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嗚呼!情報教師・数学教師
生徒の仕事(数学係)

教育実践!

 学校を卒業した人は思い出して下さい。在学中の人は周りを見て下さい。各クラスにはいろんな委員や係りがいます。学級委員はその代表的なものですが、他にも号令係・座席表係などがあります。他に、教科係もありますが、今回は私と深く関わりのある数学係についてです。

 私はほぼ毎日宿題を出しています。そのため、生徒一人一人に採点済の宿題を直接返そうとするととんでもないことになります。また、席替えが1ヶ月に一回のペースであります。生徒の席と名前・顔が一致する頃に席替えになるので、これもまた直接返すことを困難にしています。

 ところで、私は修士時代にT.A.(Teaching Assistant)という仕事をしていました。これは自分の研究室の教授の補佐をするもので、学部生の授業で使うプリントをコピーしておいたり、テストやレポートの採点をしたり、研究やゼミで使う論文をコピーしたり、試験監督をしたり、数学科の催し物の準備・後片付けをしたり、といった仕事をしていました。私のいた大学院では、T.A.は年間契約職員扱いだったので、小額でしたが毎月給料を頂いていました。このT.A.の経験があったので、数学係にはT.A.の様にいろんな仕事をさせています。

 「T.A.の様に」といっても、数学係りに数学的な仕事をさせるのではなく、授業時以外のサポートをさせています。具体的には、

  • 授業開始5分前に採点済みのプリントが入ったフォルダを、職員室の私の机に取りに来る。
  • 採点済みの宿題を生徒達に返却する。
  • 生徒達の提出する宿題の回収(受付)をする。
  • 回収した宿題を種類別に分類する。
  • 授業ノートを当番の人に渡す。
  • 下校時に職員室の私の机上に提出する。
などです。仕事のサポートをするという経験を高校生活で体験してもらおう、というのが主なねらいです。


ホントのトコロ・・・

 私は修士時代にT.A.をしていました。その仕事は、

  • 毎週のように学部生のレポート採点
  • 出欠表を閻魔帳に付ける
  • 学部生に配るレポートをワープロ打ちをしてコピーをする
  • ゼミの時に飲む珈琲を毎週用意
  • 教授会の資料の整理
  • 研究室の片付け
  • e-mail の使い方を教授に教える
  • お昼ご飯のコンビに弁当を買いに行く
  • 懇親会で使う飲み屋の予約をする
  • 他多数
・・・といったもので、召使のように働いていた記憶しかありません。(T_T) その上大変な薄給で、月給は当時していたコンビニバイトの半分以下でした。こんなT.A.の経験があったので、数学係には私が経験したT.A.の様にいろんな仕事をさせています。とはいっても高校生の数学係りです。数学的な仕事は全然なく、雑用係です。

 数学係に立候補して数学係になった生徒は頑張ってくれますが、不本意で数学係になってしまった生徒は最初は嫌がります。そんな生徒には「クラスの皆のために役立つ仕事なんだから、頑張ろうよ。」と言ってなだめます。それでも食い下がる生徒には、「数学係の仕事は平常点に加えるけど、仕事をしないと減点だ。仕事すれば給料はもらえるけど、仕事をしないと借金するのと同じ原理だ。」と、無茶苦茶な理屈で納得させて仕事をやらせます。

 先に述べた通り、各クラスは月1回のペースで席替えがあり、ほぼ毎日宿題を出しています。そのため、提出物(宿題や課題)の返却・回収受付を私一人で行うのは大変困難であり、やりたくありません。また、毎日宿題を出すので、その分類作業も大変なものになります。そこで、全ての提出物の返却・回収受付や分類作業といった大変面倒で時間のかかる仕事を数学係に押し付けています。

 「まるでジャイアンではないか!教師がそれでいいのか!」と言う方がいるかもしれませんが、
それは大きな誤解です。

「若い時の苦労は買ってでもしなさい。」 と言うではありませんか。せっかく授業料を払って下さっているのです。存分に苦労をして頂きましょう。

(-人-)
合掌

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