岐阜大学地域科学部・富樫(ktogashi@cc.gifu-u.ac.jp)
 個人的なホームページは作らない主義(作ってる時間がないだけ)ですが,このネットワークのホームページの作成・更新は担当します.一応,地理屋なので,地図やら景観論については個人的な趣味でコンテンツを作らせてもらいます.

岐阜の歴史について
・岐阜市,近代編・現代編
・岐阜県の百年(丹羽邦男・伊藤克司,山川出版社)−書評は「岐阜近代史研究会会報」
・岐阜県の歴史(松田之利 他)
・岐阜市の歴史(高野)
・加納町史

金華地区の歴史
・米屋町史
・金華誌史
・金華小学校史

景観・風景の計画・デザインをめぐって−景観論の古典

「空間の経験」(イ=フ・チュアン,ちくま学芸文庫)
 人間主義的地理学の代表的文献.地理学のみならず,心理学・哲学・人類学・歴史学・建築学などの博識に基づいて,「幾何学的」または「カオス的」な「空間space」が,人間の経験を通じて感情や意味・秩序が与えられた「場 place」となるのかを論じている.(大学院の時に先生と1対1で原書(Space and Place)を読みました)

「20世紀の都市景観」 (リチャード・レルフ,筑摩書房)
 チュアン とならぶHumanisitic Geographyの研究者(「場所の現象学」もちくま学芸文庫).都市景観の概説には最適なものの一つ(訳者の一人の神谷さん(金沢大学)も友達).

「日本の景観」(オーギュスタン・ベルク,講談社新書)
 日本にも通じたフランス人地理学者の著書の一つ.岐阜市の都市景観フォーラムの第1回でも報告されました.

「日本の景観」(樋口忠彦, ちくま学芸文庫)
 ハードな建築論から離れて,自然的・歴史論的・文化論的な景観論を展開した先駆的な著書.

「都市のイメージ」(ケビン・リンチ,岩波書店)
 理想の都市を求めて,まず住民が現実に抱いているイメージ構造を,パス(動線,電車・道路・水路),ノード(結節点,乗り換え点,徹明町の交差点),エッジ(自然的・人工的境界,川岸,山麓),ディストリクト(岐阜公園とか),ランドマーク(金華山!)に分けて論じた基本文献.日本では「風景学入門」(中村,中公新書)がこれを適用している.

「アメリカ大都市の死と生」(ジェーン・ジェイコブズ,鹿島出版会)
 近代的都市計画の機能分離(ゾージング)を痛烈に批判して,仕事や生活をしている住民のまなざしが遊んでいる子供たちにも注がれているような街のあり方の大切さを唱えている.1961年の著書であるが,いまだにその生命力・批判力は失われていない.全国都市問題会議「都市の活力」(1996年,岐阜市で開催)によせた「都市の活力とは」では,成長主義的都市主義からの転換をジェイコブズのその後の議論を引きながら論じた(富樫)

「人間のための街路」(ルドフスキー,鹿島出版会)
 これも古典となった"Street for People".道路・建物だけの人のいないモダン都市計画ではなく,歩きやすく,人の賑わいに満ちた街並みを提唱している(日本の浅草とかも出てくる).