくない。日本で高価なスーツを着た貫禄ある壮年紳士が
同じことをしたら目立って仕方ないだろう。実は甘いものも大好きな僕としてはこういうイタリアが
大層羨ましい。本日イタリアを発つ身としては、ぜひ今のうちにペロペロしておくべきだ!
という結論に達し、テルミナ駅に着いてすぐに食べた一品。

5/26タイ系中華料理テイクアウト@パリ

タイ系中華料理テイクアウト 凱旋門に沈む夕日

 

パリで宿無し
夕刻パリに着く。シャンゼリゼのツーリストインフォメーションに行くと既に閉まっていた。
付近のホテルはとんでもない値段だ。凱旋門の向こうに夕日が沈み、見事な光景だが
宿無しの身にはそれすらもの悲しく映る。
どうする? 思いつくのは安宿の多いバスティーユ。行ってみると、こっちも週末でどの宿も
空部屋が全然無い! 時間はもう10時過ぎだ、またか、また宿無しだ。
頭の中で「昭和枯れすすき」がぐるぐるとフレインし始める。
そのとき道の脇の小さなホテル「ホテル・パックス」に気がついた。ここだけは満室の札が貼ってない。
すがるような気持ちでフロントに行くと、丸眼鏡をかけた小柄な東洋系のフロント係氏は「部屋、無イネ」と
独り言を呟くように宣告した。大きな荷物を背負ったままでこちらの窮状を懸命に訴える。
他に付近のホテルがあれば紹介してくれ、と。しかし彼は、とつとつと、としか表現しようのない英語で
こう言うのだった。「今日は週末ネ。空部屋を付近で見つけるのはベリーベリーディフィカルトよ」。
野宿を覚悟した時、微動もしないでこちらを見ていた彼は、また独り言のように呟いた。
「事務所のソファーで良ければ、泊まってもイイね。但しワタシが夜勤で居る間だけだから6時半には出てくネ」。
有り難い。体調が本調子でないから屋根の下に泊まりたいのだ。異国の地で人の情けが身に沁みる。
事務所に入れてもらい少し話をする。彼の名はピン・ホンさんといい、中国系ベトナム人移民という様子だった。
週末にここの夜勤の仕事をしているとのこと。同じ東洋系でなんとなく同情してくれたのかもしれない。
結局、改装中の部屋に泊めていただくことができた。シャァw)錙爾癲▲肇ぅ譴盪漠・丘刋ヌ・ぢる。
有り難い、助かった。近所のチャイニーズのテイクアウトで食事を簡単に済まし、朝6時に目覚ましを
セットして眠りに就く。やれやれ、今日も何とか乗り切れた。

5/27鴨のコンフィ@パリ

5/27 朝からホテル捜し
朝6時に起きて、ホンさんに御礼を言って宿を後にする。もし今夜も駄目だったらここに来てもいいよ、
と言ってくれる。全く有り難いがこれ以上迷惑はかけられない。それにパリ最後の夜くらいきちんとした
ホテルで過ごしたいものだ。朝一からツーリストインフォメーションに行く。窓口のお姉さんは、
週末でホテルを見つけるのは大変なの、と言いながらもベストを尽くしてくれた。コンコルド広場のそばに
かなり良い部屋を確保。さっそく移動してチェックイン。部屋は今までで一番快適だ。全く昨夜となんという
違いだろう。一夜を境にして天と地の差だ。

5/27 鴨のコンフィ
夕食に入った店でたまたまお隣にいた日本人ご夫妻とお話をさせていただく。こちらに9年間も仕事で
滞在されているがもうすぐ帰国されるとのこと。久々の日本語の会話をじっくり楽しみながらの夕食。
本日のメインは鴨のコンフィをチョイスした。自身の脂でじっくりと揚げ焼きにされた鴨は外はカリッと、
中はしっとりとして格別の味わい。これは当たり、他のお客にも、わ!あれいいわね、と羨ましがられた。ち
ょっと誇らしい。ご夫妻と日本での再会を約束してお別れする。本当に、昨夜とは何もかも違う。

以降お楽しみに! 

これまでの食いまくり旅の軌跡:韓国 日本 大阪 東京 成田を経由し
パリ、ローマで食いまくり、今サルディニア!

つづく