Na(ナトリウム)、K(カリウム) 等、一価金属塩が溶解した廃水処理では濃縮して
塩分を分離せねばなりません。浸透膜法、透析膜法、蒸発法の濃縮操作が応用さ
れます。
濃度が高い塩水の濃縮には蒸発法が適しています。
省熱濃縮装置 TS-FP型は蒸発効率が450%超です。少ない熱で蒸発濃縮します。
飽和溶解度近くまで濃縮して、後工程の乾燥機におくります。
サーモ ヒートポンプ応用、三重効用方式を採用しています。
ボイラから供給される蒸気は高圧です。蒸発缶内で原水を蒸発させる温度は80℃
以下で、真空状態で熱を利用します。エネルギイ・ポテンシャルが高い高圧蒸気を低圧
(真空)まで膨張させるエネルギ落差をエジェクタを応用して原水から蒸発した蒸気を圧
縮するのに使います、
(サーモ ヒートポンフ原理応用)。
この圧縮蒸気もまた原水蒸発用熱として利用します、高圧蒸気の熱量+圧縮蒸気の熱量の合計が蒸発用熱量として役たちます。合計熱量は高圧蒸気の熱量に対
し、通常2倍を越えます。
さらに多重効用原理も応用しています。
原水は予熱してから蒸発させます。
蒸発に適する水温は50℃以上です。常温の原水を、凝縮器から廃棄する低温蒸気を用い予熱します、凝縮器に組み込まれた予熱器で昇温されます。
予熱された熱量分は、原水蒸発用熱として働きますから熱量節約になります。
三重効用、だが蒸発缶は一体構成です。
設置面積節約を目的とした構造ですが、装置の表面積が縮小し放熱損失が減りました。